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好きなことだらけさ…

『海獣の子供』

2019年06月18日 | 映画 アニメ

中学生の琉花(声:芦田愛菜)は、自分の気持ちを言葉で表すのが苦手だった。
夏休み初日、部活でチームメイトと問題を起こしてしまい、
母親(声:蒼井優)と距離を置く彼女は、夏の間の居場所を失う。
そこで父(声:稲垣吾郎)が働く水族館に向かい
両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいたところ、
魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年・海(声:石橋陽彩)とその兄の空(声:浦上晟周)と出会う。
二人はジュゴンに育てられ、海は明るく純真無垢、
空は何もかも見透かしているような怖さを秘めていた。
彼らに導かれるように琉花は見たことのない不思議な世界に触れていく。
一方、三人の出会いをきっかけに地球上では様々な現象が発生。
夜空から流星が海へ堕ち、海のすべての生き物が日本に集い始める。
そして巨大なザトウクジラが“ソング”とともに海の生き物たちに
祭りの“本番”が近いことを伝えていく。
海と空が超常現象と関係していることを知って二人を利用しようとする者が現れ、
海洋学者のジム(声:田中泯)やアングラード(声:森崎ウィン)は
そんな二人を守ろうとし、それぞれの思惑が交錯する。
(MovieWalkerより)


原作者の五十嵐大介作品はいくつか知ってるけど、
海獣はちゃんと読んだことはない。
これがアニメ映画になると知った時は、無理じゃね?と思ってましたw
でもSTUDIO4℃だからなぁ、期待しちゃうなぁと。
予告を観て、期待度上がってました。

素晴らしい作画でした。
ヌケ感と緻密さが適所に配置され、手描きの味のあるゆらぎと
CGで見せる部分が分断される事なく融合してました。
よくここまで五十嵐の画をアニメにしたなぁ。
4℃お得意の前方や後方に引き込むような映像も活きてました。
水があんまり得意でない自分は、
そんなに潜ってたら息できない!なんて思いながら観てましたw

ストーリーは原作と全く同じってわけではなさそう。
全5巻モノを2時間弱に入れるためには映画用なってるはず。
解釈は人それぞれっぽい観念的な世界感がテーマかな。
自分は中学生の頃にぼんやり思ってたことに似てるかなと。
ミクロもマクロも結局一緒で、全部繋がってるっていうか、
ひょっとしたら、自分たちが生きているこの宇宙も、
何かのイキモノの細胞のひとつなんじゃなかろうか。
細胞側からしたら全体像なんてわかるはずもない。
ってな事を思ってたのを思い出したww
この観念世界、CGの無い一昔前に作ってたら、かな~り辛くなりそう。

それと海辺での食事のシーンがちょっと気持ち悪かったw
生き物はみな、別の生き物を糧として命をつないでいる。
というのもひとつのテーマかな?
生食ガッツいてるわけじゃなく、ちゃんと調理して食べてるんだけど
妙にリアルで…w

声優陣はみなさん、上手くて違和感なしでした。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは(^^) (jun-sweets)
2019-06-18 10:17:43
私も泳ぎは得意ではないので、アニメでも上手に泳げていいなぁと思ってしまうかも(^_^;)
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jun-sweetsさん (kurukuru)
2019-06-30 17:18:35
上手に泳ぐというより、海と空は海の生物ww
返信する

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