@帝国劇場 昼公演
開場12:30
開演13:00
上演時間 3時間30分(休憩30分)
今やジャニーズでイチバンチケット取るのが困難なんではないかと思われるこの舞台
めぐたんのご好意にて、3年ぶり2回目の『SHOCK』です。
すっかり毎年恒例となった『SHOCK』も今年は500回を迎えたそうです。
すごい。
帝国劇場のロビーはさすが歴史を感じるたたずまい。
お席は8列目の下手より。
なかなかのお席ですばらしい。
今日はこの強風で間に合わない人もいるんじゃないかと気になったけど
やはりきっかり定刻にはじまる。
ライブのときとは違って客電がゆっくりと落ちる。
ステージにかかった幕に過去の『SHOCK』の映像が流れる。
今より若い光ちゃんの姿に見入っていると、セリが上がって
オケを指揮する光ちゃんが現れる。
後姿なのにオーラを感じてしまう。
ストーリーはほぼ毎作同じなんだけど、今回は光一たちのカンパニーが
公演をするオフブロードウェイの劇場オーナーに大倉くん
前回わたしが観たときはつばっち、去年は斗真くんがやっていた、
光一にコンプレックスを感じている仲間役にMAの屋良くん
屋良くん、すごい大出世じゃないの。
始まってそうそうに光ちゃんのフライングあり。
息をのんで見上げてしまう。
カンパニーにブロードウェイ進出のチャンスがやってきて
そこでカンパニーが演じる“WorldAdventure”
アフリカのダンスをするときの光ちゃんはおみ腕が出てるんだけど
これがまたすごい筋肉。
見てると細いなーって印象なんだけど、脱ぐとスゴイんですとはこのこと。
体脂肪はどんだけなんだっていう鍛えられたカラダ。
そうじゃなくちゃあのフライグは出来ないよねー。
とくにここでやるフライングはロープ1本に片足だけで逆さに吊るされて
下ではヨネがロープをまわしてる。
これまわす方との息があってないと出来ないよね。
片足を支点にぐるぐる回る。
ありえん動き。
光ちゃん、すごすぎ。
中国のときは大倉くんとRiRiKAさんメイン
大倉くん、タップも踏んでがんばってるなー。
スペインは、赤と黒の衣装で。
さすが“アンダルシア”やってるだけあってお似合い。
ギリシャのときは白い衣装で、たしかフライングやったかな。
光ちゃんの背中にハーネスを付けるのはヨネ
付け終わると肩をトントンってするのが、なんだか信頼感を目の当たりに
しているようで好きな瞬間。
ジャパネスクでの長い立ち回りシーンは圧巻。
大倉くんは長い槍みたいなのを使いながらもみごとに決まっていたし
屋良っちもキレのある動き。
やっぱりMAのダンスはすごい。
わたしはヨネの動きが好き。
バック宙とかすごい高くて跳ね感あるんだもん。
つねに立ち止まらず突き進む光一に反感をもつ屋良
すり替えた刀に気付きながらもショーを続け
斬られてしまう光一
やはりやるんですかー階段落ち。
一体何段あるんだか。
見ててこっちが痛い顔になっちゃうよ。
ここで30分の休憩。
ふはーーっ
見ていてチカラが入ってしまってくたびれるー。
2幕目は、大倉の夢のなかでシェイクスピア(かな?多分)、ロミオとジュリエットを
演じている光一
ここからはちょっと暗くってね。
1年ぶりにカンパニーにもどってきた光一に屋良が思いをぶちまけるところは
屋良っちの熱演ぶりにちょっと泣きそう。
実はもう命を失っている光一
そのことをみんなが知り、最後のショーが始まる。
ステージに何本も赤い幕が下りてきて、石川直さんのパーカションが響く。
幻想的なんだけどすごい迫力。
光ちゃんは自分の頭より高い位置にある和太鼓を叩く
これってすごい腕力。
叩くことを本職にしてる人と互角に叩き合う光ちゃん
もうお見事、スゴイとしか言いようが無い。
赤い布を腕にまいてかろやかにフライング。
これがまたすごい。
ハーネスなし、支えてるのは自分の腕だけだもんね。
布が破けちゃったらどうなっちゃうのさー。
しかもさんざん大太鼓叩いたその腕で。
はしごを使ったフライングは、ボリショイサーカスの空中ブランコか
出初式かっていう。
そのまま2階席に着地する。
そのときの光ちゃんの表情をスクリーンで見たら
本当に凛々しくてかっこよくて、2階席に座ってた人には
かっこいい神様が舞い降りてきたかのようだったのでは?
こんだけ飛びまくっているのに、あっという間にステージセンターに
今度はマツケンもびっくりのきんきらゴールドのガウンで立ってる。
獅子みたいなカツラに顔にはお面
そのお面を一枚ずつはがしながら衣装も早替え。
どこに隠しもっていたんだ?っていうステッキを取り出してまわしたり、
キンキラから着物に変わったかと思うと今度は怪人風
さやから抜いた刀に炎があがり
そのイリュージョンぶりは、中味はもしや光ちゃんでなくて
天功もどきの人なんじゃないのか?って思うくらい。
でも最後の面をはずした瞬間、赤い衣装にぱっと替わり
光ちゃんの顔が現れる。
息つく間もないスピード感。
圧倒される。
圧巻。
最後、ステージに倒れる光一にはひらひらと桜の花びらがまいおちて
ステージにも大きな桜の木
ステージ脇のスクリーンには今回の公演での光一の姿が映し出されて
これが涙をさそう。
あー悲しい。
終わらないでーという気持ち。
ステージには大階段が現れてメンバーみんなが白い衣装で登場
みんなで歌い踊る様は壮観、お見事でした。
カーテンコールは光ちゃん1人で出てきてごあいさつ。
これだけ再演ができるのもみんなのおかげ、気付けば千秋楽もすぐそこですが
最後までやりきりますってことを言っていた。
そしてまたメンバー出てきてスタオベ。
いや~
いいもの魅せていただきました。
本当にダンスもイリュージョンもフライングも最高級。
ついつい光ちゃんに目を奪われていまうんだけど
ヨネもマーチンも屋良くんもすごい身体能力とダンスのセンス。
他のダンサーさんのダンスもじっくり見たい。
光ちゃんのステージに対するストイックな姿勢はすごい。
『堂本兄弟』でのおやじキャラとなんとアンバランスなことか。
そこが光ちゃんの魅力。
ステージの途中で、後方から出て通路を通るシーンがあったんだけど
すごい存在感だったなぁ。
フライングで宙を舞う光ちゃんは、きらきらパウダーを客席に
ふりかけてくれているよう。
これホント。
きらきらきら~~~って感じるのだよ。
めぐたんに聞いたところでは『SHOCK』ってこんだけやってるのにDVDに
なってるのは過去1作だそうで。
これは毎年映像にのこして欲しいなぁ。
本当にすばらしいものを観ることができて
めぐたんに感謝です。
Show must go on!