はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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チョコレートはほどほどに

2016-02-15 21:39:55 | 養生
昨日はバレンタインデーでした。チョコレートをプレゼントした方、プレゼントされた方、自分へのご褒美に買った方。チョコレートを食べた方は多かったのではないでしょうか。

私は国立のroom103での、natsuno hiraiwaさん・kukkaさん・セトキョウコさんの3人展に行ってきて、セトキョウコさんのガトーショコラを購入して食べました。

ラッピングも素敵です。


原材料は、チョコレート・バター・きび砂糖・生クリーム・卵・岩塩・ゆず・生姜・蜂蜜。
セトキョウコさんのお菓子は以前食べた時にも感じましたが、それぞれの素材を最大限に生かしている気がします。



チョコレートの原料のカカオにはカフェインが含まれているので、集中力が増したりやる気を起こすのに役立つことがあります。ほんのひとかけら口にするのは程よい刺激を与えてくれるのでいいと思いますが、チョコレートにはカカオの強い苦味を中和させて食べやすくするために大量の砂糖と、食感を滑らかにするためにカカオバターを取り除いていないので、脂肪分も多く含まれています。

私は子供の頃からチョコレートが大好きで、ファミリーパックのチョコレート菓子を一気に食べてしまうことも度々ありましたこのくらいにしておこうと思いつつ、一口食べたら次も欲しくなり、ついつい最後まで食べてしまい、その結果、胃が重たく気分が悪くなったことは数知れず。
カカオ自体は身体にいい面もありますが、チョコレートの場合、糖分と脂肪分も大量に摂取することになるので、胃腸の弱い私には当然の結果だったと思います。
東洋医学を学び始めてからは少しずつ食べる量を減らすことができました。日々学ぶ中で、チョコレートをなどの甘いものの摂り過ぎは体を冷やし、体内に余分な水分を溜め込む性質があることを知ったからです。私の場合はお血体質で、血液の流れが停滞しやすいということもあり、このような体質の人にはチョコレートは合いません。実際に食べる量が減っていくことで、体がどんどん楽になっていきました。

ちなみにお血とは、血の巡りがわるく流れが停滞して、必要な部分に栄養が届かなかったり、うっ血することで冷えが起きたりすることを云います。
身体に顕れるサインとして、クマやあざができやすい・しみそばかすがある・舌の裏側の静脈が黒っぽく浮き出ている、などがあります。
症状としては、頻繁に頭痛が起きたり、イライラしやすかったり、生理痛がひどかったり、手足が冷えたり、背中や肩がこりやすい方は、お血が溜まっているかもしれません。

当院で私と同じようなお血体質の方に問診してみると、ほとんどの方がチョコレート好きです。類は友を呼ぶ、と云いますが、本来取るべきではないものに限って取りたくなるのも困ったものです。
私自身の経験もあるので、やめたくてもやめられない辛さも分かります。でも、少しずつでも量を減らすことで体が楽になることも経験済みなので、心を鬼にしてチョコレートを減らすようにお伝えしています。


今では自分でチョコレートを買うことはほとんどないので、今回久しぶりに買って食べましたが、やっぱりおいしいですね
どんな食べ物でも食べ過ぎは良くないですが、たまに少し食べるととても幸せな気分ですっきりします。自分の体質や体調を見極めて、ちょうどいいタイミングで食べるのは大事だなと思いました。

今、家にチョコレートの在庫を沢山抱えている方もいるかもしれませんが、一度に大量に食べ過ぎないようにお気を付けください。
特に女性は生理中や生理の前は避けた方がいいと思います。イライラする時や不眠の時にも控えるようにしてくださいね。
コメント
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