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「闘う物理学者」作者の意図

2007-10-18 20:30:00 | 本と雑誌
闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩 闘う物理学者! 天才たちの華麗なる喧嘩
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2007-07-26

物理といえば「難しい。分からない」。物理学者といえば「難解な                             言葉を使い、気難しい」-のイメ-ジ。「サイエンスライタ-」または                            「科学作家」の肩書きを持つ物理学博士は「そんな先入観を打破し                            たかった」。著名な学者たちの人間的な側面を切り口に科学の道                            にいざなう。日本人にはおなじみのノ-ベル物理学賞受賞者の                             湯川秀樹と朝永振一郎。二人は旧制三高、京大と同期生だ。だが                            朝永が「くりこみ理論」で受賞したのは1965年で、湯川の「中間子                           理論」が認められた49年の十六年後。そのほかの業績も、おおむ                            ね湯川に10年、後れをとっている。すでに中間子理論を発表してい                           た湯川が、三十二歳の若さで京大教授に就任したころ、朝永はま                            だドイツ留学中の身。ライバルの成功物語に気持ちが焦っていた                             朝永は、死さえ意識したことを日記に告白する。一方、ノ-ベル賞                            受賞を機に目まぐるしい日々を送った湯川も、一人になれないことが                           重荷だと、日記に漏らしていた。筆者は「あんなに業績のある著名                            な人たちが、苦しみのなか生きていたなんて」と取材を通して驚く。                           「自分も頑張ってみようかと勇気を与えられませんか」物理学専攻                             の学生にとっての基本書「ファインマン物理学」を書いた米国のリチ                            ャ-ド・P・ファインマンは、冗談とストリップバ-が好きな、ふまじめ                            とみられがちな人物。だが話が面白く人を引きつける力があり、講                            義は大人気だったという。「著書は確かに分かりやすく読みやすい。                           人柄が著書の内容や、その多さにも影響したんですね」東大からカ                           ナダ・マギル大に進み博士号習得。論文を読み解き科学を分かりや                           すく解説する「サイエンスライタ-」の道に入った。欧米に比べて、                            日本ではまだ、さほど一般的でない職業。約五十冊の著書を出す                            傍ら、一般の人の科学への関心を高めるため、昨年からはテレビの                           バラエティ-番組にもレギュラ-出演。「物理は実は身近な学問な                            んです。携帯電話やパソコンが使えるのは、量子力学のおかげ。                            衛星利用測位システム(GPS)も相対性理論の原理で実用化でき                            たのです」無類のネコ好きで、三匹のネコに囲まれて暮らす。「マイ                            ペ-スな姿に、何ともいえず心をいやされる」                                        横浜市在住。四十七歳。

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