私は2008年8月から3年間、師匠の治療院見学で学ばせて頂きました。
今年の8月で師匠の元を離れて6年。当時一緒に学んでいた弟子仲間と、6年ぶりに見学をすることになり、先日行ってきました。
久しぶりの見学は本当に嬉しくて、程良い緊張感を持ちながら見学しました。
勉強会で目にする師匠の治療と、ご自身の治療院での治療。どちらも鍼灸治療の醍醐味を知ることのできる貴重な機会ですが、私は後者の方がより好きです。
それは患者さんへの接し方に、師匠のお人柄が現われているからです。
今回来られた患者さん方も症状は様々。メンテナンスに通っている方もいれば、難しい症状を抱えている方もいました。
一人一人に対して最善な方法を探りながら治療される姿は以前と変わっておらず、さりげなく優しい言葉をかけられるのもそのままでした。
基本に忠実に一つのツボを丁寧に扱う。そして患者さんへの程よい気遣い。
この6年の間に、もしかしたら師匠は私には理解できないほど高みに上り詰められているかも、という考えは全く筋違いでした。常に基本を大切に、真摯に患者さんと向き合われていました。
臨床50年を迎えられてもなおそれを徹底して行っていることに、強く感じるものがありました。
私もそんな師匠の優しさに触れてきましたが、中でも印象に残っている事があります。
6年前の2011年、あと数ヶ月で師匠の元での勉強が終わるという頃に、自宅兼治療院が可能な物件が見つかりました。
物件が見つかった勢いで開業したものの、勢いだけではうまくいかず、予想以上に苦戦しました。
そんな時に師匠にお会いして、つい泣き言を言ってしまったことがありました。
「とにかく辛抱してやっていれば大丈夫だよ、安心して自信持ってやりなさい。」
笑顔でこう答えてくださり、随分と心が軽くなったのをはっきり覚えています。
師匠は決して多くを語りませんが、治療を見ることでいろいろなことを学べます。鍼灸治療だけではなく、人として大切なこともたくさん教えてくださいます。
これからも機会のあるごとに学びを重ね、師匠のように普遍的な東洋医学に基づいた鍼灸治療の醍醐味を、優しさとともにより多くの方に体験してもらえるようになりたいと思いました。
今年の8月で師匠の元を離れて6年。当時一緒に学んでいた弟子仲間と、6年ぶりに見学をすることになり、先日行ってきました。
久しぶりの見学は本当に嬉しくて、程良い緊張感を持ちながら見学しました。
勉強会で目にする師匠の治療と、ご自身の治療院での治療。どちらも鍼灸治療の醍醐味を知ることのできる貴重な機会ですが、私は後者の方がより好きです。
それは患者さんへの接し方に、師匠のお人柄が現われているからです。
今回来られた患者さん方も症状は様々。メンテナンスに通っている方もいれば、難しい症状を抱えている方もいました。
一人一人に対して最善な方法を探りながら治療される姿は以前と変わっておらず、さりげなく優しい言葉をかけられるのもそのままでした。
基本に忠実に一つのツボを丁寧に扱う。そして患者さんへの程よい気遣い。
この6年の間に、もしかしたら師匠は私には理解できないほど高みに上り詰められているかも、という考えは全く筋違いでした。常に基本を大切に、真摯に患者さんと向き合われていました。
臨床50年を迎えられてもなおそれを徹底して行っていることに、強く感じるものがありました。
私もそんな師匠の優しさに触れてきましたが、中でも印象に残っている事があります。
6年前の2011年、あと数ヶ月で師匠の元での勉強が終わるという頃に、自宅兼治療院が可能な物件が見つかりました。
物件が見つかった勢いで開業したものの、勢いだけではうまくいかず、予想以上に苦戦しました。
そんな時に師匠にお会いして、つい泣き言を言ってしまったことがありました。
「とにかく辛抱してやっていれば大丈夫だよ、安心して自信持ってやりなさい。」
笑顔でこう答えてくださり、随分と心が軽くなったのをはっきり覚えています。
師匠は決して多くを語りませんが、治療を見ることでいろいろなことを学べます。鍼灸治療だけではなく、人として大切なこともたくさん教えてくださいます。
これからも機会のあるごとに学びを重ね、師匠のように普遍的な東洋医学に基づいた鍼灸治療の醍醐味を、優しさとともにより多くの方に体験してもらえるようになりたいと思いました。