秘書にゃんこ*帝国ホテル ライト館開業100周年

2023-09-02 | 建築が好き
 1923年(大正12年)9月1日。

アメリカ人建築家 フランク・ロイド・ライトの設計による帝国ホテル 2代目本館(通称 ライト館)が完成し、

これから始まる開業セレモニーの準備に追われるまさにそのとき、関東大震災が発生。

設計の段階で、玄関前の広場は駐車場にと言う人々に対し、ライトの助手 遠藤新は池にしたいと切望し、実現。

奇しくもその池から水を汲み、従業員と客が連携してバケツリレーを行い、消火作業に尽力。

大きな被害がなかったため、ホテルは罹災した企業や外国公館に開放。


その日から100年。

「東洋の宝石」と称された在りし日のライト館を、VR 技術で再現して建物の内外を回遊できると聞き、

昨日、猛暑を覚悟で出かけました



中二階からの眺め



ロビー装花



ライト館に多く使われていた大谷石(おおやいし)と表面を釘で引っ掻いた煉瓦


VR 体験はホテル到着後に予約するのですが、私の順番になった時刻が、まさに地震発生の12時前。

コントローラーを操作しながら約10分間、スタッフの方が最新技術の映像でライト館を案内してくださり、

まるで大正時代にタイムスリップして自分の足で館内を歩いているかのように錯覚しながら、私は夢心地

丁寧なご説明に「100年後もご盛況でありますように」と、お礼を述べてランチへ



至る所に「ライト風」が漂うインペリアルクラブラウンジ
他にお客様がいらっしゃらなくて、「どちらのお席でもどうぞ」



それでは遠慮なく、、と、奥の席へ。
フランク・ロイド・ライトの照明は数十万円? と、 庶民モード全開



昨年宿泊したとき、鹿鳴館の跡地に建つビルを部屋から見下ろしたのですが、
それも今では取り壊されていました。



スモークサーモンとポテトサラダのサンドイッチ フルーツ添え
ティーカップもライトのデザイン


 現在の本館は2030年度まで営業したのち建て替え期間に入り、2036年 新たに開業。

果たしてどこまで見届けられるか分かりませんが、銀座~日比谷~丸の内界隈を訪ねる楽しみとしましょうか。


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