ココロの手帳にメモっとこう

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忘れたくないから心の手帳にメモしておこう

『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情編~』

2023-03-17 01:03:32 | ├お芝居のこと
2023年3月15日(水)のこと。





2023年劇団☆新感線43周年興行・春公演
@東京建物Brillia HALL

1幕:1時間30分
休憩:20分
2幕:1時間50分


原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:青木豪
演出:いのうえひでのり


亜牟蘭オセロ・・三宅健
亜室蘭モナ・・松井玲奈
三ノ宮一郎・・粟根まこと
汐見丈・・寺西拓人
沙鷗アイ子・・高田聖子


シェイクスピアの四大悲劇のひとつ『オセロ』を港町を舞台にチンピラヤクザたちの人情悲喜劇に翻訳して2011年に上演された作品の再演

当時、観たときの記憶が“石原さとみがかわいかった”ことくらいしかなくて
今回、こんなに悲劇だったっけー?となった。

原作での、オセロの奥さんデズデモーナ
そこから「モナ」を取っていたのか。


嫉妬とデマにのみこまれて狂気へと堕ちていくオセロ
デマで父親を亡くしているのに、自らもデマに翻弄されて追いつめられていく。
観ていて、オセロー、モナを信じてーってなった。
アイ子もまた、オセロが先代組長を見殺しにしたというデマをうのみにして
オセロを追いつめていく。


オセロもモナも純情
純情過ぎるのはときに自分や回りを傷つけてしまうんだ。


高田聖子さんの歌が、安定のうまさでイイ。

救いの無い終わり方


こんな重い感情をぶつけている健ちゃんが心配になっちゃう。


次回はまた全開で笑える新感線がいいな。




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『薔薇とサムライ2』

2022-11-25 23:59:59 | ├お芝居のこと

2022年11月25日(金)のこと。

2022年 劇団☆新感線 42周年興行・秋公演 SHINKANSEN RX
『薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還』

@新橋演舞場





11月の怒涛のエンタメウィーク
連チャンの舞台観劇は大好物の新感線
12年ぶりのバラサム
こりゃあもう楽しいにきまってる。

のっけからあまみんの透き通るような声がキレイでほれぼれ。
その声色が変わるところはゾクっときた。

お顔が小さくて抜群のスタイル

碧眼の海賊アンヌがもうカッコいいったら。

二幕目の黒タキシードで踊る怪盗紳士!!
宝塚テイスト?オマージュ?
もうもう。
宝塚時代からの全あまみんファンが泣いたと思う。
カッコよくて美しすぎて。

タンス持って踊るシーン
あれって、『エリザベート』の♪最後のダンスは~って曲とかけてる?!


キメポーズでキックした?
カッコよすぎてマスクの中でヘンな声出たわ。


ラストでは白いマントを翻し。
最高かっ。
かっこいーーーを何度も更新してきて、もうずっと、いつまでだって観ていたかった。


なんと言ってもバンドがカッコイイ。
歌多め。


古田さんの圧倒的存在感。
花道のセリから登場した古田さんがかっこいい。
ソロで歌うのもよかったなー。


森奈みはるさん、安定の歌声
石田ニコルさん、神尾楓珠さんもよかった。
早乙女友貴さんは、動きが隠しようもなく早乙女弟。


ムッシュニンジャ、ファミマの音とか。
本気で笑ってしまう。


カテコも最高のライブ感


あまみんのお辞儀が美しい
客席の端まで見渡して「ありがとうございました」って言ってくれる姿に
ぐっときてしまう。
天海祐希は舞台が似合う。
パンフを見ると、世代交代を感じてしまうけど、
また舞台の天海祐希に会いたい。

パンフの振り付け助手に米花剛の名前
前からあったっけ?



バラサム弁当買って地下の食堂でいただきました。




バラサム最高!


観ることができて感謝。

2023.01.03 23:42

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年劇団☆新感線 42周年興行 春公演 いのうえ歌舞伎『神州無頼街』

2022-05-22 16:32:35 | ├お芝居のこと
2022年5月20日(金)のこと。

2022年劇団☆新感線 42周年興行 春公演
いのうえ歌舞伎『神州無頼街』


【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】福士蒼汰/松雪泰子/高嶋政宏/粟根まこと/木村了/清水葉月


【上演時間】
1幕:1時間15分
休憩:20分
2幕:1時間40分


@東京建物ブリリアホール







待ってました!のいのうえ歌舞伎


2020年の上演予定が早い時点で中止から2022年に延期への決定がなされて
その時は、2年後かーって思ったけど
あっという間にその2年がたってしまった。


満を持してと言うのがふさわしいのかどうか分からないけども。


今回のいのうえ歌舞伎は、時は幕末
盗みに騙し、殺しに裏切り、なんでもござれの無法地帯
身堂(みどう)一家が根城とする神州無頼街
そこへ乗り込んだ口出し稼業の草臥(そうが)と町医者永流(ながる)の
荒唐無稽な物語


おなじみ発車ブザーの音で新感線の世界に引き込まれる。


もう、わたしの大好きな新感線だった。
シビれました。


幕末を舞台に、錦の御旗、薩摩藩に長州藩、和宮様という史実をからめながらの
荒唐無稽、ロックなチャンバラもの。


『髑髏城の七人Season月』で捨之介を演じた福士蒼汰くんと宮野真守さんに
あて書きされたという永流と草臥


福士くんがとってもよかった。


お医者さんカバンを持って見得を切るオープニングのタイトルバックが
トリハダもののカッコよさ。


身堂一家の賭場での大立ち回りからの階段上ったところでのキメポーズも
めちゃめちゃカッコよかった。


長い黒髪、裾をひるがえしての立ち回り
あのメスの剣をくるくる回してさばきながらの立ち回りはスゴイ。
スピード感あって、ひるがえる裾がキレイで、とても映えていて見ごたえアリ。
翻し好きのわたし的には、もう一度見たい殺陣


後半の白いお衣装はすその内側に柄があって、立ち回りで裾が翻ると
内側の柄がチラ見えするのが粋だった。


殺し屋として育てられたことに苦悩する姿と
徳川の忍びの箒隊の女子たちに、キラリーンってやるかわいさとの振り幅も良いなー


恩を仇で返してしまうかもと苦しむところ
最後に、死ぬまで恨んでくれというところはグッときてしまった。


その後に、草臥にむかって“頼むよ”って感じで微笑む福士くんにキュンとなったー。




宮野真守さんは、『髑髏城の七人』のときに、下弦の月を見なかったもんで、
大人気のお方なのは存じてたけど、特に、、、って感じだったけど。
さすが、お見事でした。
あたりまえだけど歌がお上手だったー
何を今さら、って感じでしょうが。
観終わった後、隣のお席が宮野さんファンだったから、思わず
“宮野さん、素晴らしいですねー”って話しかけたくなった。

撃たれた永流の弾丸を摘出するシーンは、本気で笑った。

新感線は悪役がカッコいい。
高嶋政宏さんと松雪さんのシーンはカッコよかった。
高嶋兄の変態っぷりがイイ。
存在感あるなー。

2幕目で高嶋兄と松雪さんの雰囲気がガラリと変わる。
2人の出会いのシーンは妖しくて魅了された。

永流が狼蘭の末裔という設定
“狼蘭”ってなんか聞いたことあるぞ?と思ったら、『蛮幽鬼』『シレンとラギ』で出てきていたんだ。
こういうつながりは楽しい。
とはいえ、『シレンとラギ』からもう10年
もうちょっと早いスパンで登場してくれないとまた忘れちゃうわ。


『シレンとラギ』


次郎長の手のひら返しがカッコいい。
からの、殺虫剤ダンス
ふざけてる笑
ふざけてるけど歌もダンスもすばらしく上手だからイイんだな。
労働の歌とか歌詞も曲もよくって、また聴きたい。
棺桶に乗る歌なんて、歌詞も絵面もふざけてるけど質が高いもんだから
何度でも聞きたくなる。

映像の使い方もさすがで、ホントにサソリがサワサワする気がしちゃったもの。

粟根さんが珍しく、手のひら返しの裏切り者じゃなかったな。

カテコで、福士くんが真ん中から登場するとき回し蹴りみたいなのやっていて
カッコよかったー
マスクのなかで声でちゃった。

カテコでの歌もよかったな。
早くスタオベしたかった。

福士くんと宮野さんが仲良さげで、信頼関係が出来上がっているんだなーと思った。

ロックなチャンバラ祭りのいのうえ歌舞伎
笑いとほんのちょっとの史実と人情にグッときてしまう。

もうパンフは買うまいと、前回は買わなかったけど
やっぱり買ってしまった。



パンフのなかで、いのうえひでのりさんが『新しく・同じ』という言葉を使っていて。
なんかすごくしっくりくる言葉だな。
『変わり続ける変わらないもの』に通じる感じ。

大好きだー新感線

また観ることができますように。


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『 プペル~天明の護美人間~』

2022-01-11 01:01:35 | ├お芝居のこと



2022年01月08日(土)のこと。



新橋演舞場
新作歌舞伎『 プペル~天明の護美人間~』

16時開演
一幕16:00~16:38
幕間25分
二幕17:03~18:05


配役


プペル/熊八/田沼・・・市川海老蔵
スーさん・・・・・・・市川男女蔵
はつ・・・・・・・・・中村児太郎
はる・・・・・・・・・市川ぼたん
町人・・・・・・・・・大谷廣松
泰三・・・・・・・・・市川九團次
次郎吉・・・・・・・・大地洋輔(ダイノジ)
甚兵衛・・・・・・・・片岡市蔵
町人・・・・・・・・・市川斎入
町人・・・・・・・・・市村家橘
玄・・・・・・・・・・市川右團次





2022年最初のエンタメは思いがけずの歌舞伎

エビブロをほぼ欠かさずに読んでいる海老蔵ファミリー好きだけど
原作のプペルにまったく興味無く。
どっちかっていうと原作の方がうさん臭くてなんだかなーだったから
なんでコレで歌舞伎?って思っていて
観る気なんてこれっぽっちも無かったんだけど
いざ初日が始まってみると、ネットでみかける劇評が
なんだか評判上々で、急に観たくなってしまって
急遽チケット探したという。


原作と原作者はさておき。
観てよかった。

和太鼓、三味線、拍子木の音
それが、気持ちよくてカッコいい。


分かりやすいストーリーのなかで魅せる歌舞伎ならではの動き、見得


三役を演じている海老蔵の早変わりがお見事だった。


歌舞伎のことはよくわからないけど、繊細さと迫力
そのどちらも味わえるのがおもしろい。


カンカンもすっかり、歌舞伎役者さんになってた。


お話からは信じ続けることの尊さを感じて、
古典も観てみたくなったな。


お着物の方もちらほらいらして
いいなー。
着物着たいなー
と思う歌舞伎観劇でした。



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『狐清明九尾狩』

2021-10-04 00:10:10 | ├お芝居のこと

2021年10月3日(土)のこと。


@赤坂ACTシアター


劇団☆新感線 41周年興行 秋公演
いのうえ歌舞伎「狐清明九尾狩」





作:中島かずき
演出:いのうえひでのり


【1幕】1時間10分
【休憩】20分
【2幕】1時間30分


【出演】中村倫也/吉岡里帆/浅利陽介/竜星涼/早乙女友貴/千葉哲也
高田聖子/粟根まこと/向井理




閉塞感だらけの今こそ劇団☆新感線
お芝居は不要不急じゃないってこと実感する時間。


今作が、新感線に2度目の出演となる中村倫也さん。
前作は、2016年の『Vamp Bamboo Bun~ヴァン!バン!バーン!~』


時は平安の世
中村倫也さん演じる陰陽師安倍晴明が、九尾の妖狐に体を乗っ取られた陰陽師宗家跡取りの賀茂利風から
京の町を守るために仲間と手を尽くすという物語


新感線のあの開演のブザーを聞くだけで感動する。


なんてワクワクするんだろう。


中村倫也さんの、静と動をあわせもつ柔らかな演技がすごくよかった。
ダンスもキレキレ。
なんと言っても声がいい。


吉岡里帆さんはテレビのイメージしかなかったけど、かわいい妖狐でした。
どん平衛いじりもあった。


向井理さんは、『髑髏城の七人』のときは、個人的にはちょっとだけ物足りない感あったけど、
今回はダークヒーローが似合っていた。
九尾の衣装での立ち回りとかタイヘンだったろうなー。


クライマックスでも笑いをぶっこんでくるのが新感線だけど、
ラストの正と悪の一騎打ちは息をとめて見入ってしまう迫力


最後、感情を無くしてしまう清明が悲しかった。


たくさん拍手した。


拍手できる喜びをかみしめて。


もう公演パンフレットは買わないようにしようと思ったけど、やっぱり買っとけばよかったかなー

また観劇できますように。



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『迷子の時間ー語る室2020-』

2020-11-16 01:29:37 | ├お芝居のこと

2020年11月13日(金)のこと。



@PARCO劇場
14:00
上演時間 2時間


◇作・演出
前川知大

◇出演
亀梨和也
貫地谷しほり
浅利陽介
松岡広大
古屋隆太
生越千晴
忍成修吾


亀ちゃんの舞台を観にPARCO劇場へ。


チケットのもぎりを自分でしたりとエンタメ界でも
Newノーマルが出来上がりながらの上演で
座席はもう普通に満席の入り具合でした。


田舎町で起きた幼稚園児と幼稚園バスの運転手が失踪した事件を
とりまく、人と、時間と、思い、のお話。


未来から来た人が出て来たり、時間軸が行ったり来たりするから
ワケ分からなくなっちゃうかもと思ったらそんなこともなく。
すれ違う感じがおもしろかった。


つながりそうでつながらない。


求めている人たちは、すぐそこまで近づいているのに
出会わない。
もしも、ちょっとしたタイミングで会うことが出来たら
どうなっていたのかな。


亀ちゃんは田舎町のおまわりさんの役


久しぶりにオペラグラスを使いました。


エロくない亀ちゃんは、ただただ美しくカッコイイ。


カテコで亀ちゃんにもどるのがイイ。


迷子の時間
楽しい時間となりました。

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『浦島さん』

2020-10-12 23:45:41 | ├お芝居のこと
2020年10月10日(土)のこと。

@東京建物ブリリアホール



ヴィレッヂプロデュース2020 Series Another Style
演出:いのうえひでのり
脚色:倉持裕
出演
浦島太郎・・福士蒼汰
乙姫・・・・羽野晶紀
亀・・・・・粟根まこと
上演時間:80分

久しぶりのエンタメは、
いのうえひでのりさん演出だけど、新感線ではないAnother Style
『神州無頼街』が2022年に延期になってしまった今
“動けばリスクはある。けれど動かなければ希望も無い”
という想いのもと
最小限のキャスト、スタッフで作り上げた本作
太宰治の『お伽草子』を原案とした『浦島さん』

主演は、2018年『髑髏城の七人』Season月~上弦の月で
捨之介を演じた福士蒼汰さん
髑髏城のときは、まわりのキャストがスゴすぎて
多少かすんでしまうとことはあったけど
今作は、出演者は3人のみ。
それはそれで比べられてしまったりもするんだろうけど。
80分というコンパクトサイズではあるけど、3人芝居だから
セリフ量が膨大!
多少語尾が聞きにくいところもあったけど、
粟根さんとの息のあったからみはとてもよかったと思う。
もっと歌うシーンがあったらよかったかな。
そもそも『浦島太郎』ってどんなお話だったか
知ってるに決まっていると思ってたけど、玉手箱は開けちゃダメって言われてたっけ?と
うろ覚えだった。

少ない出演者、簡素なセット、短めの上演時間と
いろいろなことを工夫して上演にこぎつけていることが
すごく伝わってくる舞台だった。
質素な、ブロックのセットだけど
照明とシャボン玉の演出で海の底の感じがすごく出ていてよかったなぁ。

おとぎ話って実はテーマが重かったするもので
今回は“今”だからこそにの解釈で、
今までとこれから、失われたもの。
そんなことに思いがつながった。
久しぶりのエンタメで、そこに人がいること、生であることの
パワーを感じさせてもらった。

終演後も規制退場
グッズ販売も通販
フライヤーはダウンロード
アンケートもオンライン
これまでとは全然違って、これが普通になっていくんだろうな。

いったんは中止になりそうになった『神州無頼街』の上演は2022年
その頃、いったいどんな世界になっているんだろう。
それまで元気でいようっと。

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劇団☆新感線『けむりの軍団』

2019-08-06 00:28:56 | ├お芝居のこと

2019年7月29日(月)のこと。



2019年劇団☆新感線 39興行・夏秋公演
いのうえ歌舞伎<亞>alternative
作:倉持裕
演出:いのうえひでのり
出演
古田新太/早乙女太一/清野菜名/須賀健太/高田聖子/粟根まこと
池田成志/他

古田新太さん、今年で芸能生活35周年だそうで。
キッカワと同期なのか!?

そんな古田さんを主演にむかえての新感線
前作は6年前の『乱鶯』と同じ倉持裕さん脚本

王道いのうえ歌舞伎を新感線劇団員メインでやるのはキツくなってきたということで
劇団員メイン、もしくは同世代俳優メインの場合を
《亞》alternativeとしていくそう。
なるほど。

今作は、古田さん、高田さん、粟根さんと新感線といえばのキャスト。
そこに常連さんの早乙女太一さんと池田成志さん、若手では清野菜名さんを
むかえての王道時代劇。

古田さん演じる真中十兵衛は士官を願う浪人で軍師
口八丁手八丁で仲間を守り、悪をぶった切る。
さすがの存在感だよなー。
おっさんなのにかっこいい。

池田成志さんがいちいちおもしろい。

早乙女太一さんの殺陣に目が釘付け。
速い。
キレイ。
ずっと見ていたい。

清野菜名さんはピチピチ。

古田さんのセリフで
須賀健太くんにむかった“子役あがりが!”っていうのがあって笑った。

最後、十兵衛は清野さん演じる紗々姫のところに士官するのか
落ち付いちゃうのかと思わせつつ、
やっぱりそこははぐれ者で、っていうのがいいよね。
やっぱり楽しい新感線。
次の斗真のも楽しみ。

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六本木歌舞伎【第三弾】羅生門

2019-03-01 01:22:41 | ├お芝居のこと

2019年2月26日(火)のこと。

@EX THEATER ROPPONGI

18:00開演

V6の三宅健ちゃんが、六本木歌舞伎に立つという
まさかの共演

ジャニーズと市川海老蔵。
なんで健ちゃんだったのか。

とにもかくにも楽しみでしょうがなかったこの日。

お席もなかなかに良いお席。

ロビーにはたくさんのお花

キム様からも。


健ちゃんじゃなくて、海老蔵あてだけどね。

新作歌舞伎というか、現代風歌舞伎という感じのこの六本木歌舞伎

海老蔵と市川右團次の立ち回りから始まる。
花道に来た時の迫力
踏みしめる足の重量感がすごい。

「羅生門」は、ちゃんと読んだことあったかな?

死人の山となっている羅生門の楼上の場面で健ちゃんが登場
主から暇を言い渡された下人の役で
健ちゃんのセリフはごぼ現代語

海老蔵は、市川右團次演じる鬼の腕を斬り落とす渡辺綱と、
羅生門の老婆と市川海老蔵役の3役

海老蔵のブログにときどき登場する九團次さんと、もうお一方のやりとりは
歌舞伎のままで分かり難かったんだけど、その後で廓の女中が出てきて
解説してくれたのが分かりやすかったし、おもしろかった。
海老蔵がCMしているマスクと、今回のグッズの手ぬぐいの宣伝までしてて
エンタメ感満載。

健ちゃんも立ち回りのシーンあるし、
何本もの紐を使って持ち上げられる動きは
歌舞伎の形だったのかな。

1幕目中盤からの、現代の市川海老蔵と命を落とした下人の健ちゃんのやりとり、
というかトークがおもしろかったー
これ台本あるの?と思ったら、ほぼアドリブ
ここで健ちゃんは“ケンタッキー”って名前になってるし。
ここも毎回そうなのかと思いきや、毎回違うらしい。
さらに、健ちゃんの持ちネタ?陳さんキャラでのトーク
もう大笑い。
どうやら、海老蔵はYOUTUBEとか見て健ちゃんのネタを探してきてるらしい?!
海老蔵が團十郎を襲名する話もして、
健ちゃんに“襲名公演来てくれる?”って話したり。


二幕目はまたガラッと雰囲気が歌舞伎にもどる。
闇との戦いのような雰囲気
花道に登場する海老蔵は、大ぶりな衣装に長い袴での立ち回りと大見得
これがすごい迫力で圧倒された。
あれだけの衣装をつけての独特な動き
すごい体力いるんだろうな。
海老蔵は、渡辺綱のときと老婆のときでは
声も全然違う。
あたりまえなんだろうけどすごい。

海老蔵と右團次さんが花道で立ち回りをしているとき
おしろいなのか、いい香りがした。

健ちゃんは衣装の着物も変わって、蜘蛛の糸に中吊りになっていた。
すばらしい。
最後は、キラキラも舞うし、スモークもたかれるし
歌舞伎とエンタメの融合


海老蔵がブログで、今回の六本木歌舞伎は歌舞伎要素が多めって
言っていた。
健ちゃんはジャニWebで、2週間でトリプルアクセル跳べってくらい大変、
みたいなことを言っていたけど
それはあのアドリブトークが大変だったんじゃ?って思った。

最後カテコ?とは言わないのか?
4回か5回あった。

すごくよかったー

チケット代14,000円は高いけど、高いのも納得

ホント、海老蔵と健ちゃんの共演なんていうすごい組み合わせだった。

もっと歌舞伎を観てみたいと思うし、「羅生門」も読まなくちゃって思った。

すごくよかったから、グッズの手ぬぐい買えばよかったー


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劇団☆新感線RS『メタルマクベス』Disk3

2018-12-04 00:57:18 | ├お芝居のこと

 

2018年11月28日(水)のこと。

14:00開演

1幕:1時間55分
休憩:20分
2幕:1時間40分
合計:3時間55分

作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」


ランダムスター/マクベス浦井・・・浦井健治
ランダムスター夫人/ローズ/右近B・・長澤まさみ
レスポールJr/元きよし・・・高杉真宙
グレコ/マクダフ柳下・・・・柳下大
グレコ夫人/シマコ/林・・・峯村リエ
パール王/ナンプラー
右近/医者・・・・右近健一
エクスプローラー/バンクォー橋本・・橋本じゅん
レスポール王/元社長・・・・ラサール石井

Disk1から続いてるメタルマクベスもいよいよこれが最後のdisk3

今回は、ランダムスターにミュージカル界のプリンスウラケンこと浦井健一さん
ローズに長澤まさみさんと期待大のキャスト

わたし的には、舞台のイメージはあまりない長澤まさみさん
セクシーで歌もお上手だったー。

安定の浦健さん。

お席が22列だったので、全体が見えてヨカッタ。
円形ってことがよく分かる。
180度めいっぱいステージ。

パール王国に逃げ延びたジュニアが、パール王国の兵と踊るシーンが好き。

ランディーとローズは自業自得なんだけど、
狂気の2人が悲しくなってくる二幕目。

Disk1で、どこに出てた?!ってなった米花くん
今回はホテルマンと兵士って役どころだったけど
カテコのときしか分からなかったー

毎度思うけど、シェイクスピアの「マクベス」を読んでいたら
また違った見え方するのかな。
クドカンならではなんだけどさ、あのマーライオンシーンのくだり、いる?!

3作観てのわたし的ベストCASTは、
ランダムスターが尾上松也さん
ローズは長澤まさみさん
レスポール王が西岡徳馬さん
ジュニアは原嘉孝くん
グレコは浅利陽介さん
エクスプローラーはもちろん橋本じゅんさん

ってところ。

長らく続いた豊洲での観劇もこれにておしまい。
この先、この劇場では何が上演されるんだろー。

新感線の次回作は、斗真だからものすごい楽しみー


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