秘書にゃんこ*向田邦子さんのイベントへ

2021-02-22 | おでかけ
 雪の予報が外れて雨になった週末、青山に行ってきました。

昔から向田邦子さんの小説やエッセーが好きで、ほぼ全作品を読了

亡き後に刊行された関係者による著書や雑誌も片っ端から入手したものです。


 昭和56年夏、不慮の事故により急逝。

ちょっと無理をして購入したというマンションから徒歩300歩の会場で、

没後40年特別イベントが開催されました。

このご時世ゆえ、トークショーや演劇、コンサートは軒並み中止となりましたが、

大々的に宣伝したわけでもないでしょうに、当時のファンと思しき年齢の方々が集結。

因みに中止となった演劇は「寺内貫太郎33回忌」(配信公演を今月27日から上映予定)

小林亜星さんはご存命なんですけどね

「ジュリ~~」と身悶えしたきんおばあちゃん(樹木希林さん=当時は悠木千帆さん)、

嫁の里子さん(加藤治子さん)、孫の周平君(西城秀樹さん)までが現実には鬼籍に入りましたが、

お芝居の中ではどのような設定なのか、見たいような、記憶のまま残しておきたいような。。


 享年51歳。

母より年上だった方が、いつのまにか私より年若になっておいででした。


     
     場内はほぼ
     自筆の原稿や愛用の万年筆、お気に入りの洋服が数多く展示されていました。


     
     唯一の
     簾の中には当時のおしゃれな白い電話。
     最先端だった留守番電話には、黒柳徹子さんからの連続9回の録音や、
     旅立ちの前にご本人が吹き込んだメッセージが残されていたそうです。


     
     ファンにとっては聖地とも言える南青山のマンションは、
     築50年を経て、今なお厳かな佇まい。


     
     マンションや会場から程近い「ニコライバーグマン」のカフェ。


     
     いつ訪れても、季節の花々とスタッフの笑顔が出迎えてくれます


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2 コメント

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そんなイベントが (hirorin)
2021-02-23 11:37:00
やってたんですね。
知らなかったです。
私も向田邦子さんのファンでした。
Julietさんと同じくほぼ全作品読んでると思います。
飛行機事故の時、大ショックでした。
当時は51歳て随分年上に思いましたが、その年齢を軽く軽く超えてしまいました。

没後、妹さんが日記や恋人との書簡を元にした暴露本的なものを出されたのには、げんなりでした。
一応読みましたが、「なんでそっとしといて上げないんやろ?姉妹で仲良さそうに見えても何かあったのかな?」と勘ぐってしまいました。
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hirorin さんへ (Juliet)
2021-02-23 12:22:08
hirorin さん、こんにちは

>そんなイベントがやってたんですね。

私も会期終了間際に知りました。

40年でこんなに盛況なら、50年ならさぞかし・・・と思いましたが、
企画する側とファンの年齢層を思いますと、10年は長いかなと。。

ご存知のように向田家は各地を転々とされ「故郷」と呼べる町が無い中、
鹿児島には望郷の念を抱いていたようです。
お母様が「邦子は鹿児島に嫁入りさせましょう」と近代文学館に寄贈された遺品や、
母校である実践女子大学に所蔵されている愛用の品々が青山で再会しました。

>当時は51歳て随分年上に思いましたが、その年齢を軽く軽く超えてしまいました。

ご存命だったら92歳。
今の世の中をどのように見つめ、どのように著わしたでしょうね。
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