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好きなことだらけさ…

青森県立美術館で『美少女の美術史』観て来ました。

2014年09月08日 | 絵画・展示

実家からムシムシする東京へ帰ってきました。
帰る前日に県立美術館に行って来ました。
奈良美智のでっかい犬が常設展示してる美術館です。
そこで『美少女の美術史』というのをやってました。

今回のは2010年に催された「ロボットと美術―機械×身体のビジュアルイメージ」展の続編だそうです。
どの辺が続編?って感じでしたが、あの時もフィギュアがたくさん展示してあったなぁ。

看板になってるのはMr.の「Goin To A Go-go!!」

美術館の入り口を入ってすぐに撮影OKのこれ

obさんの「こんどうまれてくるときは」

天井は民話の「馬娘婚姻譚」が元だそうです。

正面は左から動物、赤ちゃん、健康、自然、カルチャーだそうです。

左面は朝焼けの時間軸

右面は夕焼けの時間軸
床面を撮るのを忘れちゃったんですが、
床は馬と女性の命が途切れる瞬間だそうです。
屈葬を意識して胎児のポーズだそうです。

展示会場入って正面にドーンと

タカノ綾さんの「精霊船にのって」

後ろから撮るとオシリ大きい~ww

上の階からガラス越しで

例によって撮影できるのはここまで。
展示内容は江戸時代から現代までの少女モチーフの絵画、彫刻、マンガ、
アニメ、フィギュア、あれやこれや。

図録によると「少女」という存在が誕生したのは明治時代。
1872年の学制の公布によって学校制度ができ、1899年に高等女学校令が定められたことで、
幼児ではなく大人でもない「少女」という時期が女性の一生の中に誕生したとあります。
そこで面白かったのが明治時代のすごろく。
 
「少女出世雙六」なんて生まれたところから始まり嫁入りで上がりですよw
嫁入りが最大の出世ってwwwwwww

定番の竹久夢二やら中原淳一はもちろん、
それ以前の山本昇雲や江戸時代の美人画、
五代歌川国政の「婦人束髪鬢附」も髪型いっぱい並んでて面白かったです。

陸奥A子や田淵由美子のりぼんの付録は「これ持ってた!!」
ってのが並んでて妙にうれしくなったし、
吾妻ひでおの「ななこSOS」は懐かし~ww
志村貴子の「青い花」原画は感動。
他にも完成度高いフィギュアや桜文鳥の作品、青島千穂、
イヂチアキコ、山本タカトのはポスターとクリアファイル買っちゃいました。
まあ、なかなか盛沢山でした。

会場でアニメ作品も上映してました。
太宰治の「女生徒」

いい感じだったので、このDVDも買っちゃいました。
 
 

青森県立美術館での会期は終わっちゃったんですが、この後
静岡県立美術館 2014年9月20日(土)~11月16日(日)
島根県立石見美術館 2014年12月13日(土)~2015年2月16日(月)
で、やりますね。