秘書にゃんこ*横浜山手西洋館 花と器のハーモニー2022

2022-06-22 | 建築が好き
 横浜という街は、もともとの美しさに加えて、それを活かそうと官民一体となるところが魅力的です。

たとえば赤レンガ倉庫は、私が横浜に住んでいた昭和50~60年代には文字通り「倉庫」でした。

その後、テレビや映画のロケ地となったものの、いつしか放置されて荒廃の一途を辿ります。

しかし、取り壊すことなく見事に復活を遂げて、周辺の施設ともども活気溢れる観光名所に変貌。

赤レンガ倉庫から山下公園へと続く道は、休日には海風を浴びて散策する人々の憩いの場となり、

手入れの行き届いた花々を、思い思いにカメラに収める姿が多く見受けられます。



マスコットキャラクター・ガーデンベア


 そんな海沿いのエリアから小高い丘へと登れば、そこはかつて外国人居留地だった所。

異国情緒漂う山手西洋館に惹かれて、元町での買い物がてら、昔からよく訪ね歩いていました。

もちろん建物だけでも充分に見応えあるのですが、その素晴らしさを一層引き立てる花と器。

3年ぶりに開催された『花と器のハーモニー』会期終了の直前に、駆け足で廻ってまいりました。


山手234番館[横浜市認定歴史的建造物]
1927年頃、外国人向けの共同住宅として建築。



こんな所でお食事がしてみたい


エリスマン邸[横浜市認定歴史的建造物]
アントニン・レーモンドの設計により、1926年に生糸貿易商エリスマン氏の私邸として建築。
以前は1階のガラス張りの所がカフェでした



楽譜の専用棚
譜面台に置いてある楽譜は「トッカータとフーガニ短調(J.S.Bach)」


ベーリック・ホール[横浜市認定歴史的建造物]
1930年にJ.H.モーガンの設計により、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として建築。



室内ながら、イタリアやフランスの庭園で見られるような壁泉が特徴です。


外交官の家[重要文化財]
1910年にJ.M.ガーディナーの設計により、明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として建築。



横浜の海を思わせる花


ブラフ18番館[横浜市認定歴史的建造物]
大正末期に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅。
その後、カトリック山手教会の司祭館として使用。



目に緑が優しいお部屋でいただくアフタヌーンティーはどんなに美味しいかしら


 5つの建物をご紹介しましたが、山手西洋館は現在7つあります。

また、7つには入っていないものの、カフェを営業している洋館「えの木てい」も人気がありますし、

港の見える丘公園には「神奈川近代文学館」や「大佛次郎記念館」もあり、見どころ満載です。

駆け足なんてもったいない。

次回はバラの美しい季節にゆっくり訪れたいものです。


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