はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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お灸の注意点

2014-10-12 11:15:00 | 鍼灸
台風が来る度に段々寒くなってきましたね
こういう季節には自宅でのお灸を患者さんにお勧めする機会が増えますが、その際に注意事項をお伝えしています。

先日このブログでも自宅でのお灸について書いたのですが、注意点についてお伝えしていないのに気付きました

お灸はとても気持ちの良いものです。
最近は台座の付いたお灸が実店舗でもネットショップでも購入可能で、気軽にお灸できるようになりましたが、火を扱う、ということを意識する必要があります。

以前、友人が自宅でお灸をしていた時、フリースの袖口が気付かないうちにお灸に当たって溶けていたことがあったそうです
化学繊維は熱に弱く溶けやすいので、長袖や、重ね着をするこれからの季節は特にご注意ください。

また、台座の付いたお灸は直接肌に触れないのでやけどすることはほとんどないとされていますが、体質によっては水ぶくれになったり茶色く着色してしまったりします。
冷えなどに効果のある三陰交というツボの辺りの皮膚は白くて薄い部分なので、水ぶくれや着色が起こりやすい可能性があります。
比較的丈夫な、足三里(足のすねの部分にあるツボ)辺りで試されるといいかもしれません。

治療していても時々自宅でのお灸によるやけどの痕を見かけるので、どうぞご注意くださいね
コメント
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