大正時代に栄華を極めた、古河財閥の第三代目当主 古河虎之助男爵の邸宅に参りました。
斜面を活かした洋風庭園と、小高い丘の上に建つ洋館は、春と秋に薔薇が見頃を迎えますと、
毎年テレビのニュースにもなりますので、ご覧になった方もおいででしょう。
先日訪れた平塚神社から程近いため、実はこの時も立ち寄ったのですが、導かれるように再訪。
雨上がりで雫を湛えた薔薇と、秋の陽を浴びた薔薇、二つの表情の薔薇に会うことが叶いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a0/23ab092f3aac36beed7d71aa960e6929.jpg)
「蝉坂(せみざか)」の中でも、特にこの辺りの石垣に歴史を感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/33/e3e27bf48b23cfa7e6d39eb3c21eff19.jpg)
平塚神社前の
を渡り、本郷通りに沿って左に歩くと大きな門が出迎えてくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ac/66bd4bfa0d9132c85c7c059ddadaf491.jpg)
英国人建築家 ジョサイア・コンドル氏の設計により、1919年(大正8年)竣工
に映るのは、このアングルが多いようです ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0058.gif)
石造りの洋館は左右対称ではないため、角度によって様々な表情を見せてくれます。
また、この日のように雨に濡れますと、とても落ち着いた色調を醸し出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/53/a33a509861971113dfdd95ff16209002.jpg)
二度目に訪れたときは、七五三の記念撮影用にと
スポットが設えてありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/13/083fda64145e5bfe56793ae905dab8e0.jpg)
「初恋」
うつむき加減の清楚な佇まいは、特に人気があるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/eb/6a4def9e02b20b77eeb8029b3112aba5.jpg)
「琴音」
アプリコット色に染まる可憐な姿に、目も足も、そして時間までも止まりそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d1/adf4d70ab0a55cf2607828ab39b649ff.jpg)
「ブルーライト」
横浜にある Bar と同じ名前で、こちらも大人の雰囲気![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0052.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/fc/d403db6333f218d94eaa61fe39b3aaef.jpg)
「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」
在りし日の姿を重ね合わせてみましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/18/0406821ce58057f5358619eb550a385d.jpg)
「スブニール・ドゥ・アンネフランク」
雨粒さえも物悲しい、アンネを偲ぶメモリアル ローズ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/43/fa898400af1ed05ef780183f2b27548f.jpg)
「ライラック・ビューティー」
故郷の札幌を思い出させてくれる、リラの風情
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/c0/2b22cfeb28f52117f88a0bdc5780a3f5.jpg)
同じく 「ライラック・ビューティー」
私を導いたのは、彼女だったのかも。。
薔薇と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、美しく咲き誇る姿や豪華な花束ですが、
そのような晴れの舞台ばかりではありません。
風雨にさらされても雨宿りもできず、踏まれそうになっても逃げることもできない薔薇たち。
でも、大変だったのよと愚痴をこぼすことも、誰かを恨んだり憎んだりすることもなく受け入れる。
人々の視線が自分ではない他の薔薇に注がれても、妬んだり羨んだりせず、堂々と咲き続ける。
そして、求められる時には、美しさのすべてを惜しみなく与えて人々を幸福にし、
やがて引き際を悟ると未練もなく去りつつ、再び訪れる季節に思いを引き継ぐ。
薔薇って、植物って、すごいなぁ。。。
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斜面を活かした洋風庭園と、小高い丘の上に建つ洋館は、春と秋に薔薇が見頃を迎えますと、
毎年テレビのニュースにもなりますので、ご覧になった方もおいででしょう。
先日訪れた平塚神社から程近いため、実はこの時も立ち寄ったのですが、導かれるように再訪。
雨上がりで雫を湛えた薔薇と、秋の陽を浴びた薔薇、二つの表情の薔薇に会うことが叶いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/a0/23ab092f3aac36beed7d71aa960e6929.jpg)
「蝉坂(せみざか)」の中でも、特にこの辺りの石垣に歴史を感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/33/e3e27bf48b23cfa7e6d39eb3c21eff19.jpg)
平塚神社前の
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0048.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/ac/66bd4bfa0d9132c85c7c059ddadaf491.jpg)
英国人建築家 ジョサイア・コンドル氏の設計により、1919年(大正8年)竣工
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0077.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0058.gif)
石造りの洋館は左右対称ではないため、角度によって様々な表情を見せてくれます。
また、この日のように雨に濡れますと、とても落ち着いた色調を醸し出します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/53/a33a509861971113dfdd95ff16209002.jpg)
二度目に訪れたときは、七五三の記念撮影用にと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0068.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/13/083fda64145e5bfe56793ae905dab8e0.jpg)
「初恋」
うつむき加減の清楚な佇まいは、特に人気があるそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/eb/6a4def9e02b20b77eeb8029b3112aba5.jpg)
「琴音」
アプリコット色に染まる可憐な姿に、目も足も、そして時間までも止まりそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/d1/adf4d70ab0a55cf2607828ab39b649ff.jpg)
「ブルーライト」
横浜にある Bar と同じ名前で、こちらも大人の雰囲気
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0052.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/fc/d403db6333f218d94eaa61fe39b3aaef.jpg)
「ダイアナ・プリンセス・オブ・ウェールズ」
在りし日の姿を重ね合わせてみましょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/18/0406821ce58057f5358619eb550a385d.jpg)
「スブニール・ドゥ・アンネフランク」
雨粒さえも物悲しい、アンネを偲ぶメモリアル ローズ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/43/fa898400af1ed05ef780183f2b27548f.jpg)
「ライラック・ビューティー」
故郷の札幌を思い出させてくれる、リラの風情
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/c0/2b22cfeb28f52117f88a0bdc5780a3f5.jpg)
同じく 「ライラック・ビューティー」
私を導いたのは、彼女だったのかも。。
薔薇と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、美しく咲き誇る姿や豪華な花束ですが、
そのような晴れの舞台ばかりではありません。
風雨にさらされても雨宿りもできず、踏まれそうになっても逃げることもできない薔薇たち。
でも、大変だったのよと愚痴をこぼすことも、誰かを恨んだり憎んだりすることもなく受け入れる。
人々の視線が自分ではない他の薔薇に注がれても、妬んだり羨んだりせず、堂々と咲き続ける。
そして、求められる時には、美しさのすべてを惜しみなく与えて人々を幸福にし、
やがて引き際を悟ると未練もなく去りつつ、再び訪れる季節に思いを引き継ぐ。
薔薇って、植物って、すごいなぁ。。。
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