2月21日の「第一印象*笑顔」では、「第一印象を決定づけるのは目から入る情報が多い」と
申し上げましたが、第一印象を決める要素で次に多いのは、耳から入る情報と言われています。
さて、受験者は面接室に入ると同時に「失礼いたします」と言って、面接官に会釈をします。
つまり面接官にとっては、身だしなみや表情などの目から入る情報と、
声の大きさや高さなどの耳から入る情報を、同時に受けることになるのです。
身だしなみを整えて笑顔で入室しても、消え入るような声で「失礼いたします」と述べたのでは、
上級秘書として頼りないだけでなく、それ以前に面接官の耳に届かないかも知れません。
それでは今日は、声の大きさについてお話しいたしましょう。
基本的に、「声は大きめに」を心がけてください。
幅6mの道路の向こう側にいる人に話し掛けるイメージで、声を出してみましょう。
ちなみに日本秘書クラブによる「面接対策講座」では、まず全員で声を出すことから始まります。
受講者はお互いに初対面ですから、最初は照れといいますか、遠慮がちな雰囲気なのですが、
徐々に熱気を帯び、照れている場合ではない、遠慮している状況ではないという意識が高まり、
グループごとに分かれて練習する頃には、他のグループの声にかき消されないようにと、
「いらっしゃいませ」「失礼いたします」という明るく大きな声が、室内に響き渡っていました。
決して広いとは言えない部屋で、大勢の受講者が大きな声を出しても騒々しくないのは、
にこやかな表情で、美しい日本語を発しているからだと思いました。
2月22日の「第一印象*表情」では、「口の形」についてお話しいたしましたが、
口の形が「へ」や「-」になっていると、大きな声は出せません。
「へ」⇒「-」⇒「―」にして、さらに頬骨や口角を上げて、にこやかな表情を作りましょう。
そして、面接官に声が届くことをイメージしながら、「失礼いたします」と言ってみましょう。
次回は「声の高さ」についてお話しいたします。
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>元気な人は声が大きく
逆に、鏡を見て笑顔を作り、意識して声を大きくすることで、元気になれることもありますよね。
>CA時代「緊急訓練」の際に大きな声を出す訓練ありましたね。
そうでしたね。
りっちゃんと私の地声が大きめな理由が分かりました
での声の大きさについてお答えいたします。
基本的に、病院内での会話は個人情報に該当すると認識しております。
受付や会計の手続きが機械化されて、以前のように会話が少なくなったのも、
便利なシステム、静かなロビーという以外に、お名前を呼ぶ機会を減らす意味合いもあると思われます。
お体の症状をお尋ねする際は、周囲の方のお耳に入らないよう、その方だけに聞こえる大きさで話します。
たとえば紹介状の宛て先の受診科が封筒に明記されていても、
「○○科ですね?」とは言わず、掌で指して「こちらの科は初めてでしょうか?」と尋ねております。
逆に、ご高齢の方との会話では、お互いに声が大きくなることもあります。
それ以外、たとえば場所の案内やシステムの説明などは、正確に理解していただくために、
デパートなどと同様、周囲の声や音にかき消されない程度の声でお伝えするようにしています。
りっちゃんがおっしゃる通り、病院という所は、お体の具合が優れない方が多く訪れます。
来たくて来ている方は一人もいらっしゃらないという事を忘れることなく、
声の大きさにも言葉遣いにも配慮しなくてはいけませんね。
元気な人は声が大きく、元気がない人は声が小さいです(当たり前ですね)
一度大きな声を出すとその後コントロールできますが、声を出せない人は、かなりハードルが高いようです。
最近は、メールで交流したり直接話すことが少なくなりました。また、大きな声を出す場所も少ないです。
そう言えば、CA時代「緊急訓練」の際に大きな声を出す訓練ありましたね。
CAは緊急時には、肉声で指示しなくてはいけないので、声を出せるのは必須の条件ですものね。
ところで、病院の施設では体調が優れない人が多い人が訪れますが、声の大きさについては、どのような点に気を配っているのでしょうか?