@恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール
17:00ロビー会場
18:00開場
19:00開演
ゲスト:瀬戸内寂聴/美輪明宏/石井竜也/前田日明
発起人:上妻宏光 石井竜也 河村隆一 姜尚中 吉川晃司 KONTA
姿月あさと 瀬戸内寂聴 谷中敦・北原雅彦・GAMO・NARGO
(東京スカパラダイスオーケストラ)
西島千博 前田日明 美輪明宏
ナマ美輪さん見てみたーい、とチケットを取ってもらって
行ってきたら・・・
まさかキッカワに会えるなんて、とってもごきげんちゃんなアンニュアージュな
夜になりました。
会場ロビーには、今までのアンニュアージュトークのサイン入りポスターが
飾ってあった。
きっと第1回から全部あったんじゃないかな。
見てみると、本当にいろんなジャンルの人たちが集っていたんだなーという感じ。
最初の頃には、マッチさんやトシちゃんも出ていたのにはびっくり。
それからSUGIZOさんとか、思いもかけない顔ぶれ。
それから、こないだの『森生き』で継母と継姉をやっていた
曽世さんと及川さんも出ていたよー。
もらったパンフの中には、筑紫さん出演の回の写真がいくつか載っているんだけど、
そのなかにはキッカワも。
ギター侍にしか見えない・・・
まあくさんとゲストの4人が登場。
石井さんは細くてセクシー。
前田さんはおっきいねー。
瀬戸内さんはなんだかかわいらしい。
そして美輪さん。
TVのまんまだけど、やっぱり迫力あるなー。
オーラというよりは妖気。
にらまれたら怖そう。
まあくさんの司会で、みなさん筑紫さんとのことを語る。
瀬戸内さんは、筑紫さんと奥さんと一緒に琵琶湖のそばのお店で
鴨を食べたのが最後になったそうです。
筑紫さん、おいしいものが好きだったそう。
石井さんは、映画のお仕事で大借金をしてどうしようもなくなっていたときに
筑紫さんからかけてもらった言葉で救われた、とか。
石井さんもいろいろあったんだねぇ。
今までのアンニュアージュでの映像の筑紫さんの姿を見ながら、
筑紫さんの人となりをしゃべってくれたり。
映像の中の、だいぶお若い筑紫さんを見て、瀬戸内さんは
こうしてみると意外といい男だったわね、なんて言っていた。
美輪さんと2人して“彼はセックスアピールないのよ”
なんて言ったり。
もう、美輪さんの毒舌トークがすごくって。
たくさん笑った。
美輪さんが話したら誰も止められない?って感じなんだけど、
そんななか、風邪で40度の熱があったという石井さんは
熱のせいなのか、それが彼なのか、美輪さんのお話に
がっちりかぶさっていってたよ。
話がどっかいっちゃう感じのお話だったけど。
瀬戸内さんは、そんな石井さんの話が気になったのか、
もう次の話題になっているのに、
“さっきのお話の・・”と言って、石井さんの大借金の話に
くいついていたり。
わたしは瀬戸内さんって、色恋の慣れの果てに出家したんでしょ、って
感じで、色恋苦手なわたしとしてはあまり印象がよくなかったんだけど、
お話する姿を見ていると、88歳には見えないかわいらしさだった。
美輪さんの毒舌っぷりは、言ってること全部に心酔するってことは無いけど、
あんだけ言うだけあってホントにいろんこと知ってらっしゃる。
その美輪さんと対等にお話できるくらい、前田さんが読書家だっていうのも
初めて知った。
あんまりにもいろんな話が出て、たくさん笑って、たくさん感心して
頭に入りきってないんだけど・・・・
ジャーナリズムの虚構、日本の男性には文化が無い、とか、
自然との共存、色の持つ効果、恋と愛の違い、なんていう話が
印象に残っているかな。
筑紫さんが出られた最後のアンニュアージュトークの映像を・・
と言って流れたのが2005年のキッカワとの回。
着物姿で♪せつなさ~を謡う声がまたよくて、それだけでひゃっほう
この流れで来週の宣伝かしら~なんて思ったら・・・・
ところがどっこい
急遽駆けつけてくれたとまあくさんに紹介されてキッカワが登場。
はぁ~~~っ
発起人に名前はあったけど、まさか登場するとは思っていなかったので
イスに座りながら30cmくらいのけぞってしまいました。
かーっこいいんですけど
モバイルのインレポにUpされていたけど、白シャツに黒レザーのジャケットに
デニムは黒のブーツにインで。
髪型もいい
色は、なんていうんだろ、白っぽい金髪って感じ?
代々木のときよりも痩せた?ってくらいに、
アゴのラインがシャープでたまりません
まあくさんにふられると、筑紫さんとは蕎麦屋で日本酒で
たくさん話ました、ってことを言っていた。
イスに座ってもなんだか落ち着きのないキッカワ。
いつもそうだよね。
ジャケットの裾をいじったり、掌をいじったり、
靴をいじったり、とホント落ち着きないんだからー。
小学校の通信簿とかに、絶対“落ち着きが無い”って書かれていたに
違いない。
そのあとも、スカパラのみなさん、バレエの西島さん、津軽三味線の上妻さん、
姿月あさとが登場。
姿月さんは、まあくさんが詞を書いたというタンゴの曲を歌って、
上妻さんは津軽三味線を弾いてくれた。
こないだの歌舞伎のときにも思ったけど、三味線の音ってなんだか
胸に響くね。
わたしにとって筑紫さんは画面の向こうの人だけど、
キッカワはじめ、ここに集まったひとたちの筑紫さんを失った
喪失感はいかばかりだったか。
このアンニュアージュな仲間たちのなかに筑紫さんの志が
生きつづけていくことを願います。