おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2015年版)の188ページ「従業員規模別高校卒業者の充足率の推移」をみましたが、今日は189ページ「従業員規模別大卒者の求人倍率の推移」をみます。
下図から過去5年間の企業規模別の大卒者の求人倍率の推移をみると、従業員が300人以上の企業においては求人倍率が1.0倍程度で推移し、求人数と求職者数が均衡している一方で、300人未満の企業においては、その数値が3.0~4.0倍で推移し、足下では4.5倍と上昇傾向にあることが分かります。
この結果について白書は、従業員規模の大きな企業に求人が集中する一方で、従業員規模が小さい企業において求人倍率が顕著に高く、高校生と同様に、中小企業・小規模事業者において大卒者の採用に関しても厳しい状況であることが分かる、としています。
小規模事業者が独自に採用活動を行うことは難しいので、地域の支援機関が連携して会社説明会等を行う活動が見受けられます。
採用活動だけでなく、教育訓練や福利厚生、さらには雇用維持も連携して行えるようになると、学生の大企業志向に対応できるかもしれませんね。
昨日は中小企業白書(2015年版)の188ページ「従業員規模別高校卒業者の充足率の推移」をみましたが、今日は189ページ「従業員規模別大卒者の求人倍率の推移」をみます。
下図から過去5年間の企業規模別の大卒者の求人倍率の推移をみると、従業員が300人以上の企業においては求人倍率が1.0倍程度で推移し、求人数と求職者数が均衡している一方で、300人未満の企業においては、その数値が3.0~4.0倍で推移し、足下では4.5倍と上昇傾向にあることが分かります。
この結果について白書は、従業員規模の大きな企業に求人が集中する一方で、従業員規模が小さい企業において求人倍率が顕著に高く、高校生と同様に、中小企業・小規模事業者において大卒者の採用に関しても厳しい状況であることが分かる、としています。
小規模事業者が独自に採用活動を行うことは難しいので、地域の支援機関が連携して会社説明会等を行う活動が見受けられます。
採用活動だけでなく、教育訓練や福利厚生、さらには雇用維持も連携して行えるようになると、学生の大企業志向に対応できるかもしれませんね。