千葉大 パソコンの小型化に
パソコンなどに記録された情報を読み取るのに必要な磁気センサ-に有機分子を利用し、世界最小のセンサ-の開発に成功したと、千葉大の山田豊和特任准教授(ナノサイエンス学)らの国際研究チ-ムが20日、英科学誌ネイチャ-・ナノテクノロジ-(電子版)に発表した。山田准教授によると、インクや顔料などの発色効果に有用なフタロシアニン有機分子をセンサ-に利用。分子1個は100万分の1㍉で、金属やレアア-スなどの無機物を使った従来のセンサ-の100分の1程度の大きさとなる。従来の約10倍の感度があり、安価で耐久性にも優れているとしている。山田准教授は「パソコンなどの小型化につながる環境に優しい製品の開発に役立つ」と話している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます