2013年9月29日(日)のこと。
マチネ
13時開演
【キャスト】
節子/佐藤亜美菜
弘樹/鈴木星那
ニーナ/杉原織葉
ソリー/河崎脩吾
全24公演、あっという間に千秋楽となりました。
ふだん、ときどきお芝居やミュージカルを観に行くことはあるけど、
なかなか千秋楽を観ることってなくて。
千秋楽っていうのは、こんなにもいろんな想いがこもったものなんだなぁと
思った『SEMPO』千秋楽だった。
5年前の初演のときにはなかったツイッターなんていうもののおかげで、
日々舞台をつとめている演者さんたちの舞台にかける思いを、
知れることもよかったのかな。
キッカワだけじゃなく、どなたの歌もすごく響いたなぁ。
なんかもう、坂元さんの♪愛がわたしに命ずることとか、
聴いていて心臓がぎゅーっとなった。
歌ってすごいなぁ、
声ってすごいなぁ、
って改めて思った。
今回ルネさんがいいねーなんて感想を言い合っていたんだけど。
この日のルネさんのベルサイユ条約のシーンは、
“みんなの声が聴きたいなぁ”
“みんなで言えば怖くない”
ってフリで、せーので客席みんなで言うっていうね。
ルネさん“こんな日がくるとは”って言ってた。
でもそのあとは、セリフと歌でガラっと空気を変えてしまうのは
さすが。
グッシェさん、わたしが観た4回のうちこの日がいちばん良かったな。
カテコは6回かな?
いつも通りに3回あって、その次はキッカワだけ出てきてから
みんなを呼び込んで。
その次はオケの方、○組さんもあがって。
最後は、キッカワがしゃべった。
“ありがとうございました”
“人の情愛にまさるものなし、ということを教えてもらいました”って。
しゃべるつもりなかった、と言いつつ、
隣の鈴木ほのかさんにしゃべるようにはっぱかけられつつ、
“千畝さんでい続けようと思ってたんで・・・
とりあえず明日悪いことしたいです”だって。
本当にねー、もう。
眠れなくなるほどまでに演じていた千畝さんから離れて
少しラクになって欲しい。
歌やセリフのあちこちに、今の日本に通じるものがある気がして、
千畝さんじゃないキッカワはどんな思いで歌っているんだろう、
語っているんだろうって。
千畝さんの苦悩のように、今のキッカワも何かに苦悩しているんだろうか、って。
無事に幕を閉じることができてヨカッタ。
本当にお疲れ様でした。
そういえば、中村獅童さんが観にいらしてた。
今回、DVDは発売されないのかなーと思っていたら。
撮影はしたらしいんだけど、諸事情やらなんやらの問題があって、
まだ決まってないとかって話をチラリと小耳にはさんだ。
なるほど。
初演のあと、グッシェ役の田村さんや宇都宮直高さんの出る作品を
観にいくようになったように、
お金と時間が許せば他の舞台で観てみたい役者さんもちらほら。
芸術の秋、だからね。
以上、4SEMPOおしまい。