富樫倫太郎 著 「信玄の軍配者」を読みました。
日本最古の大学・足利学校で学問を修めた勘助は、その後、駿河国で囚われの身となったまま齢四十を超え、無為の時を過ごしていた。
預かる軍配もなく、仕えるべき主君にも巡り合えず、焦燥だけがつのる日々…
そんな折、武田信虎による実子・晴信(のちの信玄)暗殺計画に加担させられることになる。
命を賭けた一世一代の大芝居、学友たちとの再会を経て、「あの男」がいよいよ歴史の表舞台へ―。
ともに足利学校で学んだ三人。
風間小太郎(北条早雲の軍師)、山本勘助(武田信玄の軍師)、曽我冬之助(上杉謙信の軍師)
それぞれが如何にして軍配者となったのか・・・。
軍配者シリーズ三部作の第二弾は山本勘助です。
前作「早雲の軍配者」の主人公の風間小太郎が早くして軍配者としての地位を確立したのに比べて、山本勘助こと四郎左は幾多の不運に見舞われて40歳を過ぎても浪人生活を余儀なくされていた。
しかし、武田信虎と知り合った事から軍配者としての道が開けてゆく・・・。
その過程が面白い!
幾つになっても学友として、また生涯の良きライバルとして接する小太郎や冬之助との友情も心に沁みます。
晴れて軍配者として晴信(信玄)と二人三脚で甲斐制圧に乗り出す合戦の場面では、それまでの苦労が無駄ではなかった事を証明するかのような大活躍に思わず喝采!
最後のエピソードにもホロリさせられて・・・。
いや~、第二弾も面白かった!!
この小説の満足度:☆☆☆☆