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好きなことだらけさ…

東京バレエ団初演「ロミオとジュリエット」全3幕 2回目

2014年02月10日 | バレエ

2014年2月8日(土) 14:15開演 東京文化会館

吹雪の中行ってきましたw 帰りは地下鉄で無事に家まで辿り着きました。
開演は雪の影響で15分遅れでした。

キャストは主役の二人以外はすべて前日と同様です。
東京バレエ団のベジャール作品をほとんど観に行かないため、
若手がガンガン踊っているのをあまり観た事がないのです。
今回の柄本弾がどれくらいなのか見当がつかないままでの観賞でした。
そして驚いた。
柄本弾ロミオにピッタリじゃないですか!!
しっかり演技も出来てるし、十分イケる!
ジュリエットの沖香菜子は華奢でとてもかわいいジュリエットでした。
3幕の寝室でのパ・ド・ドゥはやはりハンブルグの二人には敵いませんが、
1幕での舞踏会後の二人のパ・ド・ドゥは初々しさ全開でステキでした。
柄本弾は演技面での動きも堂に入ってますね。
それ日本人がやったら恥ずいだろうと思うところが無かったです。


主役以外のキャストとのバランスもよく、前日よりも全てのタイミングが合ってました。
(これはたぶん合わせての練習量の違いかと)
相変わらずキャピュレット公はガンガンいってましたが、
マキューシオはちょっと落ち着いて余裕見せてましたw
(今回は最初から花輪に見えたので大丈夫でしたw)

この公演には東京バレエ学校の生徒も何人か出ています。
まだまだ可愛らしい子達ですが、なかなか目を引く役立ったりして、
バレエ団の幅を感じさせてとても良かったです。

演劇性の強いノイマイヤー版はメインで踊っているキャストの周りで
舞台に出ている全員が何かしら演技しています。
2回続けて観ると前回は気付かなかったところが目に入ってきたりと、とても面白いです。
今後この演目を厚みのあるいいものにしていって欲しいです。
欲を言えばマキューシオも若手の誰かで観たかったかも。
若手ガンガレ!!
 

〈キャスト〉

モンタギュー家
モンタギュー夫人:山岸ゆかり
モンタギュー公:森田雅順
その息子、ロミオ:柄本弾
ベンヴォーリオ、ロミオのいとこ:杉山優一
バルサザール、ロミオの小姓:田中夏輝

[モンタギュー家の使用人]
アブラハム:氷室友
アンジェロ:安田峻介
マルコ:岩村暁斗 

[モンタギュー家のメイド]
シルヴィア:金子仁美
フランチスカ:中川美雪
マルガレータ:片岡千尋
ポーリーナ:上田実歩
リヴィア:浦由美子
マリア:市村紗也華
モンタギュー家の護衛:竹本悠一郎山田眞央

エスカラス、ヴェローナ大公:飯田宗孝
マキューシオ、ロミオの友人:木村和夫
パリス伯爵:梅澤紘貴
僧ローレンス:岸本秀雄

イモーガン、娼婦:矢島まい
ヴィオレンタ、娼婦:高木綾

旅芸人の一座
イザベラ:河合眞里
ヴァレンティン:永田雄大
セバスティアン、その息子、曲芸師:神崎開
ルチアーナ:川島麻実子
ラヴィニア:吉川留衣
アントーニオ:岡崎隼也

キャピュレット家
キャピュレット夫人:奈良春夏
キャピュレット公:高岸直樹
その娘、ジュリエット:沖香菜子

[ジュリエットのいとこ]
ロザリンデ:渡辺理恵
ヘレナ:村上美香
エミーリア:二瓶加奈子

ジュリエットの乳母:坂井直子
その召使い、ピーター:佐藤文哉
ティボルト、ジュリエットのいとこ:森川茉央

[キャピュレット家の使用人]
サンプソン:吉田蓮
グレゴリー:中村祐司
ポットパン:上瀧達也

[キャピュレット家のメイド]
ルチェッタ:加茂雅子
グラティアーナ:宮下加瑞
カミーラ:古閑彩都貴
ウルスラ:伝田陽美
ネル:加藤くるみ
スーザン:三雲友里加

キャピュレット家の護衛:和田康佑宮崎大樹原田祥博入戸野伊織
ロザリンデの召使い:升本有姫中島理子平松華子

キャピュレット家の舞踏会の客:
乾友子-岡崎隼也-三雲友里加-政本絵美-安田峻介-小川ふみ
矢島まい-永田雄大-河合眞里-伝田陽美-和田康佑-崔美実
上田実歩-宮崎大樹-加藤くるみ-浦由美子-吉田蓮-青山萌美
安西くるみ-入戸野伊織-福田真理子-大森晶絵-原田祥博-小島千代

ジュリエットのいとこの護衛:上瀧達也竹本悠一郎山田眞央

ほか、兵士、守衛、修道士、商人、花娘、元老議員、ヴェローナの市民など:
東京バレエ団、東京バレエ学校(Sクラス・少年科)の生徒※
指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
振付指導:ジョン・ノイマイヤーケヴィン・ヘイゲンエドゥアルド・ベルティーニ大石裕香



東京バレエ団初演「ロミオとジュリエット」全3幕 1回目

2014年02月10日 | バレエ

2014年2月7日(金) 18:30開演 東京文化会館

東京バレエ団は50周年記念のハイライトの一つとして
ジョン・ノイマイヤー振付による全3幕のバレエ「ロミオとジュリエット」を上演しました。
その2日目と3日目を観てきました。
金曜日は4公演のうち、唯一主役二人がゲストダンサーである日です。

ノイマイヤー版の「ロミオとジュリエット」は2009年にデンマーク・ロイヤル・バレエ団で観ました。
(感想はこちら
ノイマイヤー版は主役級以外のダンサーにも細かく役名が付いていて、実に演劇的です。
最小限の舞台美術で時間の流れや距離感を演出していきます。
東京バレエ団があれをやるならぜひ観たいと思い、
でも日本のバレエ団で大丈夫か!?とも思いw
取りあえず主役二人がハンブルグならいいだろうと。
ティアゴ・ボアディンとエレーヌ・ブシェは
2009年の「第12回世界バレエフェス」で「オテロ」と「ナイト・アンド・エコー」で観てます。
身体能力の高さはさすがの印象の二人。
今回の「ロミ&ジュリ」で情感たっぷりの演技力も魅せつけられました。
1幕から2~3幕へと愛を知ったロミオの成長っぷりも出ていました。

さて、周りを固める東京バレエ団の面々、意外にイケてました。
(自分、甘く見てましたww)
面白かったのがキャピュレット公の高岸直樹とマキューシオの木村和夫。
東京バレエ団を背負って立つこの二人がスゲー気合い入ってました!!
 キャピュレット家の舞踏会でこれでもかと言わんばかりの切れ味で踊るキャピュレット公。
広場でのすったもんだやロミオ、ベンヴォーリオと踊る三バカのダンスでガンガン踊るマキューシオ。
如何せん、舞踏会以外は上下黒の衣装でなんかヒラリオンにしか見えずマイッタw
おまけに、旅芸人一座の移動舞台から出てきた時、
頭にハチマキ巻いてるように見えて魚屋っ!!と思ったら花輪でした。(スイマセン^^;)

ベンヴォーリオは若手の杉山優一、
娼婦とふざけたりの演技面ではこなれて無さがありましたが、なかなか綺麗に踊ってました。
一緒に観に行った友人一押しの梅澤紘貴は今回パリス伯爵。
残念ながらこの役はあんまり踊らないんですよね~。
ジュリエットの寝室で嫌がるジュリエットと踊るシーンはいっぱい、いっぱいのリフト。
やはり相手があっての踊りは筋肉つけないと無理~。細すぎかもw
日本人では雰囲気出ないかと思っていたティボルト、森川茉央かなり似合ってました。
 マキューシオを誤って殺してしまった後の苦悩演技もキッチリこなしていて、良かったです。
 そのティボルトが殺されたのを知ったキャピュレット夫人の奈良春夏、
デンマーク・ロイヤルに負けない女っぷりでした。

この日は次の東京バレエ団だけでやる公演にかなり期待が持てるなという思いで帰りました。 


〈キャスト〉

モンタギュー家
モンタギュー夫人:山岸ゆかり
モンタギュー公:森田雅順
その息子、ロミオ:ティアゴ・ボアディン
ベンヴォーリオ、ロミオのいとこ:杉山優一
バルサザール、ロミオの小姓:田中夏輝

[モンタギュー家の使用人]
アブラハム:氷室友
アンジェロ:安田峻介
マルコ:岩村暁斗 

[モンタギュー家のメイド]
シルヴィア:金子仁美
フランチスカ:中川美雪
マルガレータ:片岡千尋
ポーリーナ:上田実歩
リヴィア:浦由美子
マリア:市村紗也華
モンタギュー家の護衛:竹本悠一郎山田眞央

エスカラス、ヴェローナ大公:飯田宗孝
マキューシオ、ロミオの友人:木村和夫
パリス伯爵:梅澤紘貴
僧ローレンス:岸本秀雄

イモーガン、娼婦:矢島まい
ヴィオレンタ、娼婦:高木綾

旅芸人の一座
イザベラ:河合眞里
ヴァレンティン:永田雄大
セバスティアン、その息子、曲芸師:神崎開
ルチアーナ:川島麻実子
ラヴィニア:吉川留衣
アントーニオ:岡崎隼也


キャピュレット家
キャピュレット夫人:奈良春夏
キャピュレット公:高岸直樹
その娘、ジュリエット:エレーヌ・ブシェ

[ジュリエットのいとこ]
ロザリンデ:渡辺理恵
ヘレナ:村上美香
エミーリア:二瓶加奈子

ジュリエットの乳母:坂井直子
その召使い、ピーター:佐藤文哉
ティボルト、ジュリエットのいとこ:森川茉央

[キャピュレット家の使用人]
サンプソン:吉田蓮
グレゴリー:中村祐司
ポットパン:上瀧達也

[キャピュレット家のメイド]
ルチェッタ:加茂雅子
グラティアーナ:宮下加瑞
カミーラ:古閑彩都貴
ウルスラ:伝田陽美
ネル:加藤くるみ
スーザン:三雲友里加

キャピュレット家の護衛:和田康佑宮崎大樹原田祥博入戸野伊織
ロザリンデの召使い:升本有姫中島理子平松華子

キャピュレット家の舞踏会の客:
乾友子-岡崎隼也-三雲友里加-政本絵美-安田峻介-小川ふみ
矢島まい-永田雄大-河合眞里-伝田陽美-和田康佑-崔美実
上田実歩-宮崎大樹-加藤くるみ-浦由美子-吉田蓮-青山萌美
安西くるみ-入戸野伊織-福田真理子-大森晶絵-原田祥博-小島千代

ジュリエットのいとこの護衛:上瀧達也竹本悠一郎山田眞央

ほか、兵士、守衛、修道士、商人、花娘、元老議員、ヴェローナの市民など:
東京バレエ団、東京バレエ学校(Sクラス・少年科)の生徒※
指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
振付指導:ジョン・ノイマイヤーケヴィン・ヘイゲンエドゥアルド・ベルティーニ大石裕香



『ミスティック・アイズ』

2014年02月05日 | 映画 洋画

デイヴィッド(ベネディクト・カンバーバッチ)とドーン(クレア・フォイ)夫婦は、
静かな環境で楽しい家庭を作ろうと、デイヴィッドが幼少時代を過ごした田舎へ越してきた。
そこへ、デイヴィッドの弟ニック(ショーン・エヴァンス)が転がり込む。
帰還兵のニックは心を病んでおり、常軌を逸した言動を繰り返していた。
当初は迷惑に思っていたものの、次第に彼の純粋な面を知っていくドーン。
そんな二人に冷たい目を向けるデイヴィッド。
やがて3人の間に不穏な空気が流れはじめる……。
(Movie Walkerより)


超人じゃないバッチくんでしたが…
イマイチ分からないというか、特に複雑なわけではないんですが、
そんなんでいいの?って感じですw

ネタバレ入ってます。








幸せそうな夫婦が赤ちゃんをあやしているシーンから。
場面が変わり、子供が欲しい夫婦が検査のために病院へ行ってるシーン。
ここで二人の子供が生まれる前に時間が戻っている事がわかります。

田舎に越してきたばかりの新婚夫婦のもとに連絡も無く夫の弟ニックが転がり込んできます。
ところがこの弟、帰還兵で心を病んでいて、
温かく迎えた妻ドーンも、毎夜毎夜徘徊したりおかしな言動を繰り返すニックに
自分達の平穏な生活が壊れていく予感を感じ始めます。
デヴィッドに聞くと子供の頃、父親に虐待されていたとか、
母親を階段から突き落として病院送りにしたという話。
ここでニックは戦場で心を病んだのではなく、子供の頃からおかしかったのかなと。

兄弟の地元である町をニックに案内してもらうと、
あそこの家の娘は首を吊ったとか、あそこの家はどうこうと
聞いても楽しくない話ばかり。
幼馴染と会っても子供の頃はいじめられてたとか、いい話は出てきません。
ではニックは親から虐待され、友達からはいじめられてたということ?

デヴィッドは弟を突き放す事も出来ず、3人の生活は続きます。
徐々にニックの純心さを知るようになるドーンですが、
惹かれていくって程ではないような。
弟のおかしな行動の度にしっかり受け止めている風の兄デヴィッドですが、
ニックとドーンが一緒にいると遠くから見つめ続けるデヴィッド。
どうも兄弟の間にも何かしらのわだかまりがあるような…。
パーティでニックとドーンが洋服を取り替えてバカ騒ぎする場面はあるけれど、
デヴィッドが嫉妬するほどの事でも無いような…。

教会のコーラスに参加しているドーン。
ここには兄弟の幼馴染のゲイリーも参加していてドーンにちょっかいを出しますが、
この時点ではキッパリ断るドーン。
しかし、子供が出来ない原因がデヴィッドにあると分かってしまい、
夫婦ケンカしてしまった時、子供が欲しいドーンはゲイリーを受け入れてしまいます。

ある日のバーベキューパーティで子供が出来ないのはドーンのせいだと
ゲイリーに話したのはデヴィッドだと小耳に挟んでしまうドーン。
ニックとゲイリーがケンカになり、デヴィッドがニックに出ていくように言います。
ここでニックは母親を突き落としたのはデヴィッドだといい、
激昂すると何をするかわからないと言います。
あれ?どっちが母親に怪我をさせたの?
本当の事を言ってるのはどっち?
優しそうに見えたデヴィッドは子供が作れない事を隠してドーンと結婚してたし。
原因は自分ではなくドーンだと言っていたし。

いなくなったニックを今や廃屋になった兄弟の実家のガレージで発見するドーン。
自分のもとに引き留めようとするニックと口論になる中、
体に異常を感じて病院に運ばれるドーン。
そこで妊娠を告げられ、ドーンを失いたくないデヴィッドは子供を産んでくれと懇願します。

生まれた赤ちゃんと三人でお散歩中、たまたまゲイリー夫妻と出会い、
赤ちゃんを抱っこするゲイリー。
そして最初の夫婦が赤ちゃんをあやすシーンに繋がり終了です。

自分をよく見せるための小さな嘘の塗り重ね?
それにしても、どうよ。
子供が欲しいからって、簡単によその子種をもらうか?
奥さんを失いたくないからって、当然のように受け入れ子供をかわいがれるか?
弟はどうなっちゃったの?どこ行っちゃったの?
この夫婦、絶対うまくいかなくなるよなぁw

サスペンスって程でもなく、心理戦というわけでもなく、
誰の話が本当なのか判然としなくて、なんか中途半端。
観ている間中、ニックってどっかで見た、誰だっけ?とずーっと考えてました。
サイトを見たら「新米刑事モース」のモースやった俳優さんじゃないですか!!
シャーロックとモースの兄弟だったんだw



紐のれんというかなんというか…が完成w

2014年02月03日 | ハンドメイド


玄関脇にある明かり取り用の窓に下げるものを編んでました。
擦りガラスなので外から見える事はないんですが、
冬は寒々しいから何か下げようかと。


雪の結晶モチーフと玉を編んで、鎖編みした紐にくっつけただけです。
紐の一番下はしずく型に編みました。


玉だけでも可愛かったかも。