千葉に住んでいた時は、自宅から車で10分足らずのところに、あじさい寺と言われる本土寺があった。
あじさいは梅雨の花であり、雫をつけた花に風情がある。
雨が上がるとすぐに車を飛ばして本土寺に出かけたものだ。
上から覗き下から見上げたりしていろいろな角度から写真に良さそうな雫を探す。
膝をつきたくても地面が濡れているので、窮屈な姿勢になったりする。
あじさいの花についた雫のなかにあじさいが映りこんでいる、そんな雫を探す。
そんなことを思い出していると、昔は多少なりとも向上心があったんだなあと思う。
そういえば、あじさいを撮るのに霧吹き持参の人やカタツムリ持参の人がいた・・・