ご近所で見事な牡丹の花を見かけました。
七十二候の1つに、「牡丹華」があります。ぼたんはなさくと読みます。牡丹が大きな花を咲かせる時季にあたり、今年は4月30日から5月4日までです。5月5日は立夏、もう夏の始まりが近づいていることに驚きます。
牡丹は、中国では花の王と呼ばれ華やかさの象徴とされています。
種類はたくさんあり、色もとりどり。花の王、というのは本当にぴったりな名前だと思います。
二十四節気では「穀雨」の時期。
地上の穀物に実りをもたらす、という意味があります。変わりやすいといわれる春の天候も、この頃には落ち着いてきて次第に日差しが強くなるとされています。
穀物や野菜が育つために必要な雨が降る季節です。
確かに新芽や若葉がぐんぐん育ち、新緑の美しさは日に日に増していますね。
茶摘みや田植え、種まきもこの時期に行われます。
落ち着かない状況が続いている世の中ですが、季節は確実に流れて変化し続けているのだなあと実感します。
こちらの写真は少し前に治療院で飾っていたムシカリ(オオカメノキ)。
1週間ほどすると生け替えるときに花びらはポロポロと落ちます。
なんとなく捨てがたくて写真を撮りました。
きっと山ではムシカリが見頃を迎えているのかなと思います。
きっと山ではムシカリが見頃を迎えているのかなと思います。
今年は見に行けないのが残念ですが、こうして切り花として愛でるのもなかなか良かったです。
花は終わってしまいましたが、枝葉はまだまだ元気。もうしばらく目を楽しませてくれそうです。