秘書にゃんこ*祇園の夜に舞妓さん

2022-07-17 | おでかけ
 私が滋賀の三井寺を訪ねている頃、京都南座では五花街合同公演「都の賑い」が催されていました。

五花街とは、上七軒(かみひちけん)、先斗町(ぽんとちょう)、宮川町、祇園甲部、祇園東の総称。

舞台のフィナーレでは、五花街の舞妓さん総勢20名で舞いを披露されたそうです。

 舞妓さんとは、それぞれの置屋で芸事の修行に励む二十歳前の女性。

肩上げした振袖、お引きずりするお着物を手で持つため目に留まる赤い襦袢、だらりの帯。

伝手があり、熱気冷めやらぬ祇園に繰り出し、「都の賑い」にご出演の舞妓さんの踊りを鑑賞しました。


昼とはまた異なる雰囲気の南座。
八坂神社から鴨川を渡り河原町に至るまで、大変なにぎわいでした。


 
花街「祇園東」の満彩光(まさてる)さん(円山公園そばの長楽館にて)
撮影会のような時間が設けられていたのですが、スマホでは写しきれない愛らしさゆえ画像はよそから拝借。
お会いしたときと同じ紫陽花柄のお着物です


 実は、この日はジュリー歴半世紀を超える私にとって記念すべき、ジュリー74歳のお誕生日

ザ・タイガースのデビューで上京するまで過ごした京都の町で、心ひそかに祝いました

すると、なんと満彩光さんの店出し(見世出し=舞妓デビュー)の画像にジュリーの名前が


勝手に「赤い糸」を感じてしまいました

 
 満彩光さんのご贔屓さん方に混じって末席を汚して感じたことは、

例えて言うなら、韓国のファンが完成したアイドルを求めるのに対して、日本ではアイドルを見守り育てる。

赤い衿を白に替える「衿替」を経て芸妓となる頃、今の愛らしさを思い出して感慨に耽る方もおいでかと。

 ご一緒に仕出し弁当をいただきましたが、その所作の美しいこと。

お箸づかいもお見事なら、お食事の前後に手を合わせる仕草の愛らしさには涙が出そうでした。

舞台を終えてお疲れでしょうに、白粉を流して帯を解くなど考えてもいないような凛とした佇まい。

おっとりした見た目や柔らかな京ことばの向こうに、目指すもののある強さを垣間見る思いがしました。


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