4月以降自宅で過ごす時間が増えて、少しでも有意義に過ごすための工夫をされている方が多いと思います。緊急事態宣言は解除されましたが、ウイルスがいなくなっている訳ではないので、引き続き注意を払いつつ過ごしたいですね。
ここしばらく患者さんのお話を伺う中で、お菓子作りをしているという話題を耳にすることが増えました。
甘いものが好きな人、苦手な人、あってもなくてもいい人。それは体質や生活状況によって違いが起こる場合がほとんどです。
人が甘いものを食べたくなるのには理由があります。
・胃腸の働きが弱っている時
・ストレスが溜まっている時。
・緊張している時。
甘味には、身体を滋養する作用、身体や気を緩める作用があります。
ここしばらくの状況下では自然と手が伸びやすくなるのは当然かもしれません。
ただし気を付けたいのは、甘味=お菓子、ではないということ。
東洋医学的には、鶏肉、エビ、もち米、黒豆、かぼちゃ、さつまいも、トマト、人参、大根、などを甘味として考えます。
摂取する上で気をつけたいのは食べる量です。身体を滋養するといっても摂りすぎては却って健康を損なうことになってしまいます。
甘味を過剰に摂るとむくみや頭痛、消化不良の原因にもなり得ます。適切な量を摂ることで上手に気持ちをリラックスさせられるといいですね。
また、甘味はお菓子ではなく普段の食事の中で自然に摂るのが理想です。
自分でお菓子を作ると、かなりの量の砂糖が必要なことに気付くと思います。ある程度砂糖使用しないとうまく作れないものもありますが、せっかく自分で作るのであれば、極力使用量を減らすといいですね。
もちろん砂糖も甘味の1つですが、白砂糖よりは黒糖や甜菜糖やきび砂糖など精製されてないものを使った方が良いでしょう。
冒頭の写真は加藤けんぴ店さんのどら焼きです。
時々登場するどら焼き、密かな楽しみの一つです