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岩板と岩流圏に境目

2009-05-22 16:13:03 | ニュース

東大教授ら 地震波の伝わり研究

100_7152 私たちの住む地殻を載せている巨大なプレ-ト(岩板)はなぜ動くのだろう。実は、岩板とそれを支えるアセノスフェア(岩流圏)は境目が明確に分かれている上に、岩流圏に溶けた岩石が層状に分布して岩板を水平方向に動きやすくしているらしい-との研究成果を、東京大地震研究所の川勝均教授(地震学)らが米科学誌サイエンスで発表した。川勝教授らは北西太平洋とフィリッピン海の2ヵ所で、水深5千㍍の海底から地下5百㍍まで掘った地中に地震計を設置。2年分のデ-タを集め、プ-レトの底や岩流圏の中を伝わる地震波の伝わり方ら構造を調べた。安定した地中で測定したことで、海底に設置するよりもノイズが少なく、正確になったという。その結果、岩板の底に当たる地下60-80㌔で、地震波の速度が急に7-8%も遅くなっていることが判明。地震波は硬い部分では速く、軟らかい部分では遅くなるため、岩板と岩流圏の間に、はっきりした境目がることが確かめられた。岩流圏内では、垂直方向に伝わる地震波が、水平方向に伝わる地震波に比べて遅くなることが知られている。岩流圏には、溶融した少量の岩石がまんべんなく分布しているとの説もあったが、この説では地震波の伝わり方の説明か゛つかず、巨大な岩板か゛一体となって年10㌢程度の速さで水平に動くことも謎だった。川勝教授は「スキ-板の下の雪が溶けて動きやすくなるように、深さ80-2百㌔の岩流圏では、層状に溶けた岩石が個体の間に分布すると考えると矛盾なく説明できる」と話している。

岩板 地球の表面を覆う、厚さ100㌔程度の岩石の層。世界に主要なものでも10数枚ある。太平洋プレトは年10㌢程度の速度で西に移動し、日本列島東側の日本海溝から深くもぐり込んでいる。岩流圏との境がどうなっているかはよく分かっていなかった。

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