秘書にゃんこ*代々木 能舞台

2015-11-15 | おでかけ
 降り続いた雨がようやく上がり、やわらかな秋の日差しの中、40年来の友人に誘われて、

日本舞踊 『山村流 愛ふみ派 東京支部』 の、お勉強会を拝見して参りました。

お家元をはじめ 十数人のお弟子さんが舞を披露してくださったのは、代々木 能舞台。


     
     能楽師の方の表札と並ぶ門構えや白壁のお家は、一見ふつうのお宅のようにも見えますが・・・


     
     2009年(平成21年) 国の有形文化財(建造物)に登録されました。


     
     能や狂言、日本舞踊など日本の伝統芸能の公演が行なわれる、本格的能舞台


     
     舞を終えた後は、余韻を残しながら、舞台の袖にある屏風の奥へ。。



 日本舞踊など語ることの出来ない素人ではありますが、驚きと共に感動したことがあります。

まずは、舞う前に客席に向かってお辞儀をした後の、正座からの立ち上がり方。

もちろん手を床に着くこともなく、ぐらつきもしない姿は、まさに煙が立ち上るが如し。

たおやか、しとやかでありながら、相当な筋力が要求される所作と拝察いたしました。

次は、指先。

手や指は自然と丸くなるものですのに、ピンと伸ばした指の先まで思いが途切れることはなく、

恥じらいも切なさも、そして情念さえも、その指先で表現しているかのように見受けました。

そして、視線。

実際に視界に入っているのは、客席や庭先など数メートルの距離でしょうに、

お家元はもちろん、上の方々になるほど遠くを見晴るかすのが、私のような素人にも分かりました。


 「川竹」 を舞った山村昇甘さんは、ピンクの電話の清水よし子さん

で拝見する若やいだお声やお姿とはまた別の、新しい魅力を発見しました。

そして、凛とした佇まいで 「黒髪」 を舞う山村昇湖さんは、ご存じ服部真湖さん  
     
真湖さんは司会も務められ、その温かなお人柄のおかげで の私も緊張することなく、
     
日本舞踊の美しさや楽しさを堪能することができました。


        
     中庭から望む、舞台と廊下。



 折しも 11月15日は 「きものの日」 だそうで、経済産業省では和服姿で働く職員の姿も。

日常着とするには、機能や価格、コーディネートやお手入れなど難しい面もあるでしょうが、

私たちの顔立ちや体型に似合う着物の素晴らしさを、あらためて知った秋の一日でした


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