はりぶろぐ

鍼灸師のブログです。東京都国分寺市にて孔和堂鍼灸院を開業しています。
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道東初夏の旅2022 その2

2022-05-24 20:48:55 | 日記

釧路湿原をカヌーで下るツアーの出発点、塘路湖に到着。

前日の源流ツアーの時よりも大きめのカヌーに乗り、出発です。


まずは釧路川支流のアレキナイ川を下ります。



早速オジロワシ発見。
頭から背中にかけて白いほど歳を重ねているとのこと。
このオジロワシは若め。足元には捕獲したと思われる魚。少しずつ食べていました。
しばらくするとオジロワシの下の枝にカラスが
止まりました。おこぼれを狙っているのだそうです。
 
しばらく下るとエゾシカ発見。お尻の白い毛がふわふわに膨らむと警戒しているサイン。この時は大丈夫でした。

穏やかな風の中、ゆったりとカヌーが進みます。

ウワミズザクラがここでもたくさん咲ていました。

この辺りで釧路川に合流。

鳥が飛んできたのが目に入り双眼鏡で見てみると、アカゲラが木をつついていました。
木の右側、キノコの下にいます。

こちらの写真では木の左側に。木をつつく直前を撮影できました。


アカゲラに出会えたことを喜んでいると、「キツネがいます」との声が。
換毛期で、鮮やかな夏毛がところどころ見えました。


正面に大きな鳥の巣発見。

オジロワシのものだそうです。双眼鏡で見てみると、巣の右側に親鳥と思われるオジロワシがいましたが、巣の中にはヒナの姿が見当たりませんでした。


少しカヌーを止めると、鳥の囀りや水音がよりしっかりと聴こえます。

再びエゾシカの群れ。真ん中の2頭がずっとこちらを見ていました。

川幅が広く、緑も豊か。

水流で土が削れた部分に、カワセミやヤマセミが巣を作るそうです。

細岡駅周辺でカヌーを降りて、トイレ休憩。

せっかくなので線路を見学。

ここでは間近でウワミズザクラをたのしめました。

あちこちに綿毛のようなものがたまっています。



これはヤナギの種。カヌーの上でも顔に当たったりして、ふわふわ待っていました。


トイレ休憩から戻ると、ランチが用意されていました。
おにぎり、わかさぎのマリネ、燻製タコ入りの卵サラダ。

ソイの味噌汁。

遠くにいる食事中のタンチョウを見ながら、最高のロケーションでのランチタイム。

土田さんが撮影してくれた1枚。

ランチも食後のコーヒーもとてもおいしかったです。
 
再びカヌーへ。


先ほどタンチョウがいた辺りには、タンチョウと小鳥たちの足跡が。

水の中でもはっきり見えます。

少し進んだところに、タンチョウ発見。

しばらく眺めていると、舞い始めました。







Instagramにはガイドの土田さんが撮影した動画をアップしています。
 
あまりに美しく、タンチョウがアイヌ語で「サルルンカムイ(湿原の神)」と呼ばれているのが、まさしくその通りと感じました。
 
感動で胸いっぱいのままゆったりとカヌーで下っていると、またまたエゾシカの群れを発見。

太陽の周りに半分かかった彩雲も見れました。

この辺りでベニマシコを発見。写真で見るよりももっと美しい赤い姿。あっという間に飛び去りましたが、少しでも見られて良かったです。

木々がどんどん少なくなり、一層見晴らしが良くなってきました。



360度見渡せる場所でカヌーを止め、カヌー上で立ち上がり、双眼鏡を構えて辺りをじっくり見渡しました。



トンビが狩りをして一度失敗し飛び上がり、再び少し離れたところに急降下。

姿が見えなくなったのを気にしつつ進むと、トンビが爪に引っかかった魚を落とす瞬間を目撃。飛び去ろうとした瞬間に落としたようです。その隣にはカラス。カラスはどこにいてもたくましい…

水を飲むエゾシカ。

木々が少なくなり、より解放感のある景色に。



雲の形がはっきり。

新岩保木水門が見えてきました。

少し行くと今度は岩保木水門が。


ここがゴール地点となります。

昭和6年8月に作られたて以来、一度も空いていない水門。趣があってかわいい。

岩保木水門前に到着。
5時間を超えるカヌーツアーでしたが、楽しくてあっという間でした。

大きなカヌーを1人担ぐ土田さん。
数人で担ぐよりも1人の方がバランス良く運べるそうです。
釧路川とも今回はこれでお別れ。
刻一刻と変化する自然。その中に少しお邪魔させてもらい、その雄大さ、生命の尊さを改めて感じた2日間でした。

塘路湖に車で送ってもらい、土田さんともお別れ。
今回も丁寧にガイドしてくださり、素晴らしい時間を過ごすことができました。今回初めて聞いた話も記憶の引き出しに追加して、次回さらに楽しめるようにしたいです。
 
宿のある鶴居村まで移動。
途中でもキツネに会えました。
「ルールルルルー」と言うと、振り向きました。

鶴居村のカントリーサインはやはりタンチョウ。


陽が傾く中、ゆったりと草を食む牛たち。

一頭だけこちらをずっと見てくれて、かわいいお顔を堪能できました。
 
その3に続く





 
 
 
 
 
 
 
 
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