言わずと知れた不朽の名作は、昭和35年5月から1年間、読売新聞の夕刊に掲載されました。
その後、映画化1回、テレビに至っては7回もドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。
原作と映画やテレビとでは、ストーリーや登場人物が異なる場合が多々ありますので、
清張作品に触れるとき、私はまず原作を読みます。
読み終えたら『地図で読む松本清張』でおさらい。
国鉄や都電(かつて都内を網羅していた路面電車)の路線図を見ながら犯人や刑事の足跡を辿り、
時代背景や、現代とは異なる価値観などの説明を読みます。
そして最後に、もし図書館に所蔵があれば を借りてきて映画鑑賞。
『砂の器』の場合、上下巻で1000ページほどの原作を2時間にまとめたので、内容がだいぶ変わっています。
原作のラストシーンが羽田空港の国際線ロビーだったため、当時の映像が観られるかと期待していたのですが、
残念ながら、映画では全く別の場所でした。
1974年(昭和49年)公開の作品
国電蒲田駅操車場内で発生した事件が、やがて連続殺人事件へとつながります。
警視庁警部補役 丹波哲郎さんと、西蒲田署の巡査役 森田健作さん。
両刑事が捜査で訪ねた東北地方の駅前食堂。
森田さんがやがて政治家になるなど想像もしなかった頃、
『おれは男だ!』の面影が残る若手刑事を演じていらっしゃいました。
1931年(昭和6年)から1977年(昭和52年)まで使用された、建て替え前の警視庁 旧本部庁舎。
1980年(昭和55年)、同じ場所に現本部庁舎が竣工。
建物だけでなく、交通量がずいぶん違いますね。
映画で一瞬映った場面。
話の流れからすると、おそらく大阪駅ではないかと思いますが、どなたかご存知でしょうか?
夜行列車に一昼夜揺られ、靴をすり減らして目撃者を探し、アリバイ崩しに奔走する刑事。
手軽にコピーも録音も出来なかった時代、書類も証言も現場の状況も、漏らすまいと手帳に書き写す刑事。
不便であればあるほど、知恵が働き、工夫をし、観察力や文章力が鍛えられるのだと、
こちらまでヘトヘトになりながら、読み終えると「次」が読みたくなってしまうのです
お読みくださいましてありがとうございます。
映画の一場面から 昭和の蒲田駅ビル 西館
お手数をお掛けしますが、応援クリックをよろしくお願いいたします。
その後、映画化1回、テレビに至っては7回もドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。
原作と映画やテレビとでは、ストーリーや登場人物が異なる場合が多々ありますので、
清張作品に触れるとき、私はまず原作を読みます。
読み終えたら『地図で読む松本清張』でおさらい。
国鉄や都電(かつて都内を網羅していた路面電車)の路線図を見ながら犯人や刑事の足跡を辿り、
時代背景や、現代とは異なる価値観などの説明を読みます。
そして最後に、もし図書館に所蔵があれば を借りてきて映画鑑賞。
『砂の器』の場合、上下巻で1000ページほどの原作を2時間にまとめたので、内容がだいぶ変わっています。
原作のラストシーンが羽田空港の国際線ロビーだったため、当時の映像が観られるかと期待していたのですが、
残念ながら、映画では全く別の場所でした。
1974年(昭和49年)公開の作品
国電蒲田駅操車場内で発生した事件が、やがて連続殺人事件へとつながります。
警視庁警部補役 丹波哲郎さんと、西蒲田署の巡査役 森田健作さん。
両刑事が捜査で訪ねた東北地方の駅前食堂。
森田さんがやがて政治家になるなど想像もしなかった頃、
『おれは男だ!』の面影が残る若手刑事を演じていらっしゃいました。
1931年(昭和6年)から1977年(昭和52年)まで使用された、建て替え前の警視庁 旧本部庁舎。
1980年(昭和55年)、同じ場所に現本部庁舎が竣工。
建物だけでなく、交通量がずいぶん違いますね。
映画で一瞬映った場面。
話の流れからすると、おそらく大阪駅ではないかと思いますが、どなたかご存知でしょうか?
夜行列車に一昼夜揺られ、靴をすり減らして目撃者を探し、アリバイ崩しに奔走する刑事。
手軽にコピーも録音も出来なかった時代、書類も証言も現場の状況も、漏らすまいと手帳に書き写す刑事。
不便であればあるほど、知恵が働き、工夫をし、観察力や文章力が鍛えられるのだと、
こちらまでヘトヘトになりながら、読み終えると「次」が読みたくなってしまうのです
お読みくださいましてありがとうございます。
映画の一場面から 昭和の蒲田駅ビル 西館
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