゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

本人幹細胞で脳梗塞治療

2009-10-08 20:21:49 | ニュース

札医大が実用化研究 運動まひ改善に効果

100_7295jpg01 札幌医大は、脳梗塞の患者本人の骨髄の細胞(骨髄幹細胞)を利用して症状を改善する新しい治療法の実用化研究を始めた。世界的に注目されている最先端研究で、本年度から2013年度までの5ヵ年。07年度から行ってきた初期臨床研究の結果を踏まえ、一般医療への普及を目的としており、10年以内での実用化を目指す。

実用化研究は9月、基礎研究を臨床治療につなげる文部科学省の「橋渡し研究推進プログラム」の一つに採択された。全国13件のうち道内では唯一。神経再生医学講座の本望修特任教授(45)のチ-ムが担当し、研究費3億5千万円の全額が助成される。治療法は、骨髄幹細胞が細胞の再生を促し、また、損傷した臓器の細胞に集まる「遊走能」という性質を持つ点に着目。①骨髄液を採取し、抽出した骨髄幹細胞を1億個まで培養②幹細胞を静脈点滴で患者に注入③幹細胞の数%が、損傷した脳細胞に集まって細胞を再生するタンパク質を放出し、新たな血管が形成され、細胞の再生が始まる-という流れだ。初期臨床研究では、道内外の41~73歳の男女12人に臨床試験を実施。発症1~5ヶ月後に骨髄幹細胞を投与した結果、程度に差はあるが、全員に運動まひの改善などがみられ、職場復帰した人もいる。今回の実用化研究では、臨床試験を年間数十例まで増やす予定。年齢別や性別、患部の大きさや部位、幹細胞投与時期など、各ケ-スでの障害状況の変化などのデ-タを蓄積し、効果的な治療法を確立する。早期投与を可能にするため、脳梗塞を起こす恐れのある人から事前に幹細胞を採取して保管する「幹細胞バンク」の整備も、続いて拡充していく。この治療法は、ヒトの受精卵から取り出しす胚性幹細胞(ES細胞)とは異なり、患者自身の細胞を使うため、拒絶反応や倫理面などの問題が少ない。骨髄液の採取と点滴は一般的な医療技術として普及しており、臨床現場への導入も容易という。本望特任教授は「後遺症で日常生活に苦労している脳梗塞患者のためにも、可能な限り早く実用化にこぎ着けたい」と話している。

100_7295 脳梗塞 能の血管が血栓(値の塊)で詰まり、脳細胞が酸素不足などで壊死(えし)した状態。死亡したり、まひや失語症などの障害が残るケ-スが多い。全国で毎年30万人が新たに発症し、後遺症に悩む患者が140万人に上るという。

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ノ-ベル賞「化学賞」

2009-10-08 18:54:26 | ニュース

リボソ-ムの機能解明

リボソ-ムはDNAの遺伝情報からタンパク質を作り出す“工場”として、細菌から人間まですべての生物に存在する根源的な小器官。重要性は以前から知られていたが、複雑なタンパク質を正確に作り出す仕組みは謎だった。リボソ-ム構造の詳細研究はまずヨナット氏が1970年代末に開始。多くのタンパク質などからなる巨大分子で解析が困難だったが、研究材料に特殊な細菌のリボソ-ムを使うなど工夫を凝らした上で「エックス線結晶構造解析」という手法で90年代初頭に大まかな構造を決定することに成功した。それぞれ研究を始めていたラマクリシュナン氏スタイッ氏もリボソ-ムの構造にかかわる成果を発表、2000年、原子レベルで構造を突き止めた。構造解析の後、リボソ-ムが遺伝情報から複雑なタンパク質を間違いなく組み立てる仕組みの解明が進んだ。3氏の成果は、人に感染する細菌のリボソ-ムを標的にした新しい抗生物質の開発につながっている。

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ガーデンらいふ「オーナメントグラス」

2009-10-08 16:45:57 | ガ-デニング

自然風演出する多年草

100_7293 道路や線路沿いで、白い穂を揺らすススキをよく目にする季節になりました。ススキをはじめとしたイネ科や、スケ゛に代表されるカヤツリグサ科など、穂と細長い葉を持つ観賞価値の高い多年草は「オ-ナメンタルグラス(観賞用の)グラス(草)」と呼ばれています。オ-ナメンタルグラスは、欧米で1990年代ごろから、人気のガ-デンデザイナ-が取り上げたことをきっかけに注目されるようになりました。ちょうどそのころ、英国て゜は環境保護の時流から自然風の庭が見直され、作り込んだ庭をナチュラルにするガ-デン素材として、さらに関心が高まりました。今ではナチュラルな庭はもとより、モダンなシ-ンにも欠かせない植物として人気を集めています。魅力はまず、長く楽しめること。春から秋まではもちろん、冬、立ち枯れして雪の中に残る姿も趣があり綺麗です。また、手入れに手間がかからず病虫害にもめったに遭いません。そして、品種が豊富なので、さまざまなシ-ンに使えます。光を反射し輝く穂、風にそよぐしなやかな葉-。オ-ナメンタルグラスを使って、花の少ない秋庭に彩りと輝きを演出してみませんか。(花新聞ほっかいどう)

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