チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

薬を飲まない生活40年

2022年02月02日 10時25分42秒 | 日記
幼い頃かなり重い病気を何回か、更に二回生死のはざまをさまよったけど、今思えば治癒能力を高めることに知恵を絞っていた母のおかげで、根本的な基礎体力がついた

がしかし
戦後教育の中で西洋医学に傾倒するようになり、せっかくきちんとした体を持っていたにもかかわらず、気管支の弱い私はその手の薬をよく飲んだ

女子大の寮で生活をしていた時、東京にインフルエンザがはやり、寮生のほとんどがそれに罹り大広間でみんな寝ていた。チャ子ちゃん先生には猛威を振るうインフルエンザが避けて通っていて、一人懸命に介護に回っていた記憶がある

その時
「バカは風邪ひかない」
と同室の上級生に冗談紛れに言われたのに、瞬時にぶん殴り、舎監にばれて田町に住む叔母が呼び出され注意を受けた

その話を叔母から聞いた母は
「ヒサコはそんなに元気になったのね、えらいね殴るほどの気力があって」
「全く、あなたもあなたなら親も親ね」
と叔母は苦笑していたが

母は治癒能力を高めるために苦労した思いがあるので、インフルエンザにかからなかったことも含めて私の元気がうれしかったのだろう

このころまでは薬と全く縁のない生活をしていたのに
社会人になり仕事上風邪ぐらいで休むわけにもいかないと勝手に自分で決めつけ、薬を飲むようになった
咳止めが主な常備薬となり、ラジオ番組を持っていた時はまず咳止めを飲んで番組を始めるという塩梅だった

そうするうち風邪をひいてもいないのに咳が出るようになり、更に頻繁に咳止めを飲むという悪循環
とあるとき
アーユルベーダ―の蓮村誠医学博士と知り合い
「細胞から奇麗にしましょう」
ということで「パンチャカルマ」という療法を10回
母が苦労して自然治癒力を高めたのに私が勝手に薬に頼り細胞を汚していた

それ以来薬を飲んでいない
コロナにもかからない体だとチャ子ちゃん先生は自分の体を信じ切っている
それが親孝行
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反応しない

2022年02月01日 10時38分26秒 | 日記
「反応しない練習」草薙龍瞬著 
この本が今売れているらしい
中身を読んでいないが確かに反応をしないと苦しみや悲しみから遠ざかることが出来る。読んで見ようと思う

そう
人の話に反応しなければ、悲しみも苦しみも半減する
勿論反応をしなければならない時もある

チャ子ちゃん先生はすぐ反応するタイプで若い時はどれほどそれで苦しい思いをしたかわからない
しかし反応が早いことでいろんな恩恵もあった。たくさんのことも教わった

2015年
生涯で初めてというような私的な猛攻撃を10か月受けた
その時つらい悔しい思いを打ち明けた友人が
「同じ土俵に立たないことよ、悔しい思いは全部私が聞いてあげる」
その言葉に甘えて昼も夜も泣きそうな気持を電話報告した
その都度その友人は、ただ黙って聞いていて
「同じ土俵に立たないでね、過剰反応しないでね」
とその言葉を繰り返すのみ

私と一緒になって悔しがるわけでもなく、私を諭すでもなく、合いの手を入れてじっくりと話を聞いてくれるけど、私が話す話には一切反応はしない、つまり話を広げて一緒になって思い悩まない

そのおかげでチャ子ちゃん先生も
「反応をしない」
ということになれ
「同じ土俵に立たず、相手の言葉に反応しない」
という態度でいたら、私自身がとても楽になり、相手に対して憐れな気持ちを抱くようになった

友人との会話も
その相手の立場や育ち方、今までの生き方などへの思いやりが生じて、そういう人生を送らなければならない理由を理解する会話になっていった

そして相手のことを教師と思えるほど私自身が成長した
「ここまで自分の恥部をさらけ出させてくれてありがとう」

友人も
「比佐子さんのおかげで私も一緒に成長できたありがとう」
二人で
「神様が彼女を使わしてくださったのね、大変なお役ご苦労様、感謝だわ」
と手を合わせた

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