言わずと知れた不朽の名作は、昭和35年5月から1年間、読売新聞の夕刊に掲載されました。
その後、映画化1回、テレビに至っては7回もドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/cb/f5435ed505d99d3d91b6485b0fb4171f.jpg)
原作と映画やテレビとでは、ストーリーや登場人物が異なる場合が多々ありますので、
清張作品に触れるとき、私はまず原作を読みます。
読み終えたら『地図で読む松本清張』でおさらい。
国鉄や都電(かつて都内を網羅していた路面電車)の路線図を見ながら犯人や刑事の足跡を辿り、
時代背景や、現代とは異なる価値観などの説明を読みます。
そして最後に、もし図書館に所蔵があれば
を借りてきて映画鑑賞。
『砂の器』の場合、上下巻で1000ページほどの原作を2時間にまとめたので、内容がだいぶ変わっています。
原作のラストシーンが羽田空港の国際線ロビーだったため、当時の映像が観られるかと期待していたのですが、
残念ながら、映画では全く別の場所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/06/16e17d6287a74095e9cf721ba60cced8.jpg)
1974年(昭和49年)公開の作品![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0167.gif)
国電蒲田駅操車場内で発生した事件が、やがて連続殺人事件へとつながります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/83/dd3a29021d642d9a24207a04fc4196da.jpg)
警視庁警部補役 丹波哲郎さんと、西蒲田署の巡査役 森田健作さん。
両刑事が捜査で訪ねた東北地方の駅前食堂。
森田さんがやがて政治家になるなど想像もしなかった頃、
『おれは男だ!』の面影が残る若手刑事を演じていらっしゃいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/01/54282cccc9fb97584a58d484edbf17c7.jpg)
1931年(昭和6年)から1977年(昭和52年)まで使用された、建て替え前の警視庁 旧本部庁舎。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/44/075c3b85e70e32bb93c50a6a01f44074.jpg)
1980年(昭和55年)、同じ場所に現本部庁舎が竣工。
建物だけでなく、交通量がずいぶん違いますね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/52/2671216043b7ba6f09688d18d0e5ce97.jpg)
映画で一瞬映った場面。
話の流れからすると、おそらく大阪駅ではないかと思いますが、どなたかご存知でしょうか?
夜行列車に一昼夜揺られ、靴をすり減らして目撃者を探し、アリバイ崩しに奔走する刑事。
手軽にコピーも録音も出来なかった時代、書類も証言も現場の状況も、漏らすまいと手帳に書き写す刑事。
不便であればあるほど、知恵が働き、工夫をし、観察力や文章力が鍛えられるのだと、
こちらまでヘトヘトになりながら、読み終えると「次」が読みたくなってしまうのです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0070.gif)
お読みくださいましてありがとうございます。
映画の一場面から 昭和の蒲田駅ビル 西館
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その後、映画化1回、テレビに至っては7回もドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/cb/f5435ed505d99d3d91b6485b0fb4171f.jpg)
原作と映画やテレビとでは、ストーリーや登場人物が異なる場合が多々ありますので、
清張作品に触れるとき、私はまず原作を読みます。
読み終えたら『地図で読む松本清張』でおさらい。
国鉄や都電(かつて都内を網羅していた路面電車)の路線図を見ながら犯人や刑事の足跡を辿り、
時代背景や、現代とは異なる価値観などの説明を読みます。
そして最後に、もし図書館に所蔵があれば
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0079.gif)
『砂の器』の場合、上下巻で1000ページほどの原作を2時間にまとめたので、内容がだいぶ変わっています。
原作のラストシーンが羽田空港の国際線ロビーだったため、当時の映像が観られるかと期待していたのですが、
残念ながら、映画では全く別の場所でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/06/16e17d6287a74095e9cf721ba60cced8.jpg)
1974年(昭和49年)公開の作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0167.gif)
国電蒲田駅操車場内で発生した事件が、やがて連続殺人事件へとつながります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/83/dd3a29021d642d9a24207a04fc4196da.jpg)
警視庁警部補役 丹波哲郎さんと、西蒲田署の巡査役 森田健作さん。
両刑事が捜査で訪ねた東北地方の駅前食堂。
森田さんがやがて政治家になるなど想像もしなかった頃、
『おれは男だ!』の面影が残る若手刑事を演じていらっしゃいました。
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1931年(昭和6年)から1977年(昭和52年)まで使用された、建て替え前の警視庁 旧本部庁舎。
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1980年(昭和55年)、同じ場所に現本部庁舎が竣工。
建物だけでなく、交通量がずいぶん違いますね。
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映画で一瞬映った場面。
話の流れからすると、おそらく大阪駅ではないかと思いますが、どなたかご存知でしょうか?
夜行列車に一昼夜揺られ、靴をすり減らして目撃者を探し、アリバイ崩しに奔走する刑事。
手軽にコピーも録音も出来なかった時代、書類も証言も現場の状況も、漏らすまいと手帳に書き写す刑事。
不便であればあるほど、知恵が働き、工夫をし、観察力や文章力が鍛えられるのだと、
こちらまでヘトヘトになりながら、読み終えると「次」が読みたくなってしまうのです
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お読みくださいましてありがとうございます。
映画の一場面から 昭和の蒲田駅ビル 西館
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