゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

教育「チ-ム力] ⑥

2007-11-27 20:00:00 | 受験・学校

希望を求めて-再生へこう考える                                               能力理解し補い合う

100_0293 -教師に必要な能力について分析した「教師                            力ピらミット」を考案されました。                                    「教師の仕事は10年前と比べて格段に難しく                            なったと感じたのが、きっかけです。行政と生徒・                          保護者からは水も漏らさぬ対応が求められ、仕                            事は多様になっています。保護者対応でのトラブルは絶えず、マス                      コミなどの学校批判も続いています」「一方で、多くの教師は誠実に                           仕事と向き合っていますが、いじめや学級崩壊などの問題が依然発                           生しています。学校の外にいる人も教師自身も、教師に必要な能力                           と実態を知ることが、問題解決の出発点になるのではないか。そう思                         い、考えたのが『教師力ピラミット』でした」

教師の力を3分類

100_0294 -ピラミットの特徴は。                                         「日ごろの仕事について、教師に求められている                           力を分かりやすく、網羅しています。三角形の底                           辺から頂点までを、能力習得の難しさで三段階                            にランク分けしました。『モラル』と『生活力』が教師の土台となるの               は、当然でしょう」                                                         -二段目の指導力と事務力とは。                                              「『指導力』は、悪いことは悪いと生徒にしっかりと伝える『父性型』、                           悩んでいる生徒を包み込む『母性型』、生徒と一緒に楽しむことがで                           きる『友人型』に分けられます。この型を時と場合によって使い分ける                          能力が必要です。批判の多くも、この部分に集中している感じがしま                          す」「一方で、見落とされているのが『事務力』です。成績処理や進                            路事務などには高い『緻密性』が求められ、新たな授業法を開発す                            る『研究力』も必要です。複雑な時間割作りや年間計画の策定など、                          教育課程の編成にかかわる『教務力』も不可欠です」                                   「以前は指導力と事務力の割合が9対1でしたが、今は五分五分と                           いう感じでしょうか。事務に追われ、子供たちと向き合えないことに悩                          む教師が多いという実態も、ここに要因があるのです」                                   -先見性、創造性とはどんな力でしょう。                                          「いじめや不登校などの問題が起れば、教師や学校は『予兆がとらえ                          られなかったのか』と責められます。行事などは生徒の多くが活躍する、                        華のある運営が求められ、学校改革では、最新のデ-タを用いて学校                          独自の特色も創造しなければなりません」

情報交換を蜜に                                                          

-求められる能力は、多種多様ですね。                                          「そこで私が強調したいのは、一人の人間がすべての能力を持つの                           は無理だということです。私は今、中学3年の学年主任と担任、運                            動クラブの顧問をしています。指導力では『父性型』と『友人型』を使                           い分けていますが、『母性型』は持っていないため、同じ学年の同僚                           教師の力を借りています。また、主任として、若手の学級運営に対                            する目配せを強く意識しています」                                               「3年前に勤務校に赴任して以降、学校・学年単位で教師が互いの                           長所と短所を理解し、カバ-し合うことを念頭に置いてきました。保                            護者会の機会を多く持つなど家庭と緊密に情報交換し、初期段階の                          対応に腐心しました。これらの相乗効果で学校の運営は安定し、今                           はクレ-ムを受けることがほとんどなくなりました」                                     「学級崩壊にしてもいじめにしても、対応が担任任せになったり、担                           任自体が問題を抱え込むケ-スがいまだに多いように思います。                           個々の力を向上させるのはもちろんですが、いかにチ-ム力を発揮                           する環境を整えるか。その視点が、今後ますます重要になっていくと                           思います」

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