斜めに差し込む光に、浮遊物が空気中に無数に漂っているのをみ ることか゛あります。掃除もしないで、4・5日過ぎると、鏡台の上や 鏡面、タンス、机上などに真っ白に塵が積もります。それが多少濃 い目の色の物の上などだと尚のこと顕著です。隅のほうで、何日も 取り忘れると綿状に変身します。この塵や埃などの浮遊物は、産業 廃棄物であったり、個々の人たちの生活の塵であったりまた呼吸で 排出される不純物であったり、バクテリアやウイルスまたそれらの 死骸であったりで浮遊物の存在そのものが生きていることの証です。 その塵や埃は気圧の高低差によって、遥か上空に舞い上がったり、 地上に舞い降りてきます。たまに偏西風に乗って、黄砂が大陸から 渡ってきて多少の被害を被ることもあります。それぞれの個人的ニュ アンスで大に感じるなど差異はありますが。ところで、最近部屋割り で掃除をするようになりました。あまり参加することもなく、お任せの 時には気が付かなかったことがあります。今は、掃除機という便利な 物も発明され、またインテリア用の洗剤も各種販売されています。 昔のように、はたきで埃を空気中に飛散させずに、みな吸い込めばこ とたりると思っていました。たまに壁などに付着した不純物は、化学 洗剤でふき取り酸化作用での劣化解消を図る。そんな折、掃除機の かける順番は拭き掃除のあとがよい、それは掃除機は吸い込む作業 はするが、その見返りに後ろから空気を噴射するため、塵や埃を撒き 散らすためだとのこと。基本的には毎日の作業を如何に効率的に簡 便に行うための智恵を出し合っていくことは大事なことです。
しかし、その後に感じた疑問は積もった塵は掃除機などでは取りき れないということです。その上四六時中塵は地上に降り注ぐ。そん な不純物の混入したものを、休みなく吸い込んでいる。勿論防御策 は完全で、鼻毛などで阻止しています。体調が弱った時、混入して いる細菌やビ-ルスなどが体内に侵入することもありますが、自己 免疫力の力で阻止します。発熱などは免疫力が戦っている行為で が、医師の 診断や薬で不快な症状を緩和させ完治へと向かいます。 一度積もった埃は多少の二次的行為では取り除くことは出来ないと いうことです。それは濡れた雑巾に付着させ、再度水に移行させる。 長年繰り返し行われてきた、歴史的実践以外の解決はあり得ないと いう事です。雑巾でふき取り水でゆすぐ、5~6回も繰り返すとバケツ の水は真っ黒です。そのような行為は、永遠に続くと言うことです。そ こに目をつけインテリア用洗剤や各種道具を開発し、売り込んで大儲 けをしていることは着眼した人たちの勝利なのか。手が荒れるといっ て関連グッツへと連鎖する。汚い物として抗菌剤が販売される。その ために本来備わっている免疫力は低下し抵抗力の弱い虚弱体質 へ 変身する。環境問題が叫ばれているにも係わらず、化学薬品で汚染さ れた水を下水に放出する。日常的行為を如何に簡便化するかとの問 題も今一度考え直すことが必要な気がします。
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