いまBSで日曜日に高倉健主演映画が放映されている
彼らが大活躍のころチャ子ちゃん先生日本映画を一切見ていない
生意気盛りで、西欧の文化は尊く、日本は文化度が低いと「洗脳」されていた
その延長で日本映画に興味を示さなかったのだ
この洗脳は着物を着はじめ、着物関係者に取材をしていく段階で
「日本は世界一文化度の高い民族だ」
と解けていく
見なかった日本映画がテレヴィで見られるのはありがたい
で
昨日は「大雪予報」のおかげで予定が消えて、「駅」という映画を観た
先週も予定が消えて「遥かなる山の呼び声」を観た
双方とも高倉健と倍賞千恵子共演、更に舞台が北海道、「駅」の監督は降旗康夫、倉本聡脚本「遥かなるーー」は脚本監督山田洋二、1981年と1980年。二人の監督の表現が微妙に違い、その違いが心地よかった
この時代の映画は見終わった後清涼感が残る。どうしてだろうと思ったら、作る人も演じる人も心が一つになっている大人集団だからだ。小道具のひとつ一つに配慮を感じ、セリフにも、動きにも「情」をどういう表現にしていくのか、「情」が絡まってくるとカメラは北海道の雄大な自然を見せる
映画を作る人たちの、作り上げていく喜びが手にとるようにわかる。日本人はこういう映画つくりをしていたのだと、いまさらのように映画人を尊敬する心が自分の中に生まれた
2月26日(土曜日)12時から始まる
「比佐子つれづれ」
今回は元東映の宣伝部長 福永邦昭さんをゲストにお迎えする
日本映画華やかなりし頃の宣伝部長から、映画つくりの俳優や監督またスタッフなどの動きや心根の話を聞くのが楽しみでもある
福永さんは定年後も角川映画に携わり、今も角川春樹さんの本のプロモータをなさっている。今頃日本映画に目覚めているチャ子ちゃん先生の師匠