このつれづれの会を始めて40年になる
ここ二年は休んでいた
一人の出席者でも行っていたチャ子ちゃん先生の根の部分のお話会
第四土曜日と決めていて、この日は絶対に他の仕事を入れずに開催していた
毎年テーマを決めてそれについての学習
時にゲストをお招きしお話をしていただいた
中目黒に事務所を持っていた時そこから集まった方がいまだにいいお仲間でいる
長い間にはなくなった方もいらっしゃる。勿論足が遠くになった方も。時々どうしていらっしゃるかしら?と思い出している
亡くなった方で印象的な方は、私より一回りもお年が上で、女学校の先生をされていた方、裕福な方で素晴らしい着物や帯をたくさんお持ちで、若いつれづれの仲間に惜しげもなく差し上げていらした
「淑女」という呼び名のふさわしい方で、優雅な身のこなし語り方、深い知識も振りかざさず、淡々とノートを取ってくださっていた
病に倒れたとき病院から電話があり「もう一か月の命らしいお会いしたい」しかし誰にも言わず一人でこっそりいらしてね、という言葉に深い悲しみを抱いた
またもうひと方はいよいよ手術をするという時、私の事務所に古代朝顔の鉢植えを持っていらしいて、「しばらくお会いできないと思うわ」と美しい顔を上げてひっそりと笑って静かに去っていき、そのままお会いできずにいた。しかし頂いた古代朝顔は多くの方に種を差し上げ、広がっている。もちろん毎年楽しませていただき彼女を偲のぶ時間がある
更にもうひと方
「比佐子先生の傍にいたい」とおっしゃって、伊豆の病院から新宿の東京医大へお引越し、出来るだけ病室に顔を出したが、いよいよという日に地方出張で間に合わず、葬儀には出向いた
葬儀の後事務所に戻ると「モンシロチョウ」が部屋の中に入ってきて私の頭の上を数回旋回して表に出て行った
「ご挨拶にいらしたのね」とスタッフたちが分かるほどにひらひら嬉しそうに飛んでいた
暫く亡くなった前後になるとモンシロチョウが部屋に入ってきて舞う。
つれづれの仲間たちに愛されたこの会を再開することが出来て何よりうれしい
来年からまた第四土曜日12時から16時まで、場所は銀座「ゆうき丸」でしばらく腰を落ち着けるつもり
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