秘書にゃんこ*桂離宮 再び

2022-07-07 | 建築が好き
 今宵は七夕

皆さまの町では星空がご覧になれますでしょうか

関東地方は昨日、雨が降ったりやんだりの一日でした

このような七夕の前日の雨を「洗車雨」と呼び、彦星が織姫との逢瀬に使う牛車を洗うのだそうです。


先日、帝国ホテルにて。


 さて、3年前の秋に訪れた際、雷雨に見舞われたのが心残りで、京都 桂離宮に再訪しました。



今回も雨の予報は出ていたものの降ることなく、予約せずとも当日枠ですんなり入ることができ、
恵まれた一日のスタートとなりました。



洲浜(すはま)から望む松琴亭(しょうきんてい)は桂離宮で最も格の高い、茅葺き入母屋造りの茶室です。
敷き詰めた石の突端の灯籠は岬の灯台に、その向こうの橋は天橋立に見立てています。



笑意軒(しょういけん)は田舎屋風の茶室。
内部は襖で区切られるも天井はつながっており、室内を広く見せる工夫がなされています。



園林堂(おんりんどう)は、現在は安置されているものの無い持仏堂。
離宮内の他の建物と趣は異なるものの風格が感じられます。



月波楼(げっぱろう)は池辺の高みに建つ茶亭。(池の向こう岸は松琴亭)
とても開放的な造りで、月を見上げ池を眺めるうちに歌の一首も詠めそうです。


 持参した日傘を時折り開く程度の日差しで、ゆっくりと廻ることができました。

桂離宮は17世紀初頭の創建以来、火災に遭うこともなく、当時の姿を今に伝えています。

古の人々の美意識と、次代に繋げるべく心を尽くす方々のおかげで、今回も堪能しました。

願わくば、紅葉に彩られる秋や見渡す限りの銀世界も眺めたいと、再々訪を夢見ています。


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コメント (4)