中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

廃業による取引先や家族等への心配

2014年09月05日 04時52分16秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)280ページ「第3-3-29図 廃業の可能性を感じたきっかけ」をみましたが、今日は283ページ「第3-3-32図 廃業を決断するときに心配したこと」をみます。

廃業を決断した経営者が最も心配したことを見ると、「顧客や販売・受注先への影響」となっており、「家族への影響」や「経営者個人の失業」と続いていることが分かります。

しかし、その一方で、出資者、金融機関、債権者、連帯保証人等のステークホルダーへの影響を心配する者は少ないことも分かります。

次に、廃業時に直面した課題について見ると、「取引先との関係の清算」が課題だったとした者が多く、「事業資産の売却」、「従業員の雇用先の確保」と続いていることが分かります。

しかし、その一方で、「個人保証の問題」や「連帯保証の問題」と回答した者の割合は低いということも読み取れます。

これについて白書は、本アンケートの回答者の大半を占める個人事業者にとって、取引先や家族等の身近な者への影響が、廃業に際して大きな不安の源となっていることが分かるとしています。

このように大きな不安を抱えながら廃業に至る訳ですが、では、そもそも廃業を回避することはできなかったのでしょうか。これについて、明日、見ていきます!

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