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好きなことだらけさ…

マシュー・ボーンの『白鳥の湖』 2014 2回目

2014年09月15日 | バレエ

2014年9月14日(日) 開演12:30 東急シアターオーブ

2回目は初見のジョナサン・オリヴィエ&サイモン・ウィリアムズ。
このジョナサンスワンは全体の流れがとてもスムーズでした。
腕の動きなんかも、鳥っぽくうねりそれなり、
3幕の舞踏会シーン、各国の王女たちとのやり取りもきれいに流れますが、
ごめんなさい、今ひとつ好きになれないw
スワンにしろ、ストレンジャーにしろ静かな印象で、表情があまりない。
気のいい近所の兄さんみたい~。
それと音の取り方がオッサンくさいww(あくまで、個人的印象です)
そしてサイモン・ウィリアムズの王子ですが…
自分的にはダメでした。この王子ガタイ良過ぎ~w
皇室で孤立してもアンタ壊れないでしょ、としか思えないww

主役にがっかり感が拭えない分、頑張ってる群舞に目が行きます!!
前夜に観た時もなかなか~と思いましたが、ゴメスに気を取られてましたからね。
メンバーはゴメスの時とは違うと思いますが、俺ら白鳥だぜ的にみんな気合い入ってます。

劇中で上演されるバレエ「蛾」、すごく面白かったです。
木こりは前夜と同じ人だったと思います。
彼が今まで観た中では一番いいんじゃないかな。
見てくれはマリオのルイージにしか見えませんが、きっちり踊ってますし、
蛾の乙女も美人なのに面白い~。
スワンクバーのシーンもノリノリ。
4幕では白鳥メイクも邪悪っぽくなってるようで、
目の隈取が2幕とは若干違って見えました。

【主要配役】
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:ジョナサン・オリヴィエ
 王子:サイモン・ウィリアムズ
女王:アンジャリ・メーラ
ガールフレンド:キャリー・ジョンソン
執事:エド・ミトン







今日15日は「ゴメス出演」と新聞の広告も出てましたね。
当日券はまた長蛇の列だったのかな?



マシュー・ボーンの『白鳥の湖』 2014

2014年09月15日 | バレエ

2014年9月13日(土) 開演17:30 東急シアターオーブ

今回も行って来ましたマシューの白鳥。
(ポスターやチラシ、プログラムの表紙はすべてリチャードですね。)

久々の白鳥です。
前回2010年の時はリチャードでしか観ることができず、
それも、あんまり好みじゃなかった事もあって、
白鳥熱がそれ程でもなくなってましたが、ゴメス投入で観る気満々。
ゴメス狙いで14日の昼、夜公演チケ取ってあったんですけど、
土曜日のキャスト発表にゴメスの名が!!
これは日曜は絶対出ないだろうと当日券並びましたw
2時間以上並んだ甲斐があり、12列目のセンター寄りという良席で観ることができました。

ゴメスのスワン、今まで観た中では一番クーパーに近いんではないだろうか!!
と思うくらい良かったです。そりゃ、細かい印象は違います。
ゴメスの方がガタイはいいし、黒髪だし。
でもオーラのある現役のバレエダンサーの力を観たような、指先まできれいでした。
クリストファー・マーニーの王子は2005年公演の時に観てますから、間違いないだろうと。
(ジェイソンとかホセがザ・スワンやったときのね。
でも、あの時は首藤王子に気を取られていましたw)
今回のマーニーはいいですね~。
壊れていく王子をしっかり演じてました。

そして今回は群舞スワンのデキが凄くいい!!
粒ぞろいの上、みんな手を抜かず、めっぱい頑張って踊ってる感があって
物凄いく見応えあります。
威嚇度も上がってるようにみえて、シャーシャー言ってますw

ちょっと残念だったのは
幼年王子がなくなってるので、1幕の公務をこなす場面が2度繰り返されてるようにみえて、
話の流れがつまらなく感じたところ。
それと2010年の時もそうだったんですが、執事の立ち位置の含みがなくなってるんですよねぇ。

音楽は新しく録り直してるかな?
スピードと音の聞こえ方が違う部分がある気がします。
間の取り方も違いますね。

なんにしろ、ゴメスこの日が3回目。
7回出るそうだから、また観たいなぁ。


【主要配役】

ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:マルセロ・ゴメス
 王子:クリストファー・マーニー
女王:アンジャリ・メーラ
ガールフレンド:キャリー・ジョンソン
執事:エド・ミトン








14日の感想はまたのちほど。




大きい方の文字柄クッション完成♪

2014年09月12日 | ハンドメイド


猛暑は終わったみたいだけど、東京の9月はまだ夏でしょw
夏用のクッションカバー作成はこれで終わり。
この調子だと、続けて秋冬用を作り始めた方がいいかもwwww


刺繍部分はこんな感じ。
相変わらず写真に撮ると、花の部分が真っ黒でわからない。

コントラスト変えるとこの程度見えました。どうかな?
 まあ、ダンナが使い始めると、どんな花もペシャンコさww



『イヴ・サンローラン』

2014年09月11日 | 映画 洋画

1957年、急逝したクリスチャン・ディオールの後継者として指名されたのは、
まだ21歳ながら革新的なデザインを施すイヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)だった。
世界中から注目される中、彼が手がけるコレクションは大成功を収め、鮮烈なデビューを果たす。
彼の才能に惚れこんだピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、
彼の独立や自身のブランド『イヴ・サンローラン』立ち上げを支援し、公私に渡って彼のパートナーとなる。
モンドリアンルックやスモーキングなどのスタイルは世界を魅了し、
『イヴ・サンローラン』はファッションの歴史を変えていく。
しかしその栄光の陰で、表現者ゆえの孤独や苦悩に苛まれ、イヴは酒や薬物に溺れていった……。
(Movie Walkerより)

角川シネマ有楽町メッチャ混んでました。
目指した時間
は前方しか空いてなかったので、次の回に席を取りました。
その回も満席。お客さんは男性の姿は確認できないくらいほぼ女性、凄いw
 はっきり言ってガチホモ映画wwなんだけど、これが美しい~。
きれいな俳優が演じるとこれ程きれいなのか!!と思わせるんだから、これも凄い。

ブランドに疎い自分でもYSLのロゴは知っている。
劇中に出てくる“モンドリアン・ルック”も名前は知らなくてもサンローランだと分かる。
それくらい有名な彼を演じたピエール・ニネは絶品だなぁ。
肩を落としたちょっと猫背気味な立ち姿もきっと本人そのままなんだろうなぁ。
どんな構図も一々絵になる男なんて、そうそういないよなぁ。

モード業界の裏側や本物を使ったファッションショーも見応えありますが、
この映画、天才が抱える重圧や孤独に焦点を当てて、
天才が故に落ちて行く姿を最愛のパートナーからの目線で描いていきます。
そのギョーム・ガリエンヌ演じるピエール・ベルジェ、
美しさではサンローランに負けますが、彼なくしてはサンローランの成功もなかったであろうと。

ピエール・ニネ、眼鏡の奥からの目線の絡み具合が凄いですww

なかなか面白かったです。




『攻殻機動隊 ARISE border:4 Ghost Stands Alone』

2014年09月09日 | 映画 アニメ

戦後復興の兆しある2028年冬。
国外カルテルの利権を巡るデモ活動が激化するニューポートシティで、
警備の機動隊による無差別発砲事件が発生。
その全ては謎のウィルス“ファイア・スターター”による電脳感染が引き金だった。
草薙素子(声:坂本真綾)率いる独立攻性部隊は、
己の正義を自らのゴーストに委ねて事態の制圧を図る。
そんな中、事件の裏に、501機関の長クルツ(声:浅野まゆみ)がスカウトした新たなエージェント
“ブリキの少女”エマ(声:茅野愛衣)と、陸軍情報部にスカウトされた“カカシの男
”ブリンダジュニア(声:小野賢章)の存在が浮上。
事件を追う草薙はその二つのゴーストが求めるものに迫っていく……。
(Movie Walkerより)


ARISE border:4も劇場で観れました。
シネマサンシャイン池袋、ガラガラでしたww
あそこの映画館、今どきのシネコンみたいにオシャレ感ゼロで、
地下のシネマ1に降りていく階段で古い映画館のにおいがするんだよね~ww

カワイイ彼女はブリキの少女…今回はOZか。
自我はどこに…。
 ARISE最終話は中身詰め込んでるよー。
政治的ななんやかんやは1回聞いただけじゃよく分からないけど、
素子がザックリ説明してくれるので何とか観れるw
IT用語は分からないなりに気分は盛り上がるww
そして随所に散りばめられたGHOST IN THE SHELL」へのオマージュ。
力任せにハッチを開けようと頑張る素子はやり過ぎかとw

とにかく結成間もないチーム素子を楽しんできました。

2015年新劇場版やるんですね~。
新たな攻殻機動隊に挑戦で更なる進化を見せるという事らしいから
ARISEとはまた違うのかな?




青森県立美術館で『美少女の美術史』観て来ました。

2014年09月08日 | 絵画・展示

実家からムシムシする東京へ帰ってきました。
帰る前日に県立美術館に行って来ました。
奈良美智のでっかい犬が常設展示してる美術館です。
そこで『美少女の美術史』というのをやってました。

今回のは2010年に催された「ロボットと美術―機械×身体のビジュアルイメージ」展の続編だそうです。
どの辺が続編?って感じでしたが、あの時もフィギュアがたくさん展示してあったなぁ。

看板になってるのはMr.の「Goin To A Go-go!!」

美術館の入り口を入ってすぐに撮影OKのこれ

obさんの「こんどうまれてくるときは」

天井は民話の「馬娘婚姻譚」が元だそうです。

正面は左から動物、赤ちゃん、健康、自然、カルチャーだそうです。

左面は朝焼けの時間軸

右面は夕焼けの時間軸
床面を撮るのを忘れちゃったんですが、
床は馬と女性の命が途切れる瞬間だそうです。
屈葬を意識して胎児のポーズだそうです。

展示会場入って正面にドーンと

タカノ綾さんの「精霊船にのって」

後ろから撮るとオシリ大きい~ww

上の階からガラス越しで

例によって撮影できるのはここまで。
展示内容は江戸時代から現代までの少女モチーフの絵画、彫刻、マンガ、
アニメ、フィギュア、あれやこれや。

図録によると「少女」という存在が誕生したのは明治時代。
1872年の学制の公布によって学校制度ができ、1899年に高等女学校令が定められたことで、
幼児ではなく大人でもない「少女」という時期が女性の一生の中に誕生したとあります。
そこで面白かったのが明治時代のすごろく。
 
「少女出世雙六」なんて生まれたところから始まり嫁入りで上がりですよw
嫁入りが最大の出世ってwwwwwww

定番の竹久夢二やら中原淳一はもちろん、
それ以前の山本昇雲や江戸時代の美人画、
五代歌川国政の「婦人束髪鬢附」も髪型いっぱい並んでて面白かったです。

陸奥A子や田淵由美子のりぼんの付録は「これ持ってた!!」
ってのが並んでて妙にうれしくなったし、
吾妻ひでおの「ななこSOS」は懐かし~ww
志村貴子の「青い花」原画は感動。
他にも完成度高いフィギュアや桜文鳥の作品、青島千穂、
イヂチアキコ、山本タカトのはポスターとクリアファイル買っちゃいました。
まあ、なかなか盛沢山でした。

会場でアニメ作品も上映してました。
太宰治の「女生徒」

いい感じだったので、このDVDも買っちゃいました。
 
 

青森県立美術館での会期は終わっちゃったんですが、この後
静岡県立美術館 2014年9月20日(土)~11月16日(日)
島根県立石見美術館 2014年12月13日(土)~2015年2月16日(月)
で、やりますね。



野菜買いに行ったら…

2014年09月05日 | 瑣末な日々

国道280号線にカカシが並んでました。
この時期、毎年やってるみたいで、 今年は4回目だそうで 「かかしロード280」って名前があるみたい。
今年のシンボルは棟方志功カカシ

これカカシ?と思ったら、プロのねぶた師の人が作ってるとか。
その棟方志功カカシの周りにはえらい素朴なヤツラが


胴体に小学生の一句が貼ってありました。
笑ったのは棟方志功カカシが立ってる脇に小屋があってその裏に

なんだか死体遺棄みたい~wwwww
道路沿いに立ってるのはTHEカカシ。 でも今年はこれなのかな。



一体これは何だ‼︎と思ったのが

青森県の津軽海峡交流圏の形成に向けたλ(ラムダ)プロジェクトのシンボルキャラだそうで、
ある意味ご当地キャラかぁww
自分が見たのは3日でまだそんなに沢山は並んでなかったけど、
今月末までやってるみたいで、これからもっと増えるんだろうなぁ。



『LUCY』

2014年09月01日 | 映画 洋画

ごく普通の生活を送っていたルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、
ある日マフィアの闇取引に巻き込まれ、下腹部に新種のドラッグの入った袋を埋めこまれる。
だが体内でドラッグが漏れ出すアクシデントによって、彼女の脳は突如覚醒し始める。
「頭脳拡張20%」――驚異的なスピードで言語をマスター、
「頭脳拡張40%」――目に見えない電波をコントロール……。
脳科学者ノーマン博士(モーガン・フリーマン)が見守る中、
ルーシーは次々と人智を超えた能力を発揮するが、

同時に人間性が失われていき、自身でさえもコントロール不能な状態となって暴走を始めるのだった。
やがて、彼女の脳は100%覚醒へと近づいていく……。
(Movie Walkerより)

一緒に観に行った友人は
「リュック・ベッソンはカーチェイスだけやってりゃいいのよ。なんだあの意味のない後半は!!」
的な事を言ってたけど、自分は面白かったですw
 モーガン・フリーマンがもっともらしい講義をしてる時点で、
ディスカバリーチャンネル「モーガン・フリーマンが語る宇宙」!!
「脳が100%覚醒する」なんて、如何にもな話が展開していくwwww
そしてディスカバリーチャンネルでシミュレーションしてるような後半の映像。
(白い空間から宇宙ね)こういうの大好きですww

すっかりディスカバリーチャンネル見てる気分で、
その割にはこういった内容にありがちな、眠たくなるような話の持っていき方じゃないし、
最初からスピード感バリバリで、痛そうだし、
けっこう体に力入ったまま観てました。
ちょっとはストーリーあるし、確実にシミュレーションはディスカバリーより
お金掛かってそうに立派だし、
人とは、世界とは、宇宙とはみたいな話が好きなら楽しめるんじゃないかなぁww

最後は攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLの素子を思い出しました。
素子はネットの海の中へ、LUCYは時間の壁も超えた世界の中へ。