いつもにこやかな表情の90代の女性の患者さんが来院されました。
脈を診るために両手を取った際に、きらりと光る指輪が目が止まりました。
いつもにこやかな表情の90代の女性の患者さんが来院されました。
脈を診るために両手を取った際に、きらりと光る指輪が目が止まりました。
国分寺から谷保まで散策。今回の目的地は谷保天満宮です。
武蔵国分寺跡はいつ見ても開けていて気持ちが良い場所です。
落葉している状態で枝の形を観察するのも面白いし、野鳥観察がしやすいのが何より嬉しい。
以前はスズメくらいしか分かりませんでしたが、最近はシジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、ムクドリ、ヒヨドリ、オナガは遠くからでも分かるようになってきました。
野鳥たちにとって食べ物が少ないこの時期は、様々な種類の野鳥が混群を作り一緒にいる姿が見られるのも楽しみです。ヒヨドリが賑やかに鳴きながら飛び回っています。
桜の蕾もあちこちで見られました。
白黒猫4匹発見!
日向ぼっこしているところを驚かして逃げさせてしまうのは申し訳ないので、ぎりぎりの距離感を保って眺めました。
普段は車でよく通る道も、歩くと景色が変わって見えるので新鮮。鳥の声が聞こえたら確認したりしているとサクサクと前に進むことはできませんが、時間を気にぜずのんびりと歩くのは心地良いです。
1時間ほどで谷保天満宮に到着。
梅はまだこれからという状態でしたが、数本花が咲いている木がありました。
今熊山に行ってきました。
あきる野市から八王子市にかけて広がる都立秋川丘陵公園の中にあります。
先月、都立小峰公園に行った際に、今熊山の麓にある金剛の滝が気になったので、そこを目的地に歩きました。
今熊神社の駐車場から出発。
登山道というよりも参道のような雰囲気です。
思ったよりも傾斜がありましたが、見晴らしの良い所が幾つかあるので、景色を楽しみながら登りました。
日向と日陰の気温の差が大きく、衣類で調整しながら進みます。
山道としてはきつい道だと思いますが、よく整備されて歩きやすかったです。
寒い中でもふもふしたものを見ると暖かく感じます。
趣のある石灯籠。
小さなお稲荷さん。
山頂が近づいてきました。
狛犬は1匹だけ。
山頂に到着。505mなので高尾山よりも気軽に登れると思います。
遠くに都心のビル群やスカイツリーが見えました。
神社を通り過ぎて、目的地の金剛の滝へ向かいます。
急斜面を下る道。膝にきました。
雪が残っているところは一層寒かったです。
ひんやりした空気の中を進むと、滝が見えてきました。
金剛の滝に到着。
凍っている滝を久しぶりにみました。とってもきれいでした。
滝の右手にある穴を通ってみることに。
真っ暗な中、鎖を掴んで登るのはドキドキしたけど面白かったです。
穴を抜けるとさらに滝が。こちらも本当に美しかったです。
滝から戻る道もきれいでした。
苔や枝にも雪がうっすらと。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年は開院10周年の大きな節目の年でした。
オリジナルの手ぬぐいを作成してお配りしたこともあり、記念の年らしいことができたかなと思います。
この一年も様々な症状を抱える患者さんとの出会いがありました。少しでもお力になることができればと工夫を重ねる日々でしたが、経験を積むほどに難しさを感じるところもあり、今一度基本を大切に丁寧に施術をしていこうという思いが強くなりました。
夏にはこれまでで最もCOVID-19の脅威を感じることになり、鍼灸師にできること、人としてできること、先が見えない中でいろいろと葛藤したところもありました。
感染対策にこれが絶対というものはないけれど、マスクの着用・手指消毒・換気など、できることを着実に継続していくだけなのかと思います。何より自分自身の体調をしっかりと整え続けることが大切です。
年齢による身体の変化を感じ始めたこともあり、今年から休日の数を少し増やしました。そのことで予約が取りづらい状況を加速させることになってしまいましたが、現時点でこのように判断したことは良かったと感じています。
来年は治療間隔が空いても症状を改善する効果が持続するように、患者さんご自身が行えるセルフケア、生活する上でのアドバイスをより充実させていけたらと思っています。
体質や症状の改善のために細かいアドバイスをすることもありますし、何度も同じことをお伝えしてしまうこともありますが、半信半疑でも、少しずつでも、実践して頂けると嬉しいです。
来年こそ、会いたい人に会いたい時に会えるような状況へと変化していくことを願いつつ、年越しを迎えたいと思います。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。
あきる野市の小峰公園へ。
ビジターセンターに駐車して、野鳥の観察ができればいいなと思いつつ散策開始。
あちこちで紅葉が見られる季節。
山梨県の竜門峡に行ってきました。
7時過ぎに第二駐車場に到着。気温は3℃。
日川沿いの遊歩道を進みます。
水力発電所がありました。
例年よりも紅葉の進みは早かったようで、足元には落ち葉がたくさん。ふかふかの感触が心地よく、木々の香りも楽しめました。
炭焼窯跡。
少しずつ川に近づいていきます。
天鼓林。
地盤が固い奥秩父の山中特有の現象で、足を強く踏み鳴らすと地中からポンポンと鼓の音に似た共鳴音が還ってくる場所だそうです。
自分でジャンプした時はよく分からなかったのですが、夫がジャンプすると確かに音が響いていてびっくりしました。
久しぶりに小説を読む休日。
小川糸さんの『ライオンのおやつ』を完読しました。
最近は小説を読むことがなく、少し前にテレビドラマで同作を見たのがきっかけで読みたいと思い手に取りました。
余命宣告を受けた主人公が、最後の日々を過ごす場所として瀬戸内の島にあるホスピスを選び、本当にしたかったことを考え実行する様子が描かれています。
生まれていた以上、「死」は誰にも訪れること。
そのことを私たちは知っているけれど、日々の暮らしの中で意識し続けることはありません。
大切な人がなくなったり、病気になったり、身近に死を意識せざるを得なくなった時に真剣に向き合うようになるものなのかもしれません。
この小説は「人生の最後をどう生きるか」をテーマに、ホスピスで毎日出される「おやつ」を通して話が進んでいきます。
どのおやつもとてもおいしそうで、読むだけで暖かな気持ちになります。それぞれのおやつには入所している1人1人の人生のエピソードがあり、どの人生も尊いのだと改めて気付かせてくれます。
主人公が自分に起きたことを受け入れていく過程も、受け入れた後に最期の日を迎えるまでの日々も、とにかく丁寧に表現されていると感じました。実際に主人公のような経験がない私にも、疑似体験をしているような生々しさも感じました。
誰にもいつか訪れる「死」をいきなり突きつけられるような鋭さは全くなく、読み進めるに連れて「死」にじんわりと親しんでいけるような感覚。
今生きている人は皆「死」を体験していないし、体験した人は「死」を語ることはできません。それでもこの小説を読むと、言葉にはし難い大切な何かに気付かされるような気がしました。
ドラマを先に見て原作を読んだ感想としては、小説の雰囲気をしっかりと味わえるキャスティングだったのではないかと思いました。
生きるということ、そのことがシンプルに淡々と描かれているように感じられるので、個人的には原作の方がより好きです。
小説の舞台となった瀬戸内の島は、愛媛県大三島なのだそうです。
松山市に住んでいた私は小学校の行事と、10年ほど前に帰省した際に来島海峡大橋を渡るついでに少し立ち寄ったのと、2回行ったことがありますが、落ち着いて大三島を観光したことはありません。
松山市は海へアクセスしやすいので瀬戸内海には親しんで育ちましたが、島から眺める瀬戸内海はより一層穏やかな感じがします。
この小説を読んでいる間、その穏やかさが常に感じられました。
冒頭の写真は数年前に帰省した時に、着陸前の機内から撮影したもの。
いつか、ゆっくり大三島を訪れてみたいです。