うぇるなび

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コンプライアンス

2008-09-06 | 社会・経済
コンプライアンス=法令遵守。
最近、良く出て来る言葉なのでご存知の方がほとんどでしょう。

僕は以前不動産の仕事をしていて、宅地建物取引主任者なる資格も「一応」持ってます。
人の大切な資産をお預かりするために、色々な法律を守らなくてはなりません。
その法律も、毎年のように改正されますので、年に数回講習会を受けなくてはなりません。
僕も今でもきちんと受講し続けています。



さて、こんな業界の基準からYOGAの業界をみたとき、とても新鮮な驚きがありました。
それは、まるで『法律』と言うものが作用していない世界だったからです。

『契約』を守ること、『著作権』を保護すること、その他の法律を守ることなどなど、社会のコンプライアンスを勝手に解釈し、遵守しない風潮に驚く事の連続でした。
僕の常識が通用しない業界。。。

『会社』と言うものであれば、法令に詳しいスタッフがいて、それを全社的に守らせますが、この業界は個人で動いている人が多く、コンプライアンスすら知らない事が多いようです。

YOGAのあとの首筋マッサージ、その時に使うアロマオイルのブレンド、ブログやホームページでの語句の引用、インストラクターの引き抜き行為なども違法性の高いものなのですが。。。

日本ヨーガ療法学会さんでは、YOGAセラピー資格の標準化と医療分野での導入を目指して、色々な取り組みをされています。
YOGAと言う専門職のレベルを上げる事も大切ですが、社会人としてのレベルを上げる事も、この業界の将来を占う上で大切な事だと思います。

まずは、法令遵守。

スキルアップ・トレーニングの10月開催分では、そんな事も織り交ぜたいなと思ってます。


ojisan@MAYURA

真実の探求

2008-09-06 | インド
インド独立の父、マハトマ・ガンジー。
僕が尊敬している人物。
彼の信念が、インドをイギリスの植民地から解放したと言っても言い過ぎではないと思います。

非暴力・不服従運動で有名ですが、これをガンジーは『サッティヤーグラハ(真実の力)』と読んでいます。

『私は失望するといつも思う。歴史を見れば真実と愛は常に勝利を収めた。暴君や殺人狂の為政者もいた。一時は彼らは無敵にさえ見える。だが結局は滅びているのだ。』

『私は神を真実としてのみ礼拝する。私はまだ神を発見するにいたっていないし、また、今も捜し求めている。、、、およそ真実の探求者は、塵芥より控え目でなくてはならない。』

『真実』の探求。
それは簡単なようでとても難しいことだと思います。

『人間の幸福は物質ではない。たとえ豊かであっても。』

『幸福は労働と仕事に対する誇りから来る。インドは村が生命だ。村から貧しさを追放するのが先決だ。貧乏は最悪の暴力。建設的な計画がインドを救う唯一の非暴力的解決だ。暴力は西洋のもつ不幸だ。それを輸入するのは進歩ではない。』

物事の真実は、すべての『欲』から解放されなければ、見える事はありません。

『欲』と言うものは、すべてをフィルターにかけ、別のものにみてしまうものです。

一部の不必要な富を持つ人々の『欲』のために世界中の人が苦しんでいる今。

ガンジーの『真実』を追求する思想を見直すべき時なのかも知れません。

   ojisan@MAYURA

『ガンジー自伝』