はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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重陽の節句

2014-09-09 16:45:45 | 
今日は重陽の節句。

重陽の節句はもともと中国の習わしです。中国では9は陽数(奇数)が極まる数とされていて、9月9日はそれが二つ重なるめでたい日としてお祝いしていました。それが日本に伝わって来たそうです。

また、ちょうどこの季節に咲く菊の花弁が丸く重なり広がっていることから、菊は重陽の花とも呼ばれています。

日本では奈良時代から重陽の節句に宮中や寺院で菊を鑑賞し、平安時代以降は杯に菊花を浮かべてお酒を酌み交わす宴が行われていたそうです

菊の花は年中お花屋さんで見かけるので日本の花だと思っていたのですが、今回いろいろ調べていたところ、実は大和時代に中国から薬草としてもたらされたものだと知って驚きました
菊には不老長寿の薬効があると云われ、それが菊酒の風習につながったとか。


現代ではこの時期はまだまだ残暑が厳しく、菊の花の美しい姿を楽しめるのはもう少し先になりますが、今夜は満月
東京では昨日の中秋の名月を観賞できなかったので、今夜こそお月見を楽しみたいです



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