チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

虎の尾を踏んだ安倍首相

2013年09月08日 10時10分36秒 | 日記
七年後の東京オリンピックが決まり賛否両論
マイナス点はすぐに思いつくが
此の七年間を如何に大切に過ごすかを考えた方が良い

まず
世界は日本を注目する
そう言う中で原発を推進できるだろうか
原発推進政策は転換をしなければ開催辞退にもなりかねない

更に今回首相はご自分の政治生命を賭けてプレゼンテーションをしていらっしゃる
スポーツに政治を持ち込んでしまった!
此の付けは大きいし重い
一都市のスポーツの祭典が国の主催になったのだから
何が何でも成功しなければ政治の問題になってしまう

意気揚々と帰国し
増税とか原発推進とか憲法改正とかに手を染めてしまうと
この国は一気につぶれる七年なんて持たない
七年後の開催日に国がナイト云うことだってある
それは五輪を政治利用したから

しかし逆手にとって
日本人の本当の美しい姿を世界に広げるチャンスだと考えたらどうだろう
生活文化を美しく整えた忌部族の平和な考え方が
本来の日本人の魂の中に宿っている
日本から戦争をなくす波動を伝えることも出来る

いち早く原発をなくし
自然との共存共栄の模範を示すことも出来る
日本人独特のおもてなしの心をもっと磨いて世界の人を受け入れることも出来る
日本人の手工芸である伝統工芸の技を世界に伝えることも出来る

日本人は自信を持って誇り高く日本人としての生活文化を世界に公開し
平和と穏やかさそして静かさを認識してもらえる良いチャンスだ

宇宙はそう言う意味で日本を選んだのだと想う
私たち日本人の覚醒のために
決して政治家に任せてはいけないーーーと思う
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蚕四令になりました

2013年09月07日 09時21分05秒 | 日記
四回脱皮してだんだん大きくなった蚕
生まれて初めて蚕を飼っている青年は
「可愛くて仕方ありません」
とにこにこ顔

桑の木を自分で育てその作業をアノ東北大震災の次の年からはじめ
弱った山に元気な桑の木が育ってきた
桑の葉にいろんな要素があることがわかり
大学の先生と組んで研究を始め「クワチャ」を造り販売を始めた

桑の葉をみていると蚕に食べさせてあげたいと思い
蚕を飼うことにした
と先日相談にいらした青年

早速二万頭の蚕をゲットして
廃校になった小学校の音楽教室を蚕部屋にした
素人でも飼いやすい種類の蚕だが
そうはいっても相手は生き物
目を外すことは出来ない

「かわいい」
と思ってくれればもう安心

廃業した養蚕農家のかたも何かと相談に乗ってくれいる
養蚕農家も本当は続けたいしかし後継者が育たなくて断念せざるをえなかった人が多い
今青年達が土に戻ってきたのだ
経験豊かな養蚕農家の人たちの知恵も必要であろう

そこかしこ
小さいけど日本はやっと日本人らしい人が増えてきている感じがする
どんな繭を造るのか
そのときの青年の喜びの顔がもう目に浮かぶ

病に強い蚕をと研究している農工大の横山先生に早速報告

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今日はナイト・コスモス

2013年09月06日 10時58分33秒 | 日記
朝からセキドが今日のナイトコスモス用の食事準備
包丁のリズムカルな音が
今日の少し暑さが和らいだ空気とマッチして平和を感じさせる
こう言うささやかなことが幸せ
戦争などしているとこう言う小さな平和を根こそぎ持って行く

人は平和に穏やかに豊かに暮らすために生きているのに
どうして戦争などしたいのかしら
戦争も職業のうちらしい
戦争を仕掛けて稼ぐ人たちも多いという
ぼつぼつそう言う時代から足を洗いたいね

今日のナイトコスモスは
徳島の高校の先生をしてらっしゃる林さんのお話
それは「忌部族」の話

忌部は古代日本で平和の心をもって
養蚕・麻の栽培・米の栽培・畑の作り方
漁業・林業・道作り・街作り・信仰など
あらゆる生活文化を広めた家系だ

そこに権力者の藤原家が台頭してきて仕掛けられた権力争いにのらなかったために
名前を知る人も時代と共に少なくなったが
私たちの生活文化は忌部氏の広めたことが伝えられている

そして日本人の根底にある自然を敬う心も此の忌部からのもの

高校の先生をなさりながら忌部の研究をライフワークになさっている林先生
今日はどんな話になっていくのか楽しみ

18時30分開始
19時45分頃から食事
会費 3150円 準備の都合があり15時までにお申し込み下さい
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地球学校

2013年09月05日 09時39分33秒 | 日記
33歳の青年が日本の未来地球の今後そして宇宙との共存を考えて
土と共に生きることにしたという
そして若い人を集めて農業の勉強をし
それぞれの地方に散って日本の農業をもり立てる人材を創るという

なんとスバラシイ
こう言う若い日本人がそこかしこに生まれてきたことが嬉しい
チャコちゃん先生の「きものという農業」を読んで下さってから
衣の文化を語って欲しいと仰ってくれた
勿論一も二もなく承諾
今までの取材や考え方が役に立つのならこんな嬉しいことは無い

そういえば11月に早稲田大学でやはり「きものという農業」を読んだ方の推薦で
講義を持つことになって居る
チャコちゃん先生がきものから学んだことは
人と自然との共存共栄と蚕に学んだ無条件の愛
此の二つを心底大事だと思えば人は争ったり競ったりはしない
と言うことは戦争という愚も避ける事が出来る

33歳の青年は美しい妻を娶り
二人が中心になって農業人口を増やす夢を語ってくれた
今はもうすでに無農薬の米作りをしている
早速無農薬玄米を注文するチャコちゃん先生
しっかりしている

これから
養蚕、麻の栽培などにも向かって行きたいと
土と向かい合うことは自分自身の内部との会話も多くなり
本当の使命に楽しく歩んでいくのだと思う

「楽しい」と思えることを続けられる人生が一番価値ある生き方ですものね

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備蓄のすすめ

2013年09月04日 09時30分00秒 | 日記
今朝恐ろしいメールが入った
何か起きるかもしれないが
その日のために備蓄は必要
大きな変化の前に何があろうともうろたえないことだと思う

そう言う人を私たちは此の4年間ずっと見てきた
へこたれず何があっても人の悪口は言わず
じっと耐え本当のことが明るみに出る努力をした人
この人の受けた苦しみを考えると
難でも耐えられるという気がしてくる

ほんの少しでも空き地があったりベランダがあれば
そこに葉っぱ野菜を植えよう
玄米を備蓄しよう
お水も揃えておこう
簡易トイレも必要
たくさんのビニール袋やトイレットペーパー
メモ用紙
軍手懐中電灯電池の類
そして何より現金は1000円以下にしておいた方がいい
自家発電機もいいものが出回っている
公園の住民はもうすでに利用しているよ

大金持ちは安全な国に引っ越せばいい
あればーーだけど
一般の人は一緒にこの国を守ろう

こういう事が起きないことを望むが
今のような状況では起きても当然かなとも思う
そして起きた後こそいい社会がやってくる
そういう思いで国と地球を守りたい

耳に入ったり
目に触れたものは一つの情報として真摯に受け止めるチャコちゃん先生
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久保田万太郎の世界

2013年09月03日 08時31分04秒 | 日記
といっても
久保田万太郎を知っている人たちが少なくなった
チャコちゃん先生は久保田万太郎さん最後の方の生徒で
「舞台芸術」という科目を勉強したとき
演劇について熱く静かに語ってくれた姿を思い出す

全部の授業をでたわけではなく
いまでは惜しかったと思うけど
若いときは目の前の快楽の方に気が行きますものね

さて
先日文学座が浅草の見番で「久保田万太郎の世界」を舞台に上げたというので見に行った
役者たちが
昔の市井の人たちのしゃべり方や仕草などを正確に表現していたのには感動

改めて思ったのだが
日本人の日常の仕草がそのまま演劇になるほど動きが美しい
急須にお湯を注ぐ
お茶碗にお茶を入れる
お盆を持って立って座って
テーブルにお茶碗をだす
お茶をすする

みんなみんな絵になっていく

究極は
舞台上できものを着替える
この日も昔きもののモデルをしていただいた山崎美貴さんが登場
妹ゲイシャが普段着から外出着に着替えるところのポイントを手伝っていた
二人の息が合い
みるみるきものが身体にまといつき帯がするすると巻かれていく
そのときの姿態のなんと美しい

きものだからこそ絵になる

昔杉村春子さんの舞台できものを着替える仕草に舌を巻いたが
文学座は杉村さんと久保田さんの遺伝子がちゃんと脈打っていた
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ビッグイシュー

2013年09月02日 11時14分49秒 | 日記
路上で浮浪者風のオトコが売っている雑誌をビッグイシューという
初めてその姿を見たときは何かいかがわしい雑誌だろうと黙殺
しかし新宿西口に行くたびにその姿を見つけ
一体何だろうと思ってその雑誌を買ってみた
つまりは普通の雑誌であった

それで編集部に問いただしてみた
ちゃんと編集部も有り
そこではその雑誌の売り上げの一部を浮浪者の生活費に当てていると言う
内容も真面目だし販売部数が増えれば
公園や路上をねぐらにしている人が減ってくるのだ

公園では良く食事を振る舞っているグループがあるのだが
その姿は浮浪者の仕事をするという気を奪っているようにしか見えないといつも思っていた
浮浪者も自分の才覚で
ゴミ箱に捨てられた週刊誌を売って生計の足しにしている人を見かけたりすると
「生きよう」という姿勢を感じ読みもしないのにその週刊誌を買ったりする

小さなボランテイアにもなるのだが
きものを着ている女が路上雑誌を買っている姿を見るとみんな不審な顔をする
しかし
昨夜の7時NHKのニュースでこのビッグイシューのことを取り上げていたので
これからは奇異な顔をする人も減るだろうし
率先して購入する人も増えるかもしれない

心なしか最近の売り手は顔艶もよくなり
身形も清潔になってきた
此の雑誌の中身に日本の良さをもっとたくさん書くようになると良いと思う
有名作家が無料で執筆するようになればもっと販売数が伸びるであろう

こう言う地道な政策こそ本来の政治ではないの?

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美しい写真の撮られ方

2013年09月01日 09時49分03秒 | 日記
現場できものの撮影に長年立ち会ってきて
きものを着たときの美しい姿をチャコちゃん先生なりに習得した
それを昨日青山の「ゑり華」さんで実践

女性を美しくするのが心底好きなチャコちゃん先生
一人一人の身体の癖を生かしながら
座ったり立ったり
その写真を社長の花岡隆三さんが撮り
今はすぐ印刷ができるので
出来上がった写真を見て皆さん大満足

そりゃあそうだよ22歳からずっと現場で撮影に立ち会ってきたんだもの
初めの5年は洋服だがあとはずっときもの
たくさんのカメラマンともつきあったが
きものの写真のうまさは藤井秀樹さん
もう亡くなったけど本当に彼の撮る着物姿の女性は
生き生きととした色気がでる
その秘密をチャコちゃん先生はじっと盗んでいたんだな

だけど自分の時は出来ない
それは照れがあるから
でも撮影のロケハンでは仮のモデルになって
こうだああだとポーズを付けるのだが
時々その写真を大きく伸ばしてくれる
それが今でも秋桜舎に飾ってあるけど自慢の一枚だ!

だからロケハンは必ずチャコちゃん先生はきものでないと叱られる

他にも当時は大御所がたくさんいらしたけど
藤井さんとの仕事は厳しいけど楽しかった
女優さん達もさておいてスケジュールをとっていたね
藤井さんの写真は自分を美しく映してくれるのを知っていたカラー-

そういう秘伝の数々でお客様を美しくしています
今月は16日、10月は14日
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