中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

経営者が自身の廃業を振り返ったとき・・・

2014年09月06日 04時03分16秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)283ページ「第3-3-32図 廃業を決断するときに心配したこと」をみましたが、今日は285ページ「第3-3-34図 廃業を回避できる可能性のあった取組」をみます。

経営者が自身の廃業を振り返ったとき、廃業を回避できる可能性があった取組を聞いたものが下図です。

これを見ると、「どのような取組をしても、廃業は避けられなかった」と回答した者が約4割に達していることが分かります。

白書は、これについて、経営者が高齢化していることの影響もあると考えられるが、廃業を選択した企業の経営環境の厳しさもうかがえるとしています。

他方で、何らかの取組をすれば廃業を回避できたと考えている経営者も一定数存在しており、具体的には、「早期の事業承継への取組」、「新事業への取組」、「販路拡大への取組」を挙げる者が多いことも分かります。

これらを踏まえ、白書は、行政や中小企業支援者は、こうした廃業経験者からの「警鐘」にも耳を傾けつつ、早い時期からの事業承継や販路拡大等の経営支援に取り組むべきであろう、としています。

では、廃業に際してこうした不安や課題に向き合った経営者は、悩みを誰に相談していたのでしょうか。明日、見ていきます!
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