銀座コア と『銀座百点』

2024-01-12 | 建築が好き
 投稿するにあたり、カテゴリーを「建築」と「本」のどちらにしようか迷った末に、

やはり「最後」である方を選び、「建築が好き」にしました。


 冬晴れの昼下がり、2月末で閉店する「GINZA CORE( 銀座コア)」に参りました。

1971年(昭和46年)の開店から実に50余年。

長きに亘り、銀座の移り変わりを見つめてきたことでしょう。

再開発が決定し、2027年に新しい姿でお目見えするそうですが、現在の建物とはお別れです。


 かつて行列を作っていた「しゃぶせん」には何度訪れたことでしょう。

ANA のスーパーシートでの提供を機に、江戸和菓子の「菊廼舎(きくのや)」を知ったのもコアでした。

手芸用品の「ユザワヤ」で会員証を作り、日本料理の「大志満」で舌鼓を打ち、洋服や靴を見て回り、

ワコールの高級ランジェリーを手に、友人とドキドキしたのもこのお店でした。




大きな日産ビルの隣




昨年12月までにほとんどのテナントが閉店し、レストラン3店を残すのみ




昨年2月、銀座和光の階段踊り場から撮影
向かい側には解体前の三愛ビル




先日、同じ場所から撮影
三愛ビルは既に無く、GINZA CORE もやがて取り壊し。




2月に閉店する「つばめグリル」には列が出来ていました。




「つばめグリル」では、ハンバーグを「ハンブルグ」と呼びます。
こちらは「和風ハンブルグ」



 銀座の名店には『銀座百点』という、昭和30年に創刊されたタウン誌が置いてあります。

著名な作家が寄せるエッセイが掲載され、池波正太郎の『銀座日記』や向田邦子の『父の詫び状』も、

月に一回発行される、この小冊子から生まれました。

文庫本より少し大きいくらいで、婦人のハンドバッグ、紳士の上着ポケットに収まるサイズです。

「つばめグリル」のレジに置いてありましたので、一冊いただきました。



(左)エッセイを収録した『おしゃべりな銀座 銀座百点 編』
(右)『銀座百点』の最新号



時が流れ街が様変わりしても、コアの跡地に建つのは、再び銀座の「核」となる建物であるよう願っています。


お読みくださいまして、ありがとうございます。
寒い日の読書のお供にピッタリ。
友人から届いた りんごのお菓子と白桃の煎茶 に、
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2 コメント

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銀座コア (hirorin)
2024-01-14 10:51:09
は、知らないのですが、「菊廼舎」の吹寄せは、大好きです。お使い物にいいですよね。きれいで食べるのもったいない~カンカンもきれいすぎる。

ユザワヤ、手芸は全くできませんがあそこへ行くとワクワクドキドキします。豪華なレースやブレード見たら、うっとりです。

つばめグリル、おいしいですよね~ハンバーグ。そして、トマトのサラダがやっぱり絶品。品川駅前のと横浜のに行ったことがあります。
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hirorin さんへ (Julet)
2024-01-14 11:55:54
hirorin さん、こんにちは

寒い寒い日曜日です。

>「菊廼舎」の吹寄せは、大好きです。お使い物にいいですよね。きれいで食べるのもったいない~カンカンもきれいすぎる。

上にのっている季節のお菓子が、彩りよくて愛らしいですよね

>ユザワヤ、手芸は全くできませんがあそこへ行くとワクワクドキドキします。

ビーズに凝った頃、会員になりましたが、今では をかけたり外したりが面倒で、材料だけ残っています

>豪華なレースやブレード見たら、うっとりです。

hirorin さんもお好きでいらっしゃるのですね。
私など、見ているだけで別世界への想像が膨らんで楽しくなります

>品川駅前のと横浜のに行ったことがあります。

私も初めて訪れたのは品川駅前のお店でした

>トマトのサラダがやっぱり絶品。

それは頼まなくては
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