ここへは落羽松を撮りに何度も来ているが、相性が悪いらしく、毎回欲求不満を抱えて帰路に着く。
落羽松の根元まで水がきており、さざ波がなく、水面が鏡のようになって木を映していること
落羽松の葉がきれいに色づいていること
早朝の斜光が美しく木々に差し込んでいること
これらが全部揃って満足いく写真が撮れる。
でも、今までそんなことは一度もなく、今後もなさそうに思える。
今までほとんどそうだったように、今回も根元に水がない。
光が当たって落羽松が一見きれいに見える。
しかし、反対側に回って日陰から見ると、葉はただの茶色。
根元に水の痕がないので、長い間、水がきていないようだ。
この時期、本来は森全体が色づいているはずなのに、色がない。
一日一万歩の歩数稼ぎに、森の中を歩く。