監督:木村祐一
出演:村上純(しずる)、香椎由宇、田畑智子、高岡蒼甫、鈴木杏樹、吉川晃司
上映時間:93分
ネタばれになるほどのストーリーは無いんで、
ネタばれというよりはキッカワばれアリってことで。
全体的にゆったーりした雰囲気でたんたんと話がすすんでいく、
映像の感じとかも単館っぽい。
村上さんの声のトーンもゆったりしているからあやうく眠くなっちゃいそうなんだけど、
ちょいちょいキッカワが登場するもんだから気が抜けない。
キッカワが昭和のお父さんを演じるっていうと、頑固おやじとか、
博打や酒で家族からうとまれるようなひとくせあるようなお父さんかと
思いきや。
とってもやさしいお父さん。
これきっと、キム兄さんは自分で演じることを想定してたよね。
キム兄さんが演じているところを想像すると映画全体がしっくりくるもん。
ファン目線で見ると、どうしても“かっこいいキッカワが演じている昭和のお父さん”
としか見えなくてなんかちぐはぐな感じ。
演じているというより“素”の部分が多かったけど。
ファンじゃない人が観たら、演技はうまくないけどおもしろい、みたいな感じなのかな。
走り方が25年前と同じで“ハイハイ”がまるでMCなとこ。
さらりとくちずさむ“月の砂漠を~”がイイ。
ちょうど、人の曲を歌うとうまさが際立つよねーなんて話をしてたとこだったから。
ハチにさされた息子をちゅうちゅうするとこに萌えー
ゴキブリのシーンはみんな笑っていたな。
結婚式の衣装がステキー
たしかにステテコ姿のお父さんはいたけど、ハラマキが赤ってのは?って思っていたけど、
赤にしたのは映像的な演出っぽいかも。
熱を出して学校を休んだ日のこと
兄弟とのあれこれ
夏休みに家族で車でおでかけ、とか。
あーあったなーっていうなつかしさを感じる映画。
こんなささいなことを幸せっていうのかなぁって。
What a Life!!
舞台挨拶で、鈴木杏樹さんがキッカワのネタをちょこっと。
夏のシーンは寒い頃に撮ったんだけど、そのときキッカワが
“寒いときは体にチカラを入れろっ”って言ってたとか。
もう1回観たいから東京で上映して欲しいなー。