はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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冬の道東2020 屈斜路湖畔・神の子池

2020-02-13 21:12:36 | 日記

旅の2日目、午前中はSOMOKUYAのスノーシューツアー。

本来は藻琴山を散策する予定でしたが、強風のため屈斜路湖畔の散策へ変更。

森の中に入るとほとんど風がありません。ガイドの土田さんの説明を聞きながらゆっくり進んで行きます。


ツリガネタケ。2つ合わせると釣鐘の形になることから名付けられたそうです。

こちらは名前がわかりませんが、うっすら雪が積もってかわいいです。
きのこの生えている姿はかわいいのですが、こうなった木はあまり長く生きられないそうです。
 
松ヤニ。ストレス度チェックに用いられることがあるようで、良い香りに感じると疲れが溜まっているとのこと。
私たちは全員良い香りに感じました…でもこの旅でしっかり疲れが癒えそうです。
 
森の中でひと休み。おやつはスモア。コーヒーによく合っておいしかったです。
 
再び散策開始。
途中、アカゲラが木をつつく音が聴こえてきました。
近くの木にいるのを発見。肉眼でも十分見えましたが、双眼鏡で見ると頭の赤い色がよりはっきりと確認できました。アカゲラは尾に針のようなものがあり、両足と尾の3点で体を支えているのだそうです。そのために、激しく頭を振る動作が可能になったんだなぁと納得しました。
屈斜路湖が見えてきました。今年は全面結氷していません。

風にあおられた氷が集まっていました。

この状態が進むといわゆる「御神渡り」、アイヌ語ではカムイ・パイカイ・ノカ(神の歩いた跡)です。

氷がしっかりしている部分を少しだけ歩きました。


 
午後、夫の両親とは別メニューで、私たちはネイチャースキートレック。
 
美幌峠の予定でしたが、相変わらず強風のため、神の子池周辺の散策となりました。
神の子池は2017年秋に初めて来て、感動した場所の1つです。思いがけず行けることになり期待が高まります。神の子池のある清里町の方が屈斜路湖のある弟子屈町よりも雪深くなるそうで、ふかふかの雪の中をスキーで進んで行きました。

途中、木の株に積もった雪にストックで顔を描きました。


枝にぶら下がっている氷。小さなものがあちこちにあるので、それを見つけるのも楽しみ1つです。
神の子池から流れ出ている川沿いを進んで行きます。

クリスマスツリーのようなエゾマツ。

さらにさらに進んで行きます。今回でスキーは3年目なので、少しは慣れてこれまで以上に景色を楽しむ余裕が出てきました。


神の子池に到着。

冬季はあまり人が立ち寄らないためか、木道の柵にモコモコに雪が積もっていました。

木々に葉が付いている季節はその色を池に反映してより青く見えるようですが、それでも十分すぎるきれいな青でした。


こんな光景を眺めながらティータイム。
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紅茶とワッフル。これもおいしかったです。

正面の木の表面に人の顔っぽい模様ができていました。

ティータイムを終えて神の子池をぐるっとひと回り。

来た道を戻ります。

帰りは緩やかな下りなのでスイスイ進めました。

楽しかった散策が終わり、再び弟子屈町へ。
 
清里町のカントリーサイン。ムクゲと斜里岳と焼酎工場が描かれています。
 
ガイドの土田さんとお別れした後、砂湯へ移動中にキツネがいました。

こんな感じで車から食べ物を与えられる機会を待っているキツネが結構いるのだそうです。

その姿はかわいかったけれど、車から餌を貰うキツネはいずれ交通事故に遭ってしまうそうです。
 
屈斜路湖畔の砂湯に到着。
強風で波立つ湖面に、例年よりは少なめでしたが白鳥がいました。


もっと眺めて居たかったけれど、あまりに風が強く、寒すぎて早々に退散。
 
 
毎年宿泊させてもらっている「お宿かげやま」さんと美留和駅で待ち合わせ。宿の場所が少々わかりづらいため、先導してもらいました。

北海道限定サッポロクラシックと弟子屈サイダーで乾杯。

きのこのスープはいろんな種類のキノコがたっぷり入っていて、身体の芯から温まるおいしさでした。

そば粉のパスタもかげやまさんお手製。ミョウガのアクセントがそばの香りと良く合っておいしかったです。

根菜と鱈のアンチョビ煮。1つ1つの食材の味わいがしっかり感じられて楽しめました。

桜鱒のムニエルは素材自体のおいしさもさることながら、焼き加減とソースが絶妙で大満足でした。

食後はコーヒーとプリン。こちらもかげやまさんお手製。何度も頂いていますが、本当においしい。
 
雪の降る中、露天風呂で温まって、あっという間に眠りに落ちました。
 
 
 
 
 
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冬の道東2020 鶴居村・摩周湖・川湯温泉

2020-02-13 00:04:00 | 日記
今年も道東へ行ってきました。
今回は夫の両親と一緒。両親は冬の北海道は行ったことがないということで、ぜひその素晴らしさを体験してもらいたいとお誘いしました。
記録的な少雪ということでしたが、機内からもその様子は伺えました。


釧路空港到着後、レンタカーで釧路市街へ。回転寿司で腹ごしらえをしました。
 
そのあと向かったのは鶴居村。まずは鶴見台に行きました。



タンチョウの群れを眺めるのも素敵でしたが、空を羽ばたいていく姿は圧巻でした。



少し車で移動して、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリにも行きました。

ずっと眺めていたいのですが、今季一番の冷え込みとなったこの日はとにかく厳しい寒さで、ネイチャーセンターの中でひと休み。
コーヒーカップにもタンチョウが!
センターの方からタンチョウの話を聞きながらのコーヒータイムは楽しかったです。スタッフのみなさんのタンチョウに対する愛情がひしひしと伝わってくるので、ここで越冬するタンチョウたちは幸せだなあと思いました。
 
しばらくすると、窓から求愛ダンスをする姿が見えました。ひと組のペアがダンスを始めると、周りでも次々とダンスが始まりました。テレビで観て知ってはいましたが、とても美しくて素晴らしかったです。
 
実際のタンチョウと同じ重さのぬいぐるみ。けっこう重かったです。

鶴居村のカントリーサインはタンチョウでした。

道路の反対側には標茶町のカントリーサイン。多和平展望台が描かれています。

ひたすら真っ直ぐな道を走り、弟子屈町に入りました。弟子屈のカントリーサインは摩周湖と白鳥。(摩周湖には白鳥はいなくて、いるのは屈斜路湖です。)


今回もSOMOKUYAさんのツアーをお願いしました。
初日は摩周湖の周りをスノーシューで散策。
風も強く、ガイドの土田さんによると体感温度は-35°とのこと
夫の両親は初めてのスノーシューなので、平坦な道から始めて少しずつ上り下りをするコースを歩きました。



冬の摩周湖。摩周岳(カムイヌプリ=神の山)も見えました。



少しずつ雲が出てきたのと、日没が近づいてきたことで寒さが一段と厳しく感じられました。

時折姿を現す太陽を見ると、なんとなく暖かく感じてほっとしました。
 
初日のツアーは無事終了。
宿のある川湯温泉へ移動。チェックイン後、食事まで時間があったので、開催中のイベント「灯の森」に行ってきました。
 
撮影はやっぱり難しかったのですが、ダイヤモンドダストがちらちらと舞っていました。


しずくばし。今年もきれいでした。







3つある光の真ん中がまんまるの月。

宿に戻り、温泉に入って芯から温まりました。昨年日帰り入浴をした時は、酸性度の高い川湯温泉は肌がピリピリするほど刺激を強く感じたのですが、今回はさほどでもなくじっくりお湯を楽しめました。
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