丸の内ピカデリー2
どうやらこの手のイベントが苦手らしい吉川晃司
今日の初日舞台挨拶の登壇者の名前にも吉川の名前はなかったけど
も、もしかして・・・というかすかな期待をいだきつつ
10時からの回に行って来ました。
舞台挨拶があるのなら始発で行っちゃる!位の気合はあったんですが
そこの劇場は全席指定でネット販売するってことが分かったので
吉川仲間にお願いしてこれがライブだったらなんていいんだろーって
いい席を取ってもらいました。
クリスマスの夜の東京で12人の男女の思いが重なりあう物語。
こんな夜だから-
不倫に終わりを告げられるOL
上海に彼女を残してきたホテルマン
病床の父に自分の生い立ちの秘密をうちあけられる左遷の決まったサラリーマン
夫に浮気され昔の恋人に涙をみせる人妻
天文マニアの中学生
病気に負けそうになるモデル
出所してきた元ヤクザ
待っているという約束を守れず結婚してしまった主婦
定年退職後の人生を静かに楽しむつもりの老夫婦
はやらないJAZZ BARの店主
ろうそくやの女の子
場面はそれぞれのシーンを行ったりきたりするけれど
それが分かりにくくなることもなく、ちょっとずつ重なりあって
ちょっとずつすれ違っていく。
テーマが停電なので全編薄暗いけど、ろうそくの灯りの広がる映像は
とってもきれい。
大切な人のもとへ行くことによって自分の思いにけりをつける人
行かないことによってケリをつけた人
その思いはさまざまだったけど停電の一夜があけて光がもどると
みんなの思いがすっきりきれいになっている。
観終ってほんのりすっきりいい気分になれる映画。
ファンから見ると吉川は演技してるというよりも吉川晃司そのもの。
産気付いた礼子(寺島しのぶさん)に駆け寄るのに自動改札を
飛び越えるシーンがカッコいい。
“惚れちまってる”とかそんなセリフを吉川の口から聞くのは
恥ずかしいやらなんやら。
サンタの格好をして自分の子と向き合うシーンは泣きそうになる
銀次につられてこっちも泣きそうになっちゃう。
サングラスをはずして口元をヒゲでおおった顔はデビューしたての
吉川晃司の顔と変わってないなぁって気がした。
JAZZ BARのマスタートヨエツとろうそくやさん田畑智子さんの
やりとりがくすっと笑えてよかった。
トヨエツがシェイカーを振る姿、ウッドベースを弾く姿には
かなりウットリしちゃった。
田畑智子さんはわたしのなかでは
“『ラストプレゼント』で天海祐希の義妹役だったよ”と言われて
“そういやそうだった”っていうくらいだったんだけど
今回の役でかなり好きになったかも。
初日初回でそのあとに舞台挨拶が控えているせいか上映後には
客席から拍手がおきた。
気持ちいいね。
国際映画祭に続いて二度目だったけど同じポイントで泣きそうになってしまった。
そして舞台挨拶
阿部力さん、井川遥かさん、田畑智子さん、豊川悦司さん
原田知世さん、撮影監督永田さん、源孝志監督の順に登場。
それぞれのコメントのあとプレス向けに出演者全員が客席におりて
観客をバックに撮影して終了。
最初に出て来た阿部さんもカッコよかったけど
やっぱりなんと言っても数メートルの距離で見るトヨエツのかっこよさに
びっくらこいた。
ジーンズにパーカーみたいなラフな格好なんだけど無駄な肉がどこにも
ついてなくって信じられないくらい足が長い。
『愛していると言ってくれ』『青い鳥』とトヨエツの演じる役が
カッコよくて好きだなーって思っていたけど、気の利いたコメントや
客席にちょっと笑顔を見せるところとか、演技してないトヨエツも
こんなにカッコいいとは。
参りました。
今年は狙ったワケではないけど『北の零年』『妖怪大戦争』と『大停電~』と
トヨエツ出演作を三作も観ている。
吉川目当てじゃなくこの映画を観た人の吉川晃司に対する反応を聞いてみたいから
舞台挨拶にはぜひ来ましょう、吉川さーーーん。
手元にはいきおいで買った前売りがまだ3枚
そんなに観に行けるのか??
公式サイトは
こちら
2005.11.20 0:24