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夏休みも終わり、ゆったり観ることができました。
会場の入口は「かぐや姫の物語」の感じで和風でした。
中はもちろん撮影不可です。
先に進むと高畑勲の逆年表が。
亡くなった日から始まり遺作となった「かぐや姫の物語」が最初に出てくる形です。
どんどん懐かしいアニメが並びます。
展示は4章に分かれていて
第1章 出発点 アニメーション映画への情熱
「ぼくらのかぐや姫」
「安寿と厨子王丸」
「わんぱく王子の大蛇退治」
「狼少年ケン」
「太陽の王子 ホルスの大冒険」が並びます。
自分の記憶にあるのは「狼少年ケン」からかな。
学校給食が始まっていない小学校低学年の頃の弁当箱がホルスだった。
サリーちゃんのが欲しかったのに、
母親はマンガなら何でもいいと思って買ってきたのを
いつまでも文句言ってたのを覚えてるww
第1章と2章の間に高畑が翻訳したジャック・プレヴェールの
「鳥への挨拶」に使われた奈良美智のドローイングが展示されていて
これはうれしかった。
第2章 日常生活のよろこび アニメーションの新たな表現領域を開拓
「パンダ コパンダ」
「アルプスの少女ハイジ」
「赤毛のアン」
「母をたずねて三千里」
この辺りから誰もが知ってる作品群が続きます。
ハイジの巨大なジオラマは撮影OKでした。
第3章 日本文化への眼差し 過去と現在の対話
「セロ弾きのゴーシュ」
「じゃりン子チエ」
「柳川堀割物語」
「火垂るの墓」
「おもいでぽろぽろ」
「平成狸合戦ぽんぽこ」
第4章 スケッチの躍動 新たなアニメーションへの挑戦
「ホーホケキョとなりの山田くん」
「かぐや姫の物語」
山田くんの映画はホント好きでした。
あの水彩画タッチは驚きでした。
もちろんそれぞれの作品の画を描いているのは原画、作画の方々。
高畑本人は脚本、演出、監督として細かい指示を出しまくってる。
企画書、絵コンテ、メモ、走書き、実に緻密に念入りに。
狭いであろう業界の中で、誰とどこでどんな作品を世に出すのか。
いろんな軋轢があっただろうことは推して知るべし。
彼の残した足跡は大きい。
会場を出たところに
ハイジの山小屋が再現されてました。
等身大っぽい大きさでした。