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活気溢れる江戸の街。
両国橋の夏の昼日向をまっすぐ歩いてくる意志の強そうな女、お栄(声:杏)は23歳の浮世絵師。
移りゆく四季と共に、父であり師匠の葛飾北斎(声:松重豊)や
仲間たちと浮世絵を描いて暮らす日々。
そして、今日もまた浮世の街を歩いてゆく……。
(Movie Walkerより)
原作者の杉浦日向子さんって亡くなってたんですね。知りませんでした。
NHKの「コメディーお江戸でござる」はなんとなく見てましたよ。
最後に出演した時「番組降りたら豪華客船で世界一周旅行だ」と言っていたのも覚えています。
でもあれは闘病生活に入る直前だったんですね。
原作は未読です。
映画はまあ普通に面白かったです。
杉浦日向子さんの作品なので、時代考証に抜かりはないだろうし、
妖怪やら心霊現象みたいなところは面白かった。
それを感じ取れる葛飾親娘と俗っぽい池田善次郎という対比も楽しかったですよ。
欲を言えば浮世絵っぽい作画がもっとふんだんにあると良かったのになぁ。
お栄とお猶の姉妹が船に乗って
空想の波を受けて喜んでる場面くらいしかなかったから残念。
杏ちゃんの声はピッタリだけど一本調子w
それより歌川国直の高良健吾が上手かったかも~。
彼の顔が浮かびませんでしたもん。
お猶の清水詩音ちゃんも可愛かったです。