beatitude

好きなことだらけさ…

『イヴ・サンローラン』

2014年09月11日 | 映画 洋画

1957年、急逝したクリスチャン・ディオールの後継者として指名されたのは、
まだ21歳ながら革新的なデザインを施すイヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)だった。
世界中から注目される中、彼が手がけるコレクションは大成功を収め、鮮烈なデビューを果たす。
彼の才能に惚れこんだピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、
彼の独立や自身のブランド『イヴ・サンローラン』立ち上げを支援し、公私に渡って彼のパートナーとなる。
モンドリアンルックやスモーキングなどのスタイルは世界を魅了し、
『イヴ・サンローラン』はファッションの歴史を変えていく。
しかしその栄光の陰で、表現者ゆえの孤独や苦悩に苛まれ、イヴは酒や薬物に溺れていった……。
(Movie Walkerより)

角川シネマ有楽町メッチャ混んでました。
目指した時間
は前方しか空いてなかったので、次の回に席を取りました。
その回も満席。お客さんは男性の姿は確認できないくらいほぼ女性、凄いw
 はっきり言ってガチホモ映画wwなんだけど、これが美しい~。
きれいな俳優が演じるとこれ程きれいなのか!!と思わせるんだから、これも凄い。

ブランドに疎い自分でもYSLのロゴは知っている。
劇中に出てくる“モンドリアン・ルック”も名前は知らなくてもサンローランだと分かる。
それくらい有名な彼を演じたピエール・ニネは絶品だなぁ。
肩を落としたちょっと猫背気味な立ち姿もきっと本人そのままなんだろうなぁ。
どんな構図も一々絵になる男なんて、そうそういないよなぁ。

モード業界の裏側や本物を使ったファッションショーも見応えありますが、
この映画、天才が抱える重圧や孤独に焦点を当てて、
天才が故に落ちて行く姿を最愛のパートナーからの目線で描いていきます。
そのギョーム・ガリエンヌ演じるピエール・ベルジェ、
美しさではサンローランに負けますが、彼なくしてはサンローランの成功もなかったであろうと。

ピエール・ニネ、眼鏡の奥からの目線の絡み具合が凄いですww

なかなか面白かったです。