2月10日放送のクローズアップ現代、「”肩凝り解消”で思わぬ被害!? ~癒しブームの陰で何が~」を観ました。
凝りや疲れを解消するために施術を受けた結果、身体に深刻なダメージを受けたケースが、ここ5年間で1000件以上報告されているそうです。
番組の冒頭で被害を受けた方の映像や写真を見ましたが、あまりに深刻な症状で愕然としました。
強い圧力で押されたために、広範囲に渡り全治1か月のあざができた女性。頸部に施術を受けた刺激で脊髄を損傷し、歩行や食事など日常生活に大きな影響が出てしまった男性。この男性は仕事も辞めざるをえなくなったとのこと。
こうした被害が増え続けている原因として番組内では、
・医学を知らない人が施術をしてしまっている。
・医学を学んでいても知識だけで、いざ臨床の場で正しい見極めが出来なかったり、技術が未熟だったりする。
ということが考えられるとされていました。
また、国家資格取得者の施術所では効能表示(どこに効く、なにに良いなどの表示)をしてはいけないが、国家資格を持っていなくても開設できる施術所では「肩こりに効く」などの表示ができることも、被害を起こしている原因の一つになっているのでは、ということでした。
これに関しては、国家資格取得者の施術所でも効能を表示可能にすることで変わる可能性もあるかと思いますが、国家資格を持つことで医療従事者となり、その行為の責任の大きさを考えると難しいとも思います。
国家資格を持っていても医学を正しく深く理解していなくて、技術が無資格者に劣っている国家資格保有者がいるのも現実です。特に規制緩和で新設校が増えてからは、医学を学びながら充分な施術技術を磨くための場がないことにも技術低下の要因と思われます。
たまたま私はしっかりと実技を学べる学校を選べたのですが、実技を充分に学べずに苦労している人の話を聞いたことがあります。
人の身体に触れるからには、国家資格取得者として一人一人の状態に臨機応変に対応できるよう、さらに研鑽を積みたいと思いました。
この業界にいると、鍼灸や整骨院・リラクゼーションなどの資格や技能の違いについて知っていますが、患者さんにとっては初めて知るということも多いと思います。施術所の種類ごとの国家資格の有無・保険取り扱いの違いなどが少しでも分かりやすくなればいいと思います。
これから何らかの施術を受けようとしている方は、その施術所のHPを読んだりして特徴を知った上で、ちょっとした疑問や不安がある場合は遠慮なく質問してみるのが確実だと思います。施術する側と施術を受ける側が信頼関係を持てることが、何よりですから。
凝りや疲れを解消するために施術を受けた結果、身体に深刻なダメージを受けたケースが、ここ5年間で1000件以上報告されているそうです。
番組の冒頭で被害を受けた方の映像や写真を見ましたが、あまりに深刻な症状で愕然としました。
強い圧力で押されたために、広範囲に渡り全治1か月のあざができた女性。頸部に施術を受けた刺激で脊髄を損傷し、歩行や食事など日常生活に大きな影響が出てしまった男性。この男性は仕事も辞めざるをえなくなったとのこと。
こうした被害が増え続けている原因として番組内では、
・医学を知らない人が施術をしてしまっている。
・医学を学んでいても知識だけで、いざ臨床の場で正しい見極めが出来なかったり、技術が未熟だったりする。
ということが考えられるとされていました。
また、国家資格取得者の施術所では効能表示(どこに効く、なにに良いなどの表示)をしてはいけないが、国家資格を持っていなくても開設できる施術所では「肩こりに効く」などの表示ができることも、被害を起こしている原因の一つになっているのでは、ということでした。
これに関しては、国家資格取得者の施術所でも効能を表示可能にすることで変わる可能性もあるかと思いますが、国家資格を持つことで医療従事者となり、その行為の責任の大きさを考えると難しいとも思います。
国家資格を持っていても医学を正しく深く理解していなくて、技術が無資格者に劣っている国家資格保有者がいるのも現実です。特に規制緩和で新設校が増えてからは、医学を学びながら充分な施術技術を磨くための場がないことにも技術低下の要因と思われます。
たまたま私はしっかりと実技を学べる学校を選べたのですが、実技を充分に学べずに苦労している人の話を聞いたことがあります。
人の身体に触れるからには、国家資格取得者として一人一人の状態に臨機応変に対応できるよう、さらに研鑽を積みたいと思いました。
この業界にいると、鍼灸や整骨院・リラクゼーションなどの資格や技能の違いについて知っていますが、患者さんにとっては初めて知るということも多いと思います。施術所の種類ごとの国家資格の有無・保険取り扱いの違いなどが少しでも分かりやすくなればいいと思います。
これから何らかの施術を受けようとしている方は、その施術所のHPを読んだりして特徴を知った上で、ちょっとした疑問や不安がある場合は遠慮なく質問してみるのが確実だと思います。施術する側と施術を受ける側が信頼関係を持てることが、何よりですから。